redo
以下では、動詞「redo」について、できるだけ詳しく解説していきます。
1. 基本情報と概要
単語: redo
品詞: 動詞 (verb)
活用形:
• 原形: redo
• 三人称単数現在形: redoes (He/She redoes…)
• 過去形: redid (He redid…)
• 過去分詞形: redone (It has been redone)
• 現在分詞 / 動名詞: redoing (They are redoing…)
意味(英語): to do again; to do over.
意味(日本語): 「もう一度やり直す」「再度行う」という意味です。何かを再度やり直して、修正したり、改良したりするときに使われます。
例えば、「部屋の模様替えをし直す」「プロジェクトを再度やり直す」など、元の作業に戻って一からやり直すようなニュアンスです。
CEFRレベル目安: B1 (中級)
・「redo」は、英語の初歩的な動詞を学んだあと、中級レベルで「re- (再度) + do (する)」の組み合わせとして理解できる単語です。
他の品詞形
- 「redo」はもともと動詞ですが、過去分詞形が形容詞的に使われる場合があります (例: a redone kitchen「やり直されたキッチン」)。
2. 語構成と詳細な意味
接頭語・接尾語・語幹
- re-: 「もう一度」「再び」という意味の接頭語
- do: 「行う」という意味
「redo」は「do(行う)」に「re-(再び)」を付加した単純明快な造語で、「また行う」という意味がストレートに表れています。
派生語や類縁語
- rework (再び作業する)
- rebuild (再建する)
- renew (更新する)
- revise (修正する)
よく使われるコロケーション(共起表現)10選
- redo a room(部屋をやり直す/改装する)
- redo the kitchen(キッチンをやり直す/リフォームする)
- redo your hair(ヘアスタイルをやり直す)
- redo a test(テストをやり直す)
- redo the design(デザインをやり直す)
- redo your makeup(メイクをし直す)
- redo the layout(レイアウトを再調整する)
- redo the homework(宿題をやり直す)
- redo the plan(計画をやり直す)
- redo the whole process(プロセス全体をやり直す)
3. 語源とニュアンス
語源
- re- はラテン語由来で「再び」「元へ戻って」を意味する接頭語。
- do は古英語の “dōn” に由来し、古くから「行う」という意味で使われていました。
- この2つが組み合わさり、現代の「redo(再び行う)」となりました。
微妙なニュアンスや注意点
- 「redo」は「やり直す」ことを強調するときに使われるため、何らかの理由で最初の作業が不十分・不満足であったり、変更の必要性がある場合に使われることが多いです。
- カジュアルな会話でもビジネスやフォーマルな場でも使いやすい動詞です。
4. 文法的な特徴と構文
- 自動詞/他動詞: 「redo」は他動詞として使われることが一般的です。目的語(やり直す対象)が必要になります。
例) I need to redo my homework. (私は宿題をやり直す必要がある) - 「redo」の受動態:
例) The kitchen was redone last year. (そのキッチンは去年、リフォームされた)
よく使われる構文
redo + 目的語: 何をやり直すのかを明確に述べる構文
例) We decided to redo the entire project. (私たちはプロジェクト全体をやり直すことに決めた)「have +目的語+ redone」の構文: 何かを第三者にやり直してもらう場合
例) I’m going to have my hair redone. (髪をやり直してもらうつもりです)
5. 実例と例文
1) 日常会話での例文
- “I spilled coffee on this paper. I have to redo it.”
(コーヒーをこぼしちゃった。これをやり直さなきゃ。) - “Could you help me redo my nails?”
(ネイルをやり直すの手伝ってくれる?) - “This cake didn’t turn out right. I’ll redo it.”
(このケーキはうまくできなかった。作り直すよ。)
2) ビジネスシーンでの例文
- “We might need to redo the presentation slides before the meeting.”
(ミーティングの前にプレゼンのスライドをやり直す必要があるかもしれません。) - “Our supervisor asked us to redo the proposal by Friday.”
(上司は金曜日までに提案書をやり直すように言いました。) - “They decided to redo the entire campaign after receiving negative feedback.”
(彼らはネガティブなフィードバックを受けた後、キャンペーン全体をやり直すことに決めました。)
3) 学術的・フォーマルな文脈での例文
- “The committee requested that the survey be redone with a larger sample size.”
(委員会は、より大きなサンプルサイズを用いて再度調査を行うよう要請しました。) - “We need to redo the experiment under more controlled conditions.”
(より制御された条件下で実験をやり直す必要があります。) - “The researchers decided to redo the analysis using a different statistical model.”
(研究者たちは、別の統計モデルを使って解析をやり直すことに決めました。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
repeat (繰り返す)
- 何度も同じことを行う場合に使う。
- 「redo」は元の作業を修正・やり直すニュアンスが強いが、「repeat」は単にまた同じことを繰り返す意味が強い。
- 何度も同じことを行う場合に使う。
rework (再作業する)
- 完成度を高めるために作業をやり直すニュアンス。
- 「redo」は一般的 cualquier 作業のやり直しに広く使われるが、「rework」は特に仕事や作品を手直しするニュアンスを含む。
- 完成度を高めるために作業をやり直すニュアンス。
remake (作り直す)
- 既存の作品や物を新しい形で作り直すイメージ。
- 映画や曲の場合「リメイク版」としてよく使われる。
- 既存の作品や物を新しい形で作り直すイメージ。
revise (修正する)
- 文書やプランなどを改訂・修正するときに使われる。
- 「redo」は作業そのものを最初からやり直すニュアンスだが、「revise」は部分修正のイメージが強い。
- 文書やプランなどを改訂・修正するときに使われる。
反意語
- undo (元に戻す)
作業を手前の状態に戻すという意味で、コンピュータ操作などで使われることが多い。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号(IPA): /ˌriːˈduː/
- アクセントは第二音節「du」に置かれます。
- アメリカ英語・イギリス英語ともにほぼ同じ発音です。
- よくある発音ミスとして、冒頭の「re-」を短く /rɪ/ と読んでしまう場合がありますが、実際は長めの /riː/ となります。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: 「redo」は「re」+「do」で綴りが単純ですが、ハイフンを入れて「re-do」と書く人がたまにいます。通常は「redo」と一語で表記します。
- 同音異義語との混同: 特にはありませんが、「read (読む)」の過去形「read (発音は /red/ )」と見間違えないように注意。
- 試験対策: TOEICや英検では、「やり直す」「改訂する」など、類義語との文意の区別を問う問題が出ることがあります。また、前置詞や目的語との繋ぎ方(redo something, rework something)などの熟語表現にも注意しましょう。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「re + do = 再び行う」というシンプルな構成がわかりやすいので、記憶しやすい単語です。
- 覚える際は「redo = do again」という等号関係を思い浮かべましょう。
- コンピュータ作業で「Undo (取り消し)」の反対が「Redo (やり直す)」という機能があると覚えると、さらにセットで定着しやすいです。
- 語感としては“リドゥー”と伸ばして発音すると覚えやすいかもしれません。
以上が、動詞「redo」の詳細解説です。繰り返しやり直すイメージをしっかり掴み、実際の会話や文書などで使えるように練習してみてください。
…‘を'再びする,やり直す