stool
1. 基本情報と概要
英単語: stool
品詞: 名詞 (可算名詞)
意味 (英語):
1) A backless seat or chair, typically for one person.
2) (Medical) Waste matter discharged from the bowels; feces.
意味 (日本語):
1) 背もたれのない腰かけ、スツール。
2) (医学的に) 排泄物、特に便。
「stool」は、主に背もたれがなくて一人が座る簡単な椅子の意味として使われます。お店のカウンターやバー、キッチンなどによくある、ちょっと腰掛けるための椅子です。そのほか、医療文脈では「便」の意味で用いられ、大腸検査などで「stool sample (便のサンプル)」という表現が用いられることがあります。日常シーンではどちらの意味か文脈で判断されます。
活用形: 名詞なので基本的に変化しません (stools と複数形になる)。
- 単数: stool
- 複数: stools
他の品詞へ派生する例:
- 「stool pigeon」(名詞) … 俗語で「密告者」の意味になります。これは“stool”自体を動詞化したものではありませんが、慣用的な派生表現です。
CEFRレベルの目安: B1 (中級)
- 「stool」は日常会話でも出てくる単語ですが、少し専門的な意味(医学的文脈など)もあるため、中級レベルとして考えるとよいでしょう。
2. 語構成と詳細な意味
語構成: 「stool」は英語の古い形から派生した単語で、明確な接頭辞・接尾辞を持たず、単一語幹と考えられます。
派生語・類縁語など:
- stool pigeon: 密告者、サクラ
- footstool: 足置き用のスツール
よく使われるコロケーション(10個)
- bar stool – バーのスツール
- piano stool – ピアノ用のスツール
- step stool – 踏み台
- wooden stool – 木製のスツール
- swivel stool – 回転式スツール
- stool sample – 便のサンプル
- stool test – 便検査
- foot stool (footstool) – 足置き台
- plush stool – ふわふわしたスツール
- stool pigeon – (スラング) 密告者
3. 語源とニュアンス
「stool」の語源は古英語の「stol」に遡り、もともとは「椅子」を意味していました。古北欧語やドイツ語の関係でも同様の形が見られます。
座るための意味と排泄物を意味する用法は歴史的に別々の経路で発展しており、医学関連で「stool」というとややフォーマル・専門的でありながら、日常会話でも「便」のことを示す場合があります。口語では「seat」と区別して「stool」と呼ぶのが自然な場面も多いです。ただし、「便」の意味で使う場合は場所や相手によっては控えめに表現した方がいいかもしれません。
- 使用場面:
- 「背もたれのない椅子」としては日常的でカジュアル。
- 「便」としては医学的またはフォーマルな文脈でも使われる。
- 「背もたれのない椅子」としては日常的でカジュアル。
4. 文法的な特徴と構文
- 可算名詞: 「a stool」や「two stools」のように数えられます。
- 「stool sample」「stool test」など、医学的な文脈で複合名詞として使われることも多いです。
- 独自のイディオムとしては「stool pigeon」などありますが、これは主に俗語・比喩表現で「密告者」を意味します。日常会話でも使われることがありますが、ややスラング寄りです。
5. 実例と例文
(1) 日常会話での例文
- “Could you pass me that stool? I just need a quick seat.”
(そのスツールを取ってくれる?ちょっと座りたいだけだから。) - “I bought a new bar stool for my kitchen counter.”
(キッチンカウンター用に新しいバースツールを買ったよ。) - “He sat on the stool while playing the guitar.”
(彼はギターを弾きながらスツールに座っていた。)
(2) ビジネスシーンでの例文
- “Please take a seat on the stool while we set up the meeting room.”
(会議室を準備している間、スツールにお掛けください。) - “We are conducting a stool test to gather data on employee health.”
(従業員の健康データを集めるために便検査を実施しています。) - “The office kitchen now has a few tall stools for quick coffee breaks.”
(オフィスのキッチンには、ちょっとしたコーヒーブレイク用に背の高いスツールがいくつか置いてあります。)
(3) 学術的・医療文脈での例文
- “A stool analysis can provide insights into gut health.”
(便分析は、腸の健康状態に関する情報を与えてくれます。) - “Please collect a stool sample for the lab test.”
(検査のために便のサンプルを採取してください。) - “The doctor examined the patient’s stool for signs of infection.”
(医師は感染の兆候がないか便を検査しました。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語 (seat関連)
- chair (椅子): 背もたれやひじ掛けがある通常の椅子。
- bench (ベンチ): 背もたれがある場合もあるが、複数人が座れる長い腰掛け。
- seat (座席): 一般的な「座る場所」を指す最も広義の言葉。
「stool」は背もたれがないところが特徴的です。
類義語 (feces関連)
- feces (糞便): 医学的・ややフォーマルな言い方。
- excrement (排泄物): フォーマル度合いが高い。
「stool」はより日常的かつ医学の現場でもよく使われる丁度中間的な印象です。
反意語
座る意味に関しては直接の反意語はありませんが、文脈によっては「畳む」「立つ」(stand) などが対になるかもしれません。便の意味に対する明確な反意語は特にありません。
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号 (IPA): /stuːl/
アクセント: アクセントは語全体にかかる傾向があります。/stuːl/ のように母音 /uː/ をやや長めに発音します。
よくある間違い: /stʊl/ と短く発音してしまうこと。実際は長めの「ウー」で発音します。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペリングミス: 「stool」を「tool」や「stoll」と間違えないように注意。
- 同音異義語との混同: 同音異義語は特にありませんが、「school(学校)」などの類似スペリングには注意。
- 試験対策: TOEICや英検などでも「health check」や「bar counter」の文脈で登場するかもしれません。医療文脈で「stool sample」というフレーズが出題されることがあります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「stool」は「背もたれのないシンプルな椅子」と覚えるとイメージしやすいです。
- 「スツール = すっと座る椅子 (背もたれがない)」と語呂合わせをすれば、椅子に関連する意味は覚えやすいかもしれません。
- 医療文脈の「stool」は「サンプル (stool sample) を取る」とセットで覚えると、意味の混乱を減らせます。
以上が「stool」の解説です。文脈によって「スツール」(椅子) と「便」の両方があることに注意しながら使い分けてください。
(ひじ掛け・背のない)腰掛け,スツール
足台,ひざつき台
大便