元となった辞書の項目
prance
IPA(発音記号)
解説
1. 基本情報と概要
単語: prance
品詞: 動詞 (intransitive: 自動詞として使われることが多い)
活用形: prance - prances - pranced - prancing
- 英語での意味: To move or walk with high springy steps, in a lively, spirited, or showy manner.
- 日本語での意味: 「跳ねるように陽気に歩く」「軽快で目立つような足取りで動く」というニュアンスです。
- たとえば、馬がピョンピョンと足を高く上げて歩くイメージや、人がちょっと得意げにステップを踏むようなイメージです。
- 楽しそうに、または少し誇張気味に振る舞いたいような場面で使われます。
- たとえば、馬がピョンピョンと足を高く上げて歩くイメージや、人がちょっと得意げにステップを踏むようなイメージです。
CEFRレベルの目安: B2(中上級)
- B2(中上級)は、ある程度の日常会話や文面でのニュアンスを理解し、臨機応変に表現できるレベルです。
2. 語構成と詳細な意味
- 語構成: 特に明確な接頭語や接尾語があるわけではありません。語幹「pranc-」に e が付いて動詞として機能している形です。
- 関連語・派生語:
- “prancing” (現在分詞・形容詞的用法):「跳ねるように動いている」「陽気にステップを踏む」
- “prancer” (名詞):「陽気に跳ねる人(または馬)」
- “prancing” (現在分詞・形容詞的用法):「跳ねるように動いている」「陽気にステップを踏む」
よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)
- prance around (~の周りを跳ね回る)
- prance about (跳ね回る、はしゃぎ回る)
- prance across the stage (ステージを軽快に横切る)
- prance with excitement (興奮して陽気に跳ね回る)
- prance like a horse (馬のように足を高く上げて跳ねる)
- prance in front of everyone (みんなの前で陽気に動き回る)
- prance back and forth (前後にステップを踏むように移動する)
- prance gracefully (優雅に跳ねるように動く)
- prance off (跳ねるように立ち去る)
- prance through the crowd (人ごみの中を陽気に進む)
3. 語源とニュアンス
- 語源: 中英語 (Middle English) で “prauncen” の形が見られ、その先は由来がはっきりしない部分があります。主に「馬が高く足を上げて歩く様子」などを表す動詞でした。
- 歴史的変遷: 馬の動きから転じて、人の「はしゃいだ動き」というニュアンスにも使われるようになりました。
- 使用上の注意点・ニュアンス:
- 少し誇張された動きや自信たっぷりな様子を表すことが多いです。
- カジュアルな文章や会話で使われることが多く、フォーマルなシーンではあまり用いられません。
- 少し誇張された動きや自信たっぷりな様子を表すことが多いです。
4. 文法的な特徴と構文
- 自動詞 (intransitive): “He pranced around the room.” のように目的語を直接取らずに使われます。
- 典型的な構文例:
- “prance + 副詞/前置詞句” で場所や方向を示すことが多い。
- 例: “The children pranced around happily.”
- “prance + 副詞/前置詞句” で場所や方向を示すことが多い。
- イディオム: “prance around/about” が特によく使われ、あちこちをはしゃぎ回る様子を表します。
- フォーマル/カジュアル: カジュアルや口語シーンでよく目にします。ビジネス文書などでは滅多に使われません。
5. 実例と例文
(1) 日常会話での例文
- “My cat started to prance around the kitchen after seeing a new toy.”
- 「うちの猫は新しいおもちゃを見て、キッチンを跳ね回り始めたんだよ。」
- 「うちの猫は新しいおもちゃを見て、キッチンを跳ね回り始めたんだよ。」
- “Stop prancing about, and help me with the dishes!”
- 「はしゃぎ回ってないで、お皿洗い手伝ってよ!」
- 「はしゃぎ回ってないで、お皿洗い手伝ってよ!」
- “He always prances around when he’s excited.”
- 「彼は興奮するといつも陽気に跳ね回るんだよ。」
(2) ビジネスシーン(やや比喩的)での例文
- “We can’t just prance into the meeting unprepared.”
- 「何の準備もなしに、ただ会議にのこのこ入るわけにはいかない。」
- 「何の準備もなしに、ただ会議にのこのこ入るわけにはいかない。」
- “He seemed to prance around the office, but his results were quite impressive.”
- 「彼はオフィスの中ではしゃいでいるように見えたけど、実績は素晴らしかったね。」
- 「彼はオフィスの中ではしゃいでいるように見えたけど、実績は素晴らしかったね。」
- “Don’t prance around your responsibilities—you need to address them directly.”
- 「責任から逃げ回ってないで、きちんと対処しなさい。」
(3) 学術的な(比喩表現として)例文
- “In literature, characters may prance through the narrative with an air of self-importance.”
- 「文学作品では、登場人物が自尊心に満ちて物語を軽快に動き回ることがあります。」
- 「文学作品では、登場人物が自尊心に満ちて物語を軽快に動き回ることがあります。」
- “He pranced through his argument without addressing any counterpoints.”
- 「彼は反論を一切考慮せずに、議論をはしゃぎ回るように進めてしまった。」
- 「彼は反論を一切考慮せずに、議論をはしゃぎ回るように進めてしまった。」
- “One must not prance over critical details when conducting thorough research.”
- 「徹底的なリサーチをする際に、重要な細部を見落としてはいけません。」
6. 類義語・反意語と比較
類義語 (Synonyms)
- “skip” (スキップする)
- ニュアンス: 一般的に連続して軽快に跳ねるように歩く。
- ニュアンス: 一般的に連続して軽快に跳ねるように歩く。
- “cavort” (跳ね回る、はしゃぐ)
- ニュアンス: より陽気に飛び回る印象、ややふざけた動きを含むことが多い。
- ニュアンス: より陽気に飛び回る印象、ややふざけた動きを含むことが多い。
- “frolic” (陽気に遊ぶ)
- ニュアンス: 楽しくはしゃぎ回る・遊び回る。
- ニュアンス: 楽しくはしゃぎ回る・遊び回る。
- “strut” (誇らしげに歩く)
- ニュアンス: 胸を張って堂々と歩くイメージ。
- ニュアンス: 胸を張って堂々と歩くイメージ。
- “swagger” (得意げに歩く)
- ニュアンス: 自信満々な感じが強い。
反意語 (Antonyms)
- “plod” (とぼとぼ歩く)
- “trudge” (重い足取りで歩く)
- “shuffle” (足を引きずるように歩く)
類義語はいずれも「軽やかに動く」イメージに近いですが、“prance” は馬の動作に近い「高く足を上げるはしゃぎ方」を伴うのが特徴です。
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号 (IPA):
- アメリカ英語: /præns/ (プランス)
- イギリス英語: /prɑːns/ (プラーンス)
- アメリカ英語: /præns/ (プランス)
強勢 (アクセント): 単語全体にまんべんなく力がかかるイメージですが、最初の “pr” 部分にやや強めの発音があります。
よくある間違い:
- イギリス英語で /ɑː/ の音が出ず、短い “a” (æ) のまま発音してしまう。
- 語末の “-ce” を濁らせすぎて /prænts/ のように発音してしまう。
- イギリス英語で /ɑː/ の音が出ず、短い “a” (æ) のまま発音してしまう。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: 「prance」を「prancee」や「pance」と書き間違えることに注意。
- 同音異義語との混同: “prance” と同じ発音の単語はほぼありませんが、“prance” は “France” (フランス) と類似した響きなので聞き取りの際に注意。
- TOEICや英検での出題傾向: 高頻度ではありませんが、文章の中で動作をイメージさせる表現として出る場合があります。意味を理解しておくことが大切です。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 馬が高く足を上げてステップするイメージ: 馬の誇らしげな動きを思い浮かべると覚えやすいです。
- 「Skip」を華やかにした感じ: “skip” にちょっと見栄を張ったり誇らしげな要素を足したものとしてイメージするとわかりやすいかもしれません。
- 音のイメージ: 「プランス」という響きが「飛び跳ねる」という感じと関連づけると記憶に定着しやすいでしょう。
以上が “prance” の詳細解説です。馬が高く足を上げながら歩くイメージや、人がちょっと得意げにステップを踏むイメージで覚えるとわかりやすいですよ。
意味のイメージ
意味(1)
〈人が〉意気揚々と(得意に)歩く
意味(2)
(馬の)飛び跳ね
意味(3)
意気揚々とした歩きぶり
意味(4)
〈馬が〉前脚を上げ後脚でけって跳び進む《+along》