受動態(現在進行形): is being+過去分詞
進行形を使った受動態表現
以下では、受動態(現在進行形)の「is being + 過去分詞」について、より詳しく、わかりやすく解説します。
1. 受動態(現在進行形)とは?
主語が「~されている(進行中である)」という状態や行為を表すときに使われるのが、
「is being + 過去分詞」 という形です。これは現在進行形の受動態を作るときの基本形になります。
例えば英語において、
- 「現在進行形」は、一般的に be動詞 + ~ing で表します。(例: is running, is playing など)
- 「受動態」は、一般的に be動詞 + 過去分詞 で表します。(例: is built, is made など)
この2つを組み合わせることで、
be動詞 + being + 過去分詞 = 「現在進行形の受動態」
という形になります。
2. 具体的な例文
(1) Their house is being remodeled.
- 「彼らの家は(今まさに)改装工事が行われているところです」
ここで「house(家)」は改装する「対象」であり、誰かに「改装されている」状態なので受動態を使います。また、改装工事が現在進行していることを表したいので、進行形の要素「being + 過去分詞」が必要です。
「remodel」(改装する) を受動態かつ現在進行形にするとき、
- remodel → remodeled(過去分詞形)
- 進行形の「being」を挿入
として、is being remodeled という形になります。
3. 「is being + 過去分詞」が使われる状況
今まさに何かが行われている:
- 例: The bridge is being repaired.
→「その橋は(今)修理されています」 - 進行形なので、「ちょうど作業中である」ことを強調できます。
- 例: The bridge is being repaired.
行為者(だれが~しているのか)を言わない場合:
- 受動態では、主語「~されている物・人」が文頭に来て、行為者が明示されない(あるいは不要)場合に用いられます。
- 必要に応じて、by ~(行為者)をつけることもできますが、通常は修理・改装などの文脈でアクションの主体が明らかな場合は省略することが多いです。
- 受動態では、主語「~されている物・人」が文頭に来て、行為者が明示されない(あるいは不要)場合に用いられます。
4. 「is + 過去分詞」との違いに注意
「is + 過去分詞」のみだと「(すでに)~されている状態」を表すことが多いです。
例: The door is locked.(そのドアは鍵がかかっている)
これは完了された状態を示すため、進行中とは限りません。一方「is being + 過去分詞」は、あくまで「(今)進行中である」ことを強調します。
例: The door is being locked.(そのドアは(今まさに)鍵をかけられているところだ)
このように、“being” が入ることで、「今、まさに行われている途中」というニュアンスを明確に表せます。
5. まとめ
現在進行形の受動態を作りたいときは、
be動詞(現在形) + being + 過去分詞
という形をとります。例文:
- Their house is being remodeled.
- The car is being washed.
- The documents are being prepared.
- Their house is being remodeled.
「is being + 過去分詞」は、「(今まさに)~されている途中だ」という進行状況を強調したいときに使います。
「~されている(進行中)」というニュアンスを正確に表現したい場合は、普段の受動態に “being” を加えることを意識してみてください。そうすることで、「ただ今まさにその作業が行われているんだな」という臨場感を伝えられます。