元となった辞書の項目
self-confidence
IPA(発音記号)
解説
1. 基本情報と概要
英語の意味:
「Self-confidence」は「自分自身を信頼する気持ち」「自身の能力や価値を信じること」を表す英語です。
日本語の意味:
「自信」「自己への信頼感」という意味です。自分の能力や価値に対してポジティブな気持ちを持ち、何かに挑戦するときに「自分なら大丈夫」と思える心の状態を指します。日常生活はもちろん、仕事や学習、スポーツなど、あらゆる場面で必要とされる重要な概念です。
- 品詞: 名詞(n.)
- 主な活用形: 不可算名詞として扱い、形は変化しません。
(例)「self-confidence is important.」 - 関連する他の品詞: 形容詞形 → 「self-confident」(自信を持った、という意味)
CEFRレベルの目安: B2(中上級)
本格的に英語を使ってコミュニケーションを行う際に、自己紹介や自己PR、面接などでも使いやすいレベルの単語です。
2. 語構成と詳細な意味
- 接頭語「self」: 「自己、自分」という意味を持っています。
- 語幹「confidence」: 「信用、信頼、確信」を意味します。
- 「confidence」の由来はラテン語の「fidere(信頼する)」に「con-(共に)」が付いたものです。
- 「confidence」の由来はラテン語の「fidere(信頼する)」に「con-(共に)」が付いたものです。
- 関連語
- 「self-conscious」(自意識過剰の、という意味)
- 「self-esteem」(自己評価、自己尊重)
- 「confidence」(自信、確信)
- 「self-conscious」(自意識過剰の、という意味)
よく使われるコロケーション10選
- boost self-confidence(自信を高める)
- lack of self-confidence(自信の欠如)
- build self-confidence(自信を築く)
- gain self-confidence(自信を得る)
- restore self-confidence(失った自信を取り戻す)
- improve self-confidence(自信を向上させる)
- radiate self-confidence(自信をあふれ出させる)
- display self-confidence(自信を示す)
- undermine self-confidence(自信を損なう)
- exude self-confidence(自信をにじませる)
3. 語源とニュアンス
- 語源
- 「confidence」はラテン語の「con(共に)+fidere(信頼する)」から来ています。「共に信頼する」というニュアンスから、他人ではなく「自分自身」に対して同じように信頼を向ける、という意味が「self-confidence」には込められています。
- 使用の際のニュアンスと注意点
- 主にポジティブな文脈で使われますが、過度に自信を持ちすぎると「うぬぼれ」や「傲慢」と解される場合もあるので、使い方に注意が必要です。
- 口語・文章問わず、比較的どちらでもしばしば用いられる語です。日常会話からフォーマルな文章・スピーチまで幅広く使われます。
- 主にポジティブな文脈で使われますが、過度に自信を持ちすぎると「うぬぼれ」や「傲慢」と解される場合もあるので、使い方に注意が必要です。
4. 文法的な特徴と構文
- 名詞としての使い方
- 不可算名詞: 通常「self-confidence」を数えることはありません。冠詞(a/an)とは結びつかず、「some self-confidence」「much self-confidence」のように表現します。
一般的な文の構文
- 「(主語) + have + self-confidence」
- 例: I have enough self-confidence to present my ideas.
- 例: I have enough self-confidence to present my ideas.
- 「(主語) + lack + self-confidence」
- 例: She lacks self-confidence when it comes to public speaking.
- 例: She lacks self-confidence when it comes to public speaking.
- 「boost/gain/build + self-confidence」
- 例: Practice can help you gain self-confidence.
- 「(主語) + have + self-confidence」
フォーマル / カジュアル
- どちらでも使える語ですが、場面に応じて「confidence in oneself」と言い換えたり、類似語「assurance」(フォーマル寄り)を使うことがあります。
5. 実例と例文
日常会話での例文(3つ)
- “You should believe in yourself more. You have plenty of self-confidence.”
(もっと自分を信じたほうがいいよ。あなたには十分な自信があるから。) - “Playing sports every day has really boosted my self-confidence.”
(毎日スポーツをしていたら、本当に自分の自信が高まったよ。) - “I lost some self-confidence after failing the driving test.”
(運転免許のテストに落ちて、少し自信をなくしてしまった。)
ビジネスシーンでの例文(3つ)
- “Her self-confidence during the presentation impressed all the clients.”
(プレゼン中の彼女の自信あふれる様子は、クライアントたちを感心させました。) - “To succeed, you need both knowledge and self-confidence.”
(成功するには、知識と自信の両方が必要です。) - “A lack of self-confidence can hold you back from taking on leadership roles.”
(自信の欠如は、リーダーの役割を引き受けることの妨げになり得ます。)
学術的 / 研究論文などでの例文(3つ)
- “Researchers have identified self-confidence as a key factor influencing academic performance.”
(研究者たちは、学業成績に影響を与える重要な要因として自信を挙げています。) - “This study examines the correlation between self-confidence and job satisfaction.”
(本研究は、自信と仕事満足度の相関を調査しています。) - “Self-confidence is broadly associated with resilience and long-term mental health.”
(自信はレジリエンスや長期的なメンタルヘルスと広く関連しています。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- self-esteem(自己評価)
- より「自分に価値があると思う気持ち」、自己肯定感に焦点
- より「自分に価値があると思う気持ち」、自己肯定感に焦点
- assurance(確信、自信)
- ややフォーマル。確信や確実性を示すニュアンスが強い
- ややフォーマル。確信や確実性を示すニュアンスが強い
- self-assuredness(自己をしっかり信頼する状態)
- 「self-confident」とほぼ似た意味を持つが、ややフォーマル
- 「self-confident」とほぼ似た意味を持つが、ややフォーマル
- aplomb(落ち着き、自信)
- 洗練された言い方でフォーマル・文学的な響き
- 洗練された言い方でフォーマル・文学的な響き
- self-esteem(自己評価)
反意語
- insecurity(不安定、自信のなさ)
- self-doubt(自己不信、疑念)
- insecurity(不安定、自信のなさ)
これらの違いとして、「self-esteem」は自分の価値をどこまで認めるかという“尊重・評価”にフォーカスし、「self-confidence」はある行動や能力に自信を持てるかという“確信”に焦点が当たります。
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号(IPA):
- 米: /ˌself ˈkɑːn.fɪ.dəns/
- 英: /ˌself ˈkɒn.fɪ.dəns/
- 米: /ˌself ˈkɑːn.fɪ.dəns/
強勢(アクセント)
- 「self-CON-fidence」の「CON」の部分に主なアクセントがあります。
- 「self」は強調があまりされず、二次強勢として少し弱めに読まれることが多いです。
- 「self-CON-fidence」の「CON」の部分に主なアクセントがあります。
よくある発音の間違い
- “confidence” の “-dence” を “-dance” と誤って発音してしまう場合があります。
- 「self」と「confidence」の間に過度に間を置かないように注意しましょう。
- “confidence” の “-dence” を “-dance” と誤って発音してしまう場合があります。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “selfconfidence” とハイフンを入れ忘れる人がいるかもしれませんが、通常は “self-confidence” のようにハイフン付き、または “self confidence” と2語に分ける書き方が推奨されます。
- 同音異義語などは特にありませんが、「confidence(確信・信頼)」と混同して単体で「self」ではないのに意味を混ぜないように注意しましょう。
- 試験対策: TOEICや英検などでも「confidence」はよく見かけます。「self-confidence」で出題される場合は、心理的要素や能力評価における文脈で問われることが多いです。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- “self” + “confidence”で「自分自身への確信”と覚えるとイメージしやすいです。
- 「confidence」の「fidere」はラテン語で「信頼する」という意味。これを頭に入れておくと、他の関連語(例:confide, fidelityなど)も覚えやすくなります。
- 「自分を信じよ」というポジティブなイメージと一緒に覚えておくと、単語を使うたびに気持ちが高まる学習効果も期待できます。
以上が「self-confidence」の詳細な解説です。自分の可能性を信じるきっかけとなる、大切な言葉ですので、ぜひ使いこなしてみてください。
意味のイメージ
意味(1)
自信