最終更新日:2024/06/12

彼は愛国心のある市民で、自国を愛しています。

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He is a patriotic citizen who loves his country.

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元となった辞書の項目

patriotic

IPA(発音記号)
形容詞

愛国の,愛国心の強い

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彼は愛国心のある市民で、自国を愛しています。

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解説

1. 基本情報と概要

英単語: patriotic

品詞: 形容詞 (adjective)

意味(英語): Having or expressing devotion to and vigorous support for one's country.

意味(日本語): 自国を愛し、その発展や利益を熱心に応援するさま。国を大切に思い、誇りや忠誠心を示すような場面で使われます。

「patriotic」は、自分の国に対して愛国心を示すときに使う形容詞です。国の祭典や独立記念日のように国を祝う行事、あるいは国のために何かをしたいという気持ちを表す場合に用いられます。誇らしく、大切に思う気持ちを表現するニュアンスが強いです。

活用形


  • 基本形: patriotic

  • 副詞形: patriotically (愛国心をもって)

  • 名詞形: patriotism (愛国心)

他の品詞の例


  • 名詞: a patriot (愛国者)

  • 形容詞: patriotic (愛国的な)

  • 副詞: patriotically (愛国心をもって)

CEFRレベル目安


  • B2(中上級)


    • 国家や社会に関わる複雑な話題について理解するのに適した語彙。一般的な日常会話よりも、ニュースや論説、評論などで出現するレベルです。



2. 語構成と詳細な意味


  • 語幹: patri-(「父」を意味するラテン語 “pater” → そこから派生して「国」の意も担う)

  • 接尾語: -otic(形容詞化する語尾)

関連語や派生語


  • patriot (名詞: 愛国者)

  • patriotism (名詞: 愛国心)

  • patriotic act (愛国的行為)

よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)


  1. patriotic fervor – (愛国的な熱情)

  2. patriotic duty – (愛国的な義務)

  3. feel patriotic – (愛国心を感じる)

  4. patriotic pride – (愛国的な誇り)

  5. highly patriotic speech – (非常に愛国的なスピーチ)

  6. patriotic holiday – (愛国的祝日)

  7. patriotic gesture – (愛国心を示す行為)

  8. unwaveringly patriotic – (揺るぎなく愛国的な)

  9. patriotic sentiment – (愛国的感情)

  10. patriotic spirit – (愛国心あふれる精神)


3. 語源とニュアンス

語源: 「patriotic」は、ラテン語の「pater(父)」を起源に持ち、「国=父なる存在」への愛や忠誠を表す語から派生しました。古フランス語や中期英語を経るなかで、国家への愛を示す語へと発展してきました。

微妙なニュアンス


  • 「patriotic」は肯定的な文脈で使えば「国を愛し、貢献しようとする尊い姿勢」というニュアンスを帯びます。

  • 一方、「nationalistic」に比べればやや穏やかですが、「強い愛国心」を表すので場合によっては政治的・感情的に強い響きを与えることがあります。

  • 日常会話よりも議論や演説、文章で使われることが多いですが、カジュアルな文脈でも「自国のスポーツチームを応援するとき」などに使われることがあります。


4. 文法的な特徴と構文


  • 品詞: 形容詞(adjective)

  • 使い方: 主に名詞を修飾して「愛国的な○○」という形になります。

  • 位置: 形容詞なので、名詞の前(a patriotic speech)や補語(He is very patriotic.)として用いられます。

  • フォーマル / カジュアル:


    • フォーマル: 政治演説、正式な文章で国への愛を表現するとき

    • カジュアル: 自国チーム応援、祝日のお祝いなどのときにも使われる


一般的な構文例


  • He is very patriotic. (彼はとても愛国的だ)

  • It was a patriotic ceremony. (それは愛国的な式典だった)


5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文


  1. “I feel quite patriotic whenever I see the national flag.”

