元となった文法の項目
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A2.1
WH-疑問文: Whose 名詞 ...?
「誰の~」を表す疑問詞
説明
以下では、Whose + 名詞 ...?
の使い方について、より詳しく、わかりやすく解説します。
1. Whose の基本的な意味と働き
- Whose は「誰の~?」と、ある名詞の“持ち主”を尋ねるための疑問詞です。
- 「Whose + 名詞... ?」という形で使うときは、名詞が何の所有物かを聞く文になります。
- 例: “Whose book is this?”(これは誰の本ですか?)
2. 文の形と答え方
文の形
“Whose + 名詞 + (動詞) + ...?”
- 名詞の部分に「book」「bag」「pen」のような形あるものだけでなく、抽象的なもの(plan, idea, etc.)を入れることもできます。
- 動詞には、be 動詞 (is, are) のほか、状況によっていろいろな動詞が使われます。
例文
- “Whose bag is this?”
- これは誰のカバンですか?
- これは誰のカバンですか?
- “Whose idea was that?”
- あれは誰の考えでしたか?
答え方の例
- It’s mine.(私のものです)
- It’s Ken’s.(ケンのものです)
- It belongs to my sister.(私の姉/妹のものです)
3. 「Whose + 名詞... ?」と「Who does it belong to?」の違い
「Whose + 名詞...?」は、名詞の所有者を直接たずねるフレーズです。「〇〇は誰のものですか?」という意味が明確になります。
一方、「Who does it belong to?」は「それは誰のものですか?」という聞き方で、具体的な名詞を入れずに尋ねるときに使います。
例
- “Whose keys are these?” → これらの鍵は誰のですか?
- “Who do these keys belong to?” → これらの鍵は誰のものですか?
どちらも意味はほぼ同じですが、Whose を使った文のほうが直接的に「名詞+誰の」をつないで聞く形になります。
4. いろいろなパターン
Whose + 単数名詞 + be 動詞...?
- 例: “Whose pen is this?”(これは誰のペンですか?)
Whose + 複数名詞 + be 動詞...?
- 例: “Whose shoes are these?”(これらの靴は誰のですか?)
Whose + 名詞 + 一般動詞...?
- 例: “Whose phone rang?”(誰の電話が鳴りましたか?)
- be 動詞以外の動詞(rang, fell, etc.)を使うと、動作の所有者を尋ねる場合にも応用できます。
- 例: “Whose phone rang?”(誰の電話が鳴りましたか?)
5. 実際の会話での使い方
ものを拾って持ち主を探すとき
- “Whose wallet did I find under the table?”
(テーブルの下で見つけた財布は誰のですか?)
- “Whose wallet did I find under the table?”
友達同士で物を見せ合うとき
- “Whose smartphone is that? It looks nice.”
(あれは誰のスマホ? かっこいいね。)
- “Whose smartphone is that? It looks nice.”
家族やクラスメイトの持ち物を尋ねるとき
- “Whose notebook is left in the classroom?”
(教室に置き忘れられたノートは誰のもの?)
- “Whose notebook is left in the classroom?”
6. まとめ
- Whose + 名詞... ? は、「誰の~?」を尋ねる基本的かつ重要な疑問文です。
- 後ろに名詞を置くことで「持ち主(所有者)」を明確に示し、「~は誰のものか?」という意味を表します。
- 答えるときは「It’s mine.」や「It’s Ken’s.」といった形で、持ち主をはっきりさせましょう。
所有物をたずねる際には頻繁に使う表現なので、口頭練習や文章での練習を通じて自然に使えるようになっておきましょう。