最終更新日:2024/06/13

彼女は優れた考える人です。

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She is a great thinker.

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元となった辞書の項目

thinker

名詞

考える人;思想家,思索家

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解説

1. 基本情報と概要

英単語: thinker

品詞: 名詞 (countable noun)

活用形: 単数形 → thinker, 複数形 → thinkers

意味 (英語): A person who thinks, especially one who thinks deeply or seriously about a subject.

意味 (日本語): 「考える人」、特に深く物事を考察する人を指します。

「学者」や「思想家」、「思索家」などのニュアンスで、主に知的に物事を捉える場面で使われます。

CEFRレベルの目安: B2(中上級)

→ 日常的な語彙としてはやや専門的な響きがあり、真面目に物事を考える人物を状況説明する際などに登場する単語です。

他の品詞例


  • 動詞: think


    • 動詞変化: think (現在形) - thought (過去形・過去分詞形) - thinking (進行形)


  • 形容詞: thinking (“思考する”、“思慮深い”という意味合いで形容詞的に使われることがあります)

  • 派生表現: thinker → “thinkerly” (あまり一般的ではありませんが、「思慮深い人のような」という形容詞)


2. 語構成と詳細な意味


  • 語幹: think「考える」

  • 接尾語: -er 「〜する人」を表す

「think」(考える) に「-er」(人を表す接尾語)が付いたことで、「考える人」の意味になります。

よく使われるコロケーション(10個)


  1. critical thinker - 批判的思考をする人

  2. deep thinker - 深く考える人

  3. original thinker - 独創的な考えをする人

  4. independent thinker - 独立して考える人

  5. political thinker - 政治思想家

  6. great thinker - 偉大な思想家

  7. philosophical thinker - 哲学的な思考をする人

  8. strategic thinker - 戦略的に考える人

  9. abstract thinker - 抽象的な思考をする人

  10. brilliant thinker - 非常に優れた思考力を持つ人


3. 語源とニュアンス

語源


  • 「think」は古英語の“þencan”から派生した動詞で、「考える」「思う」を意味していました。

  • 接尾語の“-er”は古英語の“-ere”が起源で、「〜する人」という意味を持ちます。

歴史的には思想家や学者、哲学者などの「深く考える人」を指す場面でよく使われてきましたが、現代では「何かについてよく考えるタイプの人」というニュアンスでも広く使われます。

ニュアンス・注意点


  • ややフォーマルな響きがあるため、人物紹介などでその人の特質(思想家、哲学者、思考家)を示すときに適しています。

  • 口語でも「He’s a real thinker.(彼は本当に考えるタイプだ)」のように、褒め言葉としてカジュアルに使われる場面もあります。


4. 文法的な特徴と構文


  • 名詞 (可算): 「a thinker」「three thinkers」のように可算名詞として使われます。

  • 文法構文としては、


    • “He is (a/an) + [形容詞] + thinker.”

    • “(Name) was known to be a great thinker.”

      などが一般的です。


イディオム・フレーズ例


  • “outside-the-box thinker” : 型にはまらない考え方をする人

  • “one of the great thinkers of our time” : 現代において偉大な思想家の一人

フォーマル/カジュアル


  • 「thinker」はフォーマル・カジュアルどちらでも使われますが、誰かの知的特性を強調した趣のある単語として、記事や本紹介などフォーマルな場面に登場しやすいです。


5. 実例と例文

(1) 日常会話


  1. “I’ve always admired Sarah because she’s such a deep thinker.”

    (サラはすごく物事を深く考えるタイプだから、いつも感心するよ。)


  2. “My brother is the thinker in the family; he’s always reading philosophy books.”

    (私の兄は家族の中でも思慮深いタイプで、いつも哲学書を読んでいるよ。)


  3. “You’re a brilliant thinker. Can I get your opinion on this problem?”

    (あなたの考えは素晴らしいよ。この問題に関して意見を聞かせてくれない?)


(2) ビジネス


  1. “Our company needs more strategic thinkers to stay ahead in the market.”

    (当社が市場で先を行くためには、より戦略的に考えられる人材が必要です。)


  2. “He’s a lateral thinker who always comes up with innovative ideas for our campaigns.”

    (彼は水平思考型の人で、キャンペーンに対していつも斬新なアイデアを出してくれます。)


  3. “In this position, we’re looking for a thinker who can lead the team effectively.”

    (このポジションでは、チームを効果的にリードできる思考力のある人を求めています。)


(3) 学術的・文章的


  1. “Aristotle is regarded as one of the most influential thinkers in Western philosophy.”

    (アリストテレスは西洋哲学でも最も影響力のある思想家の一人とみなされている。)


  2. “Many Enlightenment thinkers emphasized reason and individualism.”

    (多くの啓蒙思想家は理性と個人主義を強調した。)


  3. “As a thinker, she has published numerous papers on political theory.”

    (思想家として、彼女は政治理論に関する多くの論文を発表している。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. intellectual (知識人)


    • 知的な活動に重きを置く人を指し、「thinker」より学問的なイメージが強い。


  2. philosopher (哲学者)


    • 哲学分野において深く考える人。より専門的なニュアンス。


  3. scholar (学者)


    • 学問を研究する人。主にアカデミックな立場を示す。


  4. brain (頭脳派)


    • 口語表現で「頭の切れる人」や「頭脳明晰な人」の意味。若干カジュアル。


反意語 (Antonyms)


  • non-thinker (ほとんど考えない人)


    • あまり一般的な言い回しではありませんが、文脈によっては「深く考えない人」のように使用。



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA):


    • アメリカ英語: /ˈθɪŋkər/

    • イギリス英語: /ˈθɪŋkə/


  • 強勢(アクセント)の位置


    • THINの部分にアクセントが置かれます。


  • よくある発音のまちがい


    • /θ/ の音を /s/ や /t/ にしてしまう。 “thinker” → “tinker” など。

    • 語尾の /ər/ (米音) や /ə/ (英音) をはっきり発音せずに「サ行」になってしまう。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス


    • “thinker” は「think + er」でつづりますが、時々「thiker」などと誤記されることがあります。


  • 同音・類似スペリングに注意


    • “tinker” (いじくり回す人/鋳掛け屋) と混同しやすい。


  • TOEICや英検などにおける出題


    • 人物の特徴を述べる問題や、文脈に合わせて名詞を選択する問題で登場する可能性があります。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「think + er = 考える人」 とイメージすると覚えやすいでしょう。

  • “er” という接尾語が「〜する人」を表していると理解すると、他の動詞にも応用できます(例: “worker”, “runner”, “speaker”など)。

  • 語源をたどると、多くの英単語で「-er」が職業や行動者を意味することに気づき、暗記がスムーズになります。

以上が名詞「thinker」の詳細解説です。ぜひ、ご自身の英語学習や会話で活用してみてください。

意味のイメージ
thinker
意味(1)

考える人;思想家,思索家

和英例文問題 / 準上級英単語(CEFR-J B2)

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