最終更新日:2025/10/19

That will be enough for now.

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差し当たり、あれで十分でしょう。

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元となった文法の項目
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B1.2

形容詞・副詞+enough

「十分な/に」という意味の形容詞/副詞

差し当たり、あれで十分でしょう。

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説明

以下では、「形容詞・副詞+enough」の使い方をなるべく詳しく、わかりやすく解説します。


1. 「十分に」という副詞としての enough

1-1. 形容詞の後ろに置く

「~が十分に … である」と言いたいとき、enough は形容詞の後ろに置いて「(形容詞) + enough」という形をとります。ここでの enough は「十分に」という意味の副詞です。


  • 例文


    • Is it large enough?

      →「これは十分大きいですか?」

    • She’s old enough to drive.

      →「彼女は運転するのに十分な年齢だ。」



形容詞の直後に enough を置くことで、「その形容詞としては十分である」というニュアンスを示します。


1-2. 「副詞 + enough」の形

形容詞や名詞に限らず、ほかの副詞にも enough は同様に「(副詞) + enough」の形で使われ、「~が十分に…する」といった意味を表せます。


  • 例文


    • She didn’t run fast enough to catch the bus.

      →「バスに追いつくほど十分速く走れなかった。」



2. 「十分な」という形容詞としての enough

2-1. 名詞の前に置く場合

enough が「十分な~」という形容詞(限定詞)の役割をするときは、ふつう名詞の前に置いて「enough + 名詞」の形をとります。


  • 例文


    • We have enough time to finish our project.

      →「私たちにはプロジェクトを終えるのに十分な時間があります。」

    • I don’t have enough money to buy a new laptop.

      →「新しいノートパソコンを買うのに十分なお金がありません。」


2-2. 名詞の後ろに置く場合

一部の表現では、enough が名詞の後ろに置かれることもあります。口語や文語表現では「名詞 + enough」として使われる場合もあり、「(その名詞として)十分な」という意味を持ちます。ただし、名詞の前に置くほうが一般的で自然な印象です。


  • 例文


    • He didn’t have sense enough to keep quiet.

      →「彼には黙っているだけの分別(=十分な分別)がなかった。」

    • She gave him time enough to explain himself.

      →「彼が自分の言い分を説明できるだけの十分な時間を与えた。」



「名詞 + enough」は少し堅め・古風なニュアンスを伴うことがあるため、通常は「enough + 名詞」がより使われやすい形です。



3. まとめ


  1. 「(形容詞) + enough」


    • 「十分に~だ」という意味の副詞的な使い方。

    • 例: large enough, fast enough, old enough


  2. 「enough + 名詞」


    • 「十分な~」という形容詞(限定詞)としての使い方。

    • 例: enough money, enough time


  3. 「名詞 + enough」


    • 一部表現で用いられる形。「十分な~」と意味は同じだが、やや文語的・強調的なニュアンス。

    • 例: time enough, sense enough


「enough」は、置く位置によって「(形容詞) + enough(十分に~だ)」と「enough + 名詞(十分な~)」と使い分けます。副詞の働きが強い場合は形容詞の後ろ、名詞を修飾する場合は名詞の前に置くのが基本です。上記のポイントを押さえると、英作文やリスニングの際に「何が十分なのか」をより正確に理解・表現できます。

中級英文法問題(CEFR-J B1)

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