最終更新日:2024/06/14

〈自〉《…の分野で》実験する, 試みる《in ...》, 《…に対して》実験する《on ...》/ 《…を用いて》実験する《with ...》

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元となった辞書の項目

experiment

IPA(発音記号)
動詞

〈自〉《…の分野で》実験する, 試みる《in ...》, 《…に対して》実験する《on ...》/ 《…を用いて》実験する《with ...》

このボタンはなに?

彼女は異なる材料を試して新しいレシピを作ります。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: experiment

品詞: 動詞 (ただし同形の名詞も存在する)

CEFRレベル目安: B2(中上級)

意味(英語):

To try or test new ideas, methods, or activities in order to discover how they work.

意味(日本語):

新しいアイデアや方法を試してみて、その効果や結果を確かめることを指します。「実験をする」「試行する」という意味です。研究や科学分野だけでなく、日常生活の中でも何か新しいことを試してみるニュアンスとして使われます。

活用形例:


  • 原形: experiment

  • 三人称単数現在形: experiments

  • 現在分詞・動名詞: experimenting

  • 過去形・過去分詞: experimented

他の品詞形:


  • (名詞) an experiment: 実験

  • (形容詞) experimental: 実験的な

2. 語構成と詳細な意味

語構成:


  • ex- (接頭語): 「外へ」「~から」

  • per (語幹の一部): 「試す」「試み」

  • -iment (名詞形の語尾に近い要素。ただし動詞形としても同じ形が使われる)

“experiment” はラテン語の experīrī(試す、体験する)に由来します。同じ語源をもつ単語として「experience(経験)」「expert(専門家)」などがあります。

関連表現・よく使われるコロケーション(10個)


  1. experiment with new materials → 新しい素材で実験する

  2. experiment with different recipes → さまざまなレシピを試す

  3. experiment on animals → 動物実験を行う

  4. experiment in a lab → 研究室で実験する

  5. conduct an experiment → 実験を行う

  6. experiment freely → 自由に試行する

  7. be willing to experiment → 実験・試みを厭わない

  8. experiment in art → 芸術作品で試みを行う

  9. experiment to find a solution → 解決策を見つけるために実験する

  10. experiment under controlled conditions → 管理された条件下で実験をする

3. 語源とニュアンス

語源:

ラテン語の experīrī(試す、経験する)から派生し、「試し、経験を通して結果を得る」という意味を含んでいます。歴史的には科学分野にとどまらず、「新しいアイデアを試行する」という意味合いでも使われてきました。

ニュアンス:


  • 科学的・技術的ニュアンスが強いが、日常的にも「試しにやってみる」という軽いトーンで使われることがある。

  • 「experiment with~」の形をとるときは、「~を使って実験する」あるいは「~を使って新しい試みをする」という含みになります。

  • フォーマルにもカジュアルにも使われますが、場面によっては学術的・専門的な印象を与えることがあります。

4. 文法的な特徴と構文

用法:


  • 自動詞(主に “experiment with~” などの形)

    例: “They experimented with various ingredients.”

  • 他動詞的なニュアンスで “experiment on something”

    例: “They experimented on mice to study the effects.”

一般的な構文やイディオム:


  • “experiment with + 名詞/方法” → 「~を使って実験する」

  • “experiment on + 名詞/対象” → 「~に関して実験する(研究対象)」

  • イディオムとして特別なものは少ないが、“thought experiment(思考実験)” などで応用される場合がある。

可算・不可算(動詞なので該当なし):


  • 名詞 “an experiment” は可算名詞(複数形は experiments)。

  • 動詞としては形(活用形)のみ気をつければ問題ありません。

5. 実例と例文

a. 日常会話(カジュアルシーン)


  1. “I want to experiment with new recipes for dinner tonight.”

    (今夜は新しいレシピをいろいろ試してみたいんだ。)


  2. “She’s always experimenting with different hairstyles.”

    (彼女はいつもいろいろな髪型を試しているよ。)


  3. “Let’s experiment by turning off our phones for a day.”

    (1日だけ携帯をオフにして、自分たちがどうなるか試してみよう。)


b. ビジネスシーン(ややフォーマル)


  1. “We plan to experiment with a flexible work schedule next quarter.”

    (来期には柔軟な勤務スケジュールを試してみる予定です。)


  2. “Our marketing team decided to experiment with social media campaigns.”

    (マーケティングチームはソーシャルメディアキャンペーンを試すことに決めました。)


  3. “We are experimenting with new packaging to reduce costs.”

    (コスト削減のために新しいパッケージを試みています。)


c. 学術・研究シーン(フォーマル)


  1. “The scientists experimented on genetically modified cells.”

    (科学者たちは遺伝子改変した細胞上で実験を行った。)


  2. “Researchers are experimenting with advanced data analysis techniques.”

    (研究者は高度なデータ解析手法を試しています。)


  3. “They will continue to experiment to gather more empirical evidence.”

    (より多くの実証的な証拠を集めるために実験を続ける予定です。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語:


  1. try out (試してみる)

  2. test (テストする)

  3. investigate (調査・検証する)

  4. explore (探求する)


  • “try out” はよりカジュアルで「軽く試す」感じ。

  • “test” はプロセスとしてのテスト行為に焦点があり、やや硬め。

  • “investigate” は問題追及や詳細な調査のニュアンス。

  • “explore” は未知の領域を探求するイメージ。

反意語:


  • “ignore” (無視する) … 実験や試し行為を行わない、という流れ。

7. 発音とアクセントの特徴

発音記号 (IPA):


  • 米: /ɪkˈspɛr.ə.ment/ または /ɛkˈspɛr.ə.ment/

  • 英: /ɪkˈspɛr.ɪ.ment/ または /ɛkˈspɛr.ɪ.ment/

アクセントは “-spe-” の部分に置かれます。

アメリカ英語とイギリス英語の違い:


  • 大きな違いはありませんが、アメリカ英語では /ə/ の発音がややはっきり “-er-” と聞こえる場合があります。

  • イギリス英語は “-i-” の部分の母音がやや短くなる傾向がある程度です。

8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “exper i ment” の “i” を抜かして “experm ent” と誤記しないように注意。

  • 同音異義語との混同: 特に “experience” とスペルが似ているので注意しましょう。

  • TOEICや英検などの試験対策:


    • ビジネス文脈で “experiment with new methods” のように出題される可能性があります。

    • 長文読解で科学・技術文脈が出るときに登場する単語です。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 実験用フラスコのイメージを思い浮かべると覚えやすいかもしれません。

  • 「経験」を意味する “experience” と語源が同じなので、「経験を重ねるためには実験的に試す」というストーリーで関連付けると覚えやすいです。

  • スペリングのポイントは “peri (ペリ)” の部分。語幹に注目しながら暗記すると良いでしょう。

以上が動詞 “experiment” の解説です。新しいことを試す、科学的に実験するなど、多様な場面で活用できる便利な単語です。

意味のイメージ
experiment

語彙を覚えるための辞書問題

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