    (国旗を見ると、いつもすごく愛国心を感じるんだ。)

  2. “Wearing that badge is a small but patriotic gesture.”

    (そのバッジを身につけるのは、小さいながらも愛国心を示す行為だよ。)

  3. “My grandfather was always very patriotic and taught me a lot of history.”

    (祖父はいつもとても愛国的で、私にたくさんの歴史を教えてくれたんだ。)

(2) ビジネスシーンでの例文


  1. “Our marketing campaign has a patriotic theme this year to celebrate the country’s independence.”

    (今年のマーケティングキャンペーンは、独立を祝うために愛国的なテーマを設定しています。)

  2. “The CEO’s speech was extremely patriotic, emphasizing local production.”

    (CEOのスピーチは非常に愛国的で、国産品の生産を強調していました。)

  3. “He believes that supporting local industries is a patriotic duty.”

    (彼は地元産業を支援することが愛国的な義務だと考えています。)

(3) 学術・論説文での例文


  1. “In historical context, many movements relied on strong patriotic sentiments to unify the populace.”

    (歴史的な文脈では、多くの運動が国民を団結させるために強い愛国心に訴えました。)

  2. “Patriotic rhetoric often emerges during times of social or economic crises.”

    (社会や経済の危機の際には、愛国的な修辞がしばしば現れます。)

  3. “The study analyzes how patriotic education shapes national identity.”

    (その研究は、愛国教育がどのように国家のアイデンティティを形成するかを分析しています。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. nationalistic(ナショナリスティックな)


    • 「愛国的」というより「国家主義的」という印象があり、場合によっては過度な排他性を含むことがある。


  2. loyal(忠誠心のある)


    • 愛国心に限らず、会社や個人に対する忠誠心を表す際にも使われる。


  3. devoted(献身的な)


    • 「特定の相手や対象に熱心に仕える」という意味合いが強く、愛国心に限らない。


反意語


  • unpatriotic(非愛国的な)

  • disloyal(不忠実な)

これらの語は、国や組織への忠誠心がない、むしろ否定するような文脈で用いられます。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA): /ˌpeɪtriˈɑːtɪk/ (米), /ˌpætriˈɒtɪk/ (英)

  • 強勢(アクセント): “tri” の部分にアクセント(/peɪ-tri-ˈɑː-tɪk/)

  • アメリカ英語とイギリス英語での違い:


    • アメリカ英語は “ɑː” の音が強い (patri-「ペイトリーアーモティック」のように聞こえる)

    • イギリス英語は “ɒ” の音が入り、やや「ペイトリオティック」と聞こえる


  • よくある間違い:


    • アクセントの位置を誤って“pa-tri-OT-ic”などと発音してしまう



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “pattriotic” や “patroitic” など、「i」「o」の順番間違い。しっかりと “patri-otic” の構成を覚える。

  • 同音・似たスペルとの混同: “pathetic” (惨めな、哀れな) とはスペリングが似通っていて間違えやすいが、全く意味が異なる。

  • 試験での注意: TOEICや英検などで、国際ニュースや国際情勢の文脈で出題されることがある。国際基準(CEFR)B2レベルの読解問題などでよく登場する可能性が高い。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 覚え方のヒント: “patri-” は「父(pater)」の語根で、そこから「父なる国」を連想するとイメージしやすいです。

  • 音とスペリング: “patri-” + “-otic” をしっかり区切って覚えると、スペルミスを防ぎやすいです。

  • 関連ストーリー: 独立記念日や国歌斉唱、オリンピックの国家代表を応援する場面を思い浮かべると、「patriotic」のイメージや使い所を直感的に理解しやすくなります。


以上が形容詞 “patriotic” の詳細な解説です。自分の国を誇りに思い、そのために行動したり応援したりするときに使う単語として覚えるとイメージしやすいでしょう。

意味のイメージ
patriotic
意味(1)

愛国の,愛国心の強い

和英例文問題 / 準上級英単語(CEFR-J B2)

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