最終更新日:2025/11/28

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私はあの走っている少年を知っています。

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元となった文法の項目
69
A1.3

現在分詞+名詞 (前置修飾)

単一で前から名詞を修飾する前置修飾の現在分詞

私はあの走っている少年を知っています。

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説明

以下では、「現在分詞+名詞(前置修飾)」について、より詳しく、わかりやすく解説します。


現在分詞とは

英語の動詞には「-ing」の形がありますが、これを「現在分詞 (present participle)」と呼びます。現在分詞は、以下のように大きく3つの用法に分かれます。


  1. 名詞を修飾する限定用法

  2. 補語(C)として用いられる叙述用法

  3. 分詞構文(副詞句の働きをする)として文全体を修飾する用法

本稿では、特に「名詞を修飾する限定用法」の中でも、現在分詞が名詞を前から修飾する場合について説明します。


名詞を前から修飾する現在分詞

1. 単語1つで名詞を前置修飾

現在分詞が、1単語のみ(-ing形の動詞1語だけ)で名詞を修飾する場合は、その名詞の直前に置かれます。たとえば、以下の例を見てみましょう。


  • a sleeping baby

    (眠っている赤ちゃん →「sleeping」が「baby」を前から修飾)

  • the running man

    (走っている男性 →「running」が「man」を前から修飾)

このように、「現在分詞 + 名詞」の形で、その名詞がどのような状態なのか、どのような動作をしているのかを一語で示します。

2. 短いフレーズでも前置修飾が可能

現在分詞が、短い修飾語を伴う場合にも前置修飾できることがあります。ただし、そのフレーズが長すぎる場合や修飾語が多くなる場合は、名詞の後ろに分詞句として置くことが一般的です。


  • the rapidly growing population

    (急速に増える人口)

これは「rapidly (副詞) + growing (現在分詞) + population (名詞)」の形ですが、まだ短いので前置修飾として成立します。


注意点


  1. 長い分詞句は後置修飾にする

    現在分詞や修飾語が長くなると、名詞の後に置いて「分詞句」として修飾するのが自然です。

    例) The man running in the park every morning wants to join a marathon.

    (毎朝公園を走っている男性は、マラソンに参加したがっている)

    ここでは「running in the park every morning」が長めの修飾句なので、名詞 (the man) の後に置かれています。


  2. 意味の混同に注意

    「現在分詞 + 名詞」は、動作や状態を「進行中」として伝えるイメージがあります。一方、形容詞的な意味に変化して定着している語(たとえば、interesting, exciting など)は、単に感情や性質を形容する役割を持つことがあります。文脈によっては、「進行中の動作」ではなく「特徴・性質」を表す場合もあることに注意しましょう。


  3. 過去分詞との違い

    過去分詞 (過去形とは異なる) は「受動の意味」や「完了した状態」を表す場合に名詞を修飾します。現在分詞と区別して使うのがポイントです。


    • 現在分詞: 主体が「動作をしている、または進行中の状態」

    • 過去分詞: 主体が「動作を受けている、あるいは完了している状態」



まとめ


  • 現在分詞 (動詞の -ing 形) は名詞を修飾する限定用法としても使われる。

  • 名詞を前から修飾する場合は、原則として「現在分詞1語」あるいは「短いフレーズ」で行う。

  • 修飾語が長くなるときは、後置修飾(分詞句)にして名詞の後ろに置くのが自然。

  • 過去分詞とは意味合いが異なり、“進行中”や“動き”を表すために使われる。

「現在分詞+名詞(前置修飾)」は、英語の読解や作文において重要な要素です。上記のポイントを押さえることで、文の構造や意味を正確につかめるようになります。ぜひ、自分の英文に取り入れてみてください。

入門英文法問題(CEFR-J A1)

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