元となった文法の項目
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A1.1-A2.2
文型: 主語+動詞
第一文型
説明
第一文型: 主語 + 動詞
第一文型は、文の基本的な構造の一つで、「主語(Subject)+ 動詞(Verb)」で成り立つ文型です。ここで使われる動詞は、目的語を必要としない自動詞 (intransitive verb)に限られます。
特徴
目的語をとらない
主語が行う動作や状態を示すのに十分であり、追加で何かを「~する相手」や「~されるもの」を必要としません。動詞が自動詞
自動詞とは、その動詞だけで意味が完結する動詞のことです。目的語をとらなくても文として成立します。
例文
I swim.
- 「私が泳ぐ」
- 主語:I(私)、動詞:swim(泳ぐ)
- 自動詞の swim は「泳ぐ行為」を表しており、ほかに目的語を伴わなくても文が成り立ちます。
- 「私が泳ぐ」
He runs.
- 「彼は走る」
- 主語:He(彼)、動詞:runs(走る)
- 自動詞の run は「走る行為」を表し、目的語を必要としません。
- 「彼は走る」
Birds fly.
- 「鳥は飛ぶ」
- 主語:Birds(鳥)、動詞:fly(飛ぶ)
- 自動詞の fly は「飛ぶ行為」を表し、目的語をとりません。
- 「鳥は飛ぶ」
補足情報
副詞や修飾語で情報を追加する
第一文型の文は目的語をとらない分、必要に応じて副詞や「場所・時間」を示す表現を加えて詳しく描写できます。例えば、- “I swim in the pool every morning.”(私は毎朝プールで泳ぎます)
- この場合も依然として「主語 + 動詞」の構造が中心となり、追加情報として「場所(in the pool)」や「時(every morning)」が加わっています。
- “I swim in the pool every morning.”(私は毎朝プールで泳ぎます)
第一文型を理解する意義
英文法の基本である「五文型」の理解は、英語の構文を正しく使いこなす上でとても重要です。特に第一文型は簡潔な分だけ紛らわしさが少なく、英語学習の入り口として学習しやすい文型です。
第一文型を正しく身につけることは、英語の文章をシンプルに組み立てる第一歩になります。目的語を必要としない動詞(自動詞)に注目して、まずは短い文から慣れていきましょう。