Sandstone is a sedimentary rock composed mainly of sand-sized minerals or rock grains.
sandstone
名詞「sandstone」の徹底解説
1. 基本情報と概要
単語: sandstone
品詞: 名詞 (不可算名詞として扱われることが多いが、一部では可算名詞として使われる場合もあります)
CEFRレベル目安: B2(中上級)
地質学分野などの専門用語ですが、B2レベルくらいで学ぶ人もいます。日常会話の範囲でも、特定の地形や建築物を説明するときに出てくることがあります。
意味(英語 & 日本語)
- 英語: A type of sedimentary rock formed by compressed sand.
- 日本語: 砂粒が圧縮されてできた堆積岩の一種。
> 建築や地質学でよく使われます。たとえば、「砂岩でできた壁」などと言います。柔らかい岩質ですが、建築材料としても使用されます。
その他の品詞形
- 「sandstone」は基本的に名詞形のみで使われる単語ですが、形容詞として「sandstone-like(砂岩のような)」などの表現が稀に使われることがあります。
- ただし、一般的には「sandstone」という単語自体の活用はないため、複数形は「sandstones」となる場合はありますが、実際の用法では不可算名詞的に扱うことが多いです。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- sand + stone
- sand: 砂
- stone: 石
> この2つの要素が合わさり、「砂でできた石」というイメージがそのまま語源・意味になっています。
- sand: 砂
詳細な意味
- 砂粒が長い時間をかけて固まってできた岩石。層状に堆積しているため、強度や色合いが場所によって異なるという特徴があります。
関連語や派生語
- sedimentary rock (堆積岩)
- limestone (石灰岩)
- shale (頁岩)
- siltstone (シルト岩)
よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)
- sandstone cliffs → 砂岩の崖
- red sandstone → 赤い砂岩
- quarried sandstone → 採掘された砂岩
- sandstone formation → 砂岩層(地質学的な地層)
- weathered sandstone → 風化した砂岩
- sandstone building → 砂岩で作られた建物
- fine-grained sandstone → 微粒の砂岩
- fossil-rich sandstone → 化石を多く含む砂岩
- sandstone slab → 砂岩の板
- sandstone quarry → 砂岩採石場
3. 語源とニュアンス
語源
- 「sand(砂)」+「stone(石)」という直訳的な組み合わせ。
- 古英語における “sand” と “stān” (石)から派生し、のちに合わさって “sandstone” となりました。
ニュアンス・使用時の注意
- 地質用語としては専門的ですが、建築や観光(岩や崖の説明)などでも使われます。
- カジュアルな会話というよりは、やや専門的・文章的な印象を与えます。
4. 文法的な特徴と構文
1) 可算・不可算
- 不可算名詞として扱われることが多い(例: “Sandstone is common in this region.”)。
- ただし、「砂岩の種類・個体」を表すときなどは可算名詞として扱われる場合もある(例: “The museum has several sandstones on display.”)。
2) 一般的な構文
- “This area is known for its sandstone cliffs.”
- “They used local sandstone to build the temple.”
3) イディオム/定型表現: 特に決まったイディオムはありませんが、建築・地質文脈の定型フレーズとして “be composed of sandstone” などがあります。
4) フォーマル/カジュアル
- 地質学や建築の話題では、比較的フォーマル・専門的に扱われます。
- カジュアルな会話であっても、地形や観光名所について説明するときには使えます。
5. 実例と例文
日常会話
“Have you seen the sandstone cliffs at the beach? They’re really beautiful.”
(海辺にある砂岩の崖を見たことある?とてもきれいだよ。)“This statue is carved from sandstone. It’s surprisingly detailed.”
(この彫刻は砂岩から彫られているんだ。意外に細かいところまで作り込まれているね。)“Sandstone can crumble if you’re not careful when handling it.”
(砂岩は扱いを誤ると崩れやすいんだ。)
ビジネスシーン
“Our firm specializes in restoring historical sandstone buildings.”
(弊社は歴史的な砂岩の建物の修復を専門としています。)“We’ve received a contract to supply sandstone for the new museum’s façade.”
(新しい博物館の正面に使う砂岩を納入する契約を受けました。)“Please verify the sandstone quality before finalizing the purchase order.”
(発注を確定する前に、砂岩の品質を確認してください。)
学術的シーン
“The sandstone samples indicate a high concentration of marine fossils.”
(その砂岩のサンプルには海洋生物の化石が多く含まれていることがわかります。)“Sandstone strata in this region suggest a prehistoric river system.”
(この地域の砂岩層は、先史時代の河川システムの存在を示唆しています。)“Detailed petrographic analysis of the sandstone reveals its depositional environment.”
(詳細な岩石学分析により、砂岩が形成された堆積環境が明らかになります。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- sedimentary rock (堆積岩)
- 砂岩も含む総称で、より広いカテゴリー。
- 砂岩も含む総称で、より広いカテゴリー。
- limestone (石灰岩)
- 同じ堆積岩ですが、主に炭酸カルシウム由来。砂由来とは異なる。
- 同じ堆積岩ですが、主に炭酸カルシウム由来。砂由来とは異なる。
- shale (頁岩)
- 粘土粒子由来の堆積岩で、砂岩よりもきめ細かい。
- 粘土粒子由来の堆積岩で、砂岩よりもきめ細かい。
反意語
- 「砂岩」の直接の反意語はあまりありませんが、機能的な対比としては igneous rock (火成岩) や metamorphic rock (変成岩) が挙げられます。砂岩とは成り立ちが大きく異なります。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号(IPA): /ˈsændˌstoʊn/(アメリカ英語), /ˈsænd.stəʊn/(イギリス英語)
- アクセントは sand の部分(最初の音節)に置かれるのが一般的です。
- アメリカ英語では [sændstóʊn]、イギリス英語では [sændstəʊn] と、後半の母音が微妙に異なります。
よくある発音の間違い
- “san-stone” のように “d” を抜かしてしまうことがありますが、“sand” の最後の “d” の音をしっかり発音するように注意しましょう。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “sandstone” を “sandston” のように書き落とすミスに注意。
- 同音異義語との混同: とくに似た単語はありませんが、「sand」と「stone」をそれぞれ別単語で誤用しないように。
- 試験での出題傾向: 地質学や環境に関する文章(TOEICのリーディングセクションや英検の長文問題)で見かける可能性があります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- イメージ法: “sand” + “stone” という二つの単語が合わさっていると意識すると覚えやすいです。
- ストーリー: 砂が長い年月を経て岩になった、というストーリーを想像しながら学ぶことで、堆積岩の特徴を同時に頭に入れられます。
- スペリングのポイント: “sand” に “stone” がそのまま続くだけ。間にハイフンなどは入りません。
以上が名詞「sandstone」の詳細解説です。日常会話でも地形や建材の話題などで出てくることがありますので、しっかり押さえておきましょう。
砂岩