副詞節: when ...
「~のとき」と訳す接続詞whenを伴う副詞節
以下では、接続詞 when
を使った副詞節について、より詳しく、わかりやすく解説します。
1. 「when」の基本的な役割
when
は「~の時(とき)」という意味を表す接続詞で、主節(メインの文)と従属節(サブの文)をつなぐ機能を持ちます。具体的には、「~するとき」「~だったとき」など、時間を示す節を作り出します。
例:
- When you were young, you were very slim.
(あなたが若かったときは、とてもスリムでした。)
この例文では when you were young
が副詞節となり、「若いとき」という時を示す部分を担当しています。
2. 文頭に置く場合と文中に置く場合
(1) 文頭に置く場合
副詞節が文頭に来るときは、それに続く主節との間にカンマ(,)を置く必要があります。これは、文頭の副詞節が長くなるほど、読む側にとって節の切れ目がわかりにくくなることを防ぐための一般的なルールです。
例:
- When you were young, you were very slim.
(副詞節When you were young
のあとにカンマを置く)
(2) 文中に置く場合
副詞節が文中(主節のあと)に来る場合は、通常カンマを置きません。副詞節が文の途中に挿入されるため、主節と副詞節の境目が明確になっており、カンマを入れずにスムーズに読めるからです。
例:
- You were very slim when you were young.
(副詞節when you were young
の前にカンマは不要)
3. 時を表す表現のバリエーション
when
は「~の時」という意味だけでなく、次のように「~するとすぐに」や「~のときに限って」のニュアンスとしても使えます。
When I finish my homework, I'll watch TV.
(宿題が終わったら、テレビを見る予定です。)
→ 「~が終わったときに」と、タイミングを強調。You should be careful when you use this machine.
(この機械を使うときは、注意したほうがいいです。)
→ 「~を使うときという状況で」と、条件的な意味を含む。
4. 副詞節と主節の関係
when
を使った副詞節は、主節に対して時間的な情報を補足する「従属節(サブの文)」です。文としての中心的な意味は主節が担い、その主節を修飾・補足する形で when
副詞節が働きます。したがって、副詞節だけでは文として成立しません。
- When the bell rang, we all stood up.
(鐘が鳴ったとき、私たちはみんな立ち上がりました。)
→ 完全な意味は「私たちはみんな立ち上がりました」という主節に依存し、「鐘が鳴ったときに」という時間の情報が加わっています。
5. カンマの有無を整理
副詞節(when節)が「文頭」に来るとき:
読みやすさ・意味の切れ目を明確にするために「カンマ」が必要。副詞節(when節)が「文中・文末」に来るとき:
原則としてカンマは不要。特別に強調したい場合を除き、カンマなしで書くのが一般的。
まとめ
when
は「~の時」を表す接続詞で、副詞節を作り主節に時間の情報を加える。- 文頭に置くときはカンマを入れる。文中または文末に置くときはカンマを入れない。
- 「~したとき」「~するたびに」「~するとすぐに」など、状況に応じてニュアンスが変わる。
- 副詞節は独立して意味が通らないので、主節とペアで使う。
このように、when
節をどこに置くかでカンマの有無が変わります。英作文や英文読解においては、when
が示す時間的なつながりや、カンマの位置に注意して理解・作成すると、より自然な英語表現が身につきます。