最終更新日:2024/06/13

今日では技術革命によりペーパーレスオフィスになったところが多い。

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Many offices are now becoming paperless ones because of the technology revolution.

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元となった辞書の項目

paperless

IPA(発音記号)
形容詞

ペーパーレスの,紙を使わない

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解説

以下では、形容詞「paperless」について、学習者にとってわかりやすいように詳細に解説します。


1. 基本情報と概要

単語: paperless

品詞: 形容詞 (adjective)

意味(英語): not requiring or involving the use of paper

意味(日本語): 紙を使用しない、紙を使わずに処理する

「paperless」は、紙を使わずに行うデジタル化されたシステムや業務