元となった辞書の項目
proudly
IPA(発音記号)
解説
1. 基本情報と概要
単語: proudly
品詞: 副詞 (adverb)
意味(英語): in a proud manner; with pride
意味(日本語): 誇らしげに、自慢げに
日本語で「誇らしげに」という意味の副詞です。話し手が何かを胸を張って誇りに思っているようなニュアンスを含みます。シーンによっては、少し自慢げという響きになることもありますが、基本的には良い意味合いで使われることが多いです。
- 活用形: 副詞なので基本形は“proudly”のみです。
- 関連する他の品詞:
- 形容詞: proud (誇りに思う・誇らしい)
- 名詞: pride (誇り)
- 形容詞: proud (誇りに思う・誇らしい)
CEFRレベル: B1(中級)
- B1: 中級レベルの学習者が比較的よく目にする単語で、「proud」という親しみやすい形容詞から派生した副詞として扱われます。
2. 語構成と詳細な意味
- 「proudly」は形容詞“proud”に副詞を作る接尾辞“-ly”がついてできています。
- proud(誇らしい)+-ly(副詞を作る接尾辞)=proudly
よく使われるコロケーション(共起表現)10選
- speak proudly
- 誇らしげに話す
- 誇らしげに話す
- smile proudly
- 誇らしげに微笑む
- 誇らしげに微笑む
- stand proudly
- 誇らしげに立つ
- 誇らしげに立つ
- walk proudly
- 誇らしげに歩く
- 誇らしげに歩く
- hold one’s head proudly
- 頭を高く上げて(誇らしげに)いる
- 頭を高く上げて(誇らしげに)いる
- display something proudly
- 何かを誇らしげに見せる/飾る
- 何かを誇らしげに見せる/飾る
- wear proudly
- (服やバッジなどを)誇らしげに身につける
- (服やバッジなどを)誇らしげに身につける
- proclaim proudly
- 誇らしげに宣言する
- 誇らしげに宣言する
- proudly present
- 誇りを持って紹介/提示する
- 誇りを持って紹介/提示する
- raise one’s flag proudly
- 旗を誇らしげに掲げる
- 旗を誇らしげに掲げる
3. 語源とニュアンス
語源:
- 「proud」は古フランス語の「prou (利益がある)」などに由来すると言われていますが、英語としては中英語以降に「高貴な、誇り高い」という意味で使われてきました。その形容詞“proud”に副詞化する“-ly”がついてできたのが“proudly”です。
ニュアンス:
- 強い肯定や誇りを表す副詞ですが、状況によっては「自慢げに」「鼻にかけて」のようにも訳せるため、使い方に注意が必要です。
- 口語でも文章(フォーマルな文)でも比較的よく使われますが、「非常に自尊心が高い」ような感情を表すときや、おめでたい場面で自己的に誇りを表すときに適しています。
- 強い肯定や誇りを表す副詞ですが、状況によっては「自慢げに」「鼻にかけて」のようにも訳せるため、使い方に注意が必要です。
4. 文法的な特徴と構文
- 副詞なので、動詞や形容詞などを修飾します。
- “proudly”を使ったよくある構文の例:
- “S + V + proudly”
- 例: She walked proudly.
- “S + proudly + V …”
- 例: She proudly announced the result.
- “S + V + proudly”
- フォーマル/カジュアルともに使えますが、ニュアンスでやや「まっすぐな誇り」を強調する表現です。
5. 実例と例文
日常会話での例文
- “I sang proudly in front of my family.”
- 家族の前で誇らしげに歌ったよ。
- 家族の前で誇らしげに歌ったよ。
- “He proudly showed me his new bicycle.”
- 彼は新しい自転車を誇らしげに見せてくれたよ。
- 彼は新しい自転車を誇らしげに見せてくれたよ。
- “She walked proudly down the street after winning the contest.”
- コンテストに勝った後、彼女は通りを誇らしげに歩いていた。
ビジネスシーンでの例文
- “Our CEO proudly announced the company’s expansion plan.”
- 当社のCEOは会社の拡張計画を誇らしげに発表しました。
- 当社のCEOは会社の拡張計画を誇らしげに発表しました。
- “We proudly present our latest innovation in technology.”
- 我々は最先端の技術革新を誇りをもってご紹介します。
- 我々は最先端の技術革新を誇りをもってご紹介します。
- “He proudly displayed the award plaque in the office.”
- 彼はオフィスに表彰の盾を誇らしげに飾っていました。
学術的な文脈での例文
- “The research team proudly published their groundbreaking findings.”
- 研究チームは画期的な成果を誇らしげに公表しました。
- 研究チームは画期的な成果を誇らしげに公表しました。
- “She proudly defended her thesis before the committee.”
- 彼女は委員会の前で誇らしげに論文を弁護しました。
- 彼女は委員会の前で誇らしげに論文を弁護しました。
- “He proudly referenced his mentor’s work in his dissertation.”
- 彼は論文の中で師匠の研究を誇らしげに引用しました。
6. 類義語・反意語と比較
類義語 (Synonyms)
- confidently(自信を持って)
- 「自信満々で」というニュアンスが強く、結果に対する誇りよりは自信を表す。
- 「自信満々で」というニュアンスが強く、結果に対する誇りよりは自信を表す。
- triumphantly(勝ち誇って)
- 勝利を得て喜びに浸るニュアンスが強い。
- 勝利を得て喜びに浸るニュアンスが強い。
- majestically(威厳を持って)
- 威厳や壮大さを感じさせる表現。
反意語 (Antonyms)
- humbly(謙虚に)
- 誇らしさを出さず、へりくだった様子を表す。
- 誇らしさを出さず、へりくだった様子を表す。
- modestly(控えめに)
- 自分を強調しない控えめなニュアンス。
- 自分を強調しない控えめなニュアンス。
これらの単語と比べて“proudly”は、誇りや自己評価の高さを前面に出す表現です。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号 (IPA): /ˈpraʊd.li/
- アクセント (強勢): 最初の音節“proud”に強勢があります。
- アメリカ英語とイギリス英語での違い: 大きな違いはほぼありませんが、アメリカ英語では [praʊd-li] と滑らかに発音され、イギリス英語でもほぼ同様に発音されます。
- よくある発音の間違い: /ˈpraʊd.li/ の/d/が曖昧になりやすいので、しっかりと発音するように注意します。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: 「proudly」を「proudley」や「proudy」と書いてしまいやすい。
- 「proud」と「pride」の違い: 「proud」は形容詞、「pride」は名詞、「proudly」は副詞。混同しないように注意。
- 資格試験などでの注意: TOEICや英検などでも、形容詞と副詞の区別や文の語順の問題で出題される場合があります。動詞を修飾する位置に気をつけてください。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- “proud” + “ly”で「誇りをもって~すること」を表すと覚えると良いでしょう。
- スペルは“l”と“y”の順番を間違えやすいので “-ly” という副詞の定型を意識する。
- イメージする際は“胸を張った様子”を思い浮かべると、自然に“proudly”の意味がつかみやすいです。
以上が、副詞“proudly”の詳細解説です。胸を張って嬉しそうに自慢している様を表す単語として、さまざまな場面で使うことができます。ぜひ会話や文章で活用してみてください。
意味のイメージ
意味(1)
威張って
意味(2)
誇りをもって
意味(3)
堂々と