最終更新日:2025/03/12

He should have taken the examination.

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彼は試験をうけるべきであったのに。

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元となった文法の項目
254
B2.2

受動態(助動詞+完了形)

過去に対して、今の後悔・避難を表す

彼は試験をうけるべきであったのに。

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説明

以下では、「助動詞+完了形(過去のことに対する後悔や非難)」「受動態での助動詞+完了形」を、なるべく詳しくていねいに解説します。


1. 助動詞+完了形(過去に対する後悔や非難)

● 基本の形


  • 助動詞 + have + 過去分詞

● 主な助動詞と意味の目安























助動詞 意味の目安(過去の場合)
should 〜すべきだったのに…(でもしなかった)
could 〜できたのに…(でもしなかった / できなかった)
would 〜するつもりだったのに…(でもしなかった)
might 〜だったかもしれないのに…(でもそうならなかった)

これらは、過去における「後悔」「非難」「ため息」などのニュアンスを含む表現です。

● 例文


They should have caught the train.

(彼らはその列車に乗るはずだったのに…。)


ここでは「乗るべきだったのに、乗らなかった」「乗れなくて残念だ」という後悔や非難の気持ちを含みます。


2. 助動詞+完了形 受動態

● 受動態の形


  • 助動詞 + have + been + 過去分詞

受動態(be + 過去分詞)の部分に「have been」が入り、さらにその前に助動詞を置くことで、「過去に〜されるはずだったのに」「〜されることができたのに」などを表します。

● 例文


That accident could have been avoided.

(そのアクシデントは避けられたかもしれなかったのに…。)


ここでは「本来なら誰かが回避することが可能だったのに、そうしなかった」「事前に防ぐことができたのに残念だ」というニュアンスを含みます。


3. もう少し詳しい使い分け

● should have been + 過去分詞


  • 「本来〜されるべきだったのに、されなかった」という非難・後悔

  • 例:He should have been told the truth.

    (彼は本当のことを知らされるべきだったのに…。)

● could have been + 過去分詞


  • 「〜されることができたのに、されなかった」という可能性に対する後悔・非難

  • 例:The problem could have been solved easily.

    (その問題は簡単に解決できたのに…。)

● might have been + 過去分詞


  • 「〜されていたかもしれないのに、そうならなかった」という推量・後悔

  • 例:Some damage might have been prevented.

    (被害の一部は防げたかもしれないのに…。)


4. ポイントまとめ


  1. 「助動詞 + have + 過去分詞」で、過去の出来事に対する「後悔」や「非難」「残念な気持ち」などを表現する。

  2. 受動態の場合は「助動詞 + have + been + 過去分詞」とする。

  3. 助動詞の種類によってニュアンスが異なる(should は「〜すべきだった」、could は「〜できた」、might は「〜だったかもしれない」など)。

  4. 例文を作るときには、誰が行う(行わない)べきだったか、どのような結果が生まれる可能性があったかを意識して文章を組み立てるとよい。


上記を参考に、過去を振り返って「すべきだった」「できたのに」「されるはずだったのに」といった感情を表したいとき、能動態・受動態それぞれで助動詞+完了形を使いこなしてみてください。

CEFR-J B2 / 文法問題

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