最終更新日:2025/11/28

Don't run here.

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ここでは走るな。

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元となった文法の項目
30
A1.2

否定命令文: Don't+一般動詞

「~しないで」は、don't!

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説明

以下の解説では、英語の否定命令文「Don’t + 一般動詞」の形について、できるだけ詳しく解説します。


否定命令文とは?

英語の命令文(相手に対して「〜しなさい」「〜して」という指示をする文)は、通常、動詞の原形(一般動詞の形)で始まります。たとえば:


  • “Open the door.”(ドアを開けて)

  • “Come here.”(ここに来て)

これらは肯定の命令文で、「これをしなさい」という意味を伝えます。

一方、「〜しないで」と相手に指示したい場合は、命令文の文頭にDon’t(= Do not)を付けて表します。これが否定命令文になります。


基本形: Don’t + 動詞の原形

否定命令文を作る際は、以下の形を使います。

Don’t + 動詞の原形 + ...


  • “Don’t open the door.”

    (ドアを開けないで)


  • “Don’t run in the hallway.”

    (廊下を走らないで)


  • “Don’t touch that!”

    (それに触らないで!)


必ず「Don’t」を文頭に置き、その直後に動詞の原形が続きます。


例文を使った慣用表現


  • “Don’t forget to lock the door.”

    (ドアに鍵をかけるのを忘れないで)

    ┗ 動詞 “forget” の後ろに “to + 動詞の原形” が来ています。命令自体は “Don’t forget” の部分でできています。


  • “Don’t ever do that again.”

    (二度とそんなことしないで)

    ┗ “ever” を加えることで、「絶対に」という強い意味になります。


  • “Don’t be late.”

    (遅れないで)

    ┗ ここでは “be” 動詞を使っていますが、否定命令の形は同様に “Don’t + be” になります。



注意点


  1. 相手に対しての指示

    これらの命令文は、相手(あなた)にダイレクトに「~しないで」と示すときに使います。主語は基本的に書かれませんが、「あなたに向かって命じている」イメージになります。


  2. “No + 動名詞” との違い

    英語には「No + 動名詞(ing形)」で「~してはいけない」という意味を示す表現 (“No smoking.” など) もあります。これは「喫煙禁止」「立入禁止」といった【掲示・表示】でよく使う言い方ですが、口頭の命令として直接指示する場面では “Don’t + 動詞の原形” が基本です。


  3. 強い言い方と穏やかな言い方


    • 「Don’t …」という言い方は強めの指示に聞こえることが多いため、丁寧さを示したい場合はほかの表現(例: “Please don’t …” など)を使うことがあります。

    • 「Please don’t do that.」は直接的ながらややソフトにお願いをするニュアンスになります。



まとめ


  • 否定命令文は「Don’t + 動詞の原形」で作る。

  • 「〜しないで」と相手に直接伝えたいときに使う。

  • 必ず文頭に “Don’t” が来る。

  • 口調やシチュエーションによっては “Please” を付けて柔らかくすることもできる。

例文を数多く読んだり聞いたりしながら、この形に慣れていくとよいでしょう。

入門英文法問題(CEFR-J A1)

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