my/our/your/his/her/its/their+名詞
代名詞(所有格)+名詞
以下では、「my/our/your/his/her/its/their + 名詞」の用法について、より詳しく、わかりやすく解説します。
1. 所有格(形容詞的代名詞)とは?
英語には「所有」を表す形で使われる代名詞がいくつか存在します。そのうち、名詞の前に置かれて「形容詞的(修飾語)」な役割を果たすものを、一般的に「所有格 (possessive adjectives または possessive determiners)」と呼びます。これらは日本語では「〜の」と訳されることが多く、後ろの名詞と結びつき、「誰(何)のものか」を示す役目を持ちます。
| 人称 (主語) | 所有格 (形容詞的代名詞) | 日本語の意味 |
|---|---|---|
| I (私) | my | 私の |
| we (私たち) | our | 私たちの |
| you (あなた/あなたたち) | your | あなた(たち)の |
| he (彼) | his | 彼の |
| she (彼女) | her | 彼女の |
| it (それ) | its | それの |
| they (彼ら/彼女ら/それら) | their | 彼ら(彼女ら/それら)の |
2. 使い方のポイント
名詞の前に置くこと
所有格は必ず名詞を修飾するため、名詞の直前に置きます。例:- my book (私の本)
- your bag (あなたのカバン)
- their house (彼らの家)
- my book (私の本)
所有者が誰(何)なのかを示す
「所有格」自体は「誰のものか」を示す言葉です。例えば“my”は私が持っているもの、“his”は彼が持っているもの、といった具合です。主語とは一致しないケースもある
主語が「I」であっても、正確に状況を示したい場合、所有格は“I”以外になることがあります。例えば「彼のカバン(= his bag)は私のものよりも大きい」と言いたいとき、文の主語が何であっても、彼のカバンは “his bag” と表します。「所有格」と「所有代名詞(mine, yours, his, hers, etc.)」の違い
- 所有格 (形容詞的代名詞): 必ず後ろに名詞が来る
例: my book, your car, his house - 所有代名詞: 名詞を含まず、単独で使える
例: mine (私のもの), yours (あなたのもの), his (彼のもの)
- 所有格 (形容詞的代名詞): 必ず後ろに名詞が来る
3. 例文で確認しよう
My computer is very fast.
(私のコンピューターはとても高速です)
→ “my”が後ろの名詞“computer”を修飾して「私の」と所有を示しています。Our teacher gave us homework.
(私たちの先生が私たちに宿題を出しました)
→ “our”は“teacher”を修飾し、「私たちの先生」を表しています。Is this your pen?
(これはあなたのペンですか?)
→ “your”が“pen”を修飾し、「あなたのペン」を示します。He forgot his wallet at home.
(彼は財布を家に忘れました)
→ “his”が“wallet”を修飾し、「彼の財布」を表します。They brought their friends to the party.
(彼らはパーティーに友人たちを連れてきました)
→ “their friends”で「彼らの友人たち」を示しています。
4. まとめ
- 「my/our/your/his/her/its/their + 名詞」は、所有者が誰であるかを示す「所有格(形容詞的代名詞)」です。
- 名詞の直前に置かれ、その名詞に対して「〜の」という意味を付与します。
- 主語になる代名詞(I, we, you など)とは別に、所有関係を表すために使われるので、文脈に合わせて使い分けることが大切です。
- 所有格を使う場合、必ず後ろに「名詞」が続く点も押さえましょう。
これらを意識すると、英語の文章で誰のものかを明確に表す際に、スムーズに使いこなせるようになります。ぜひ、日常会話や英文作成で練習してみてください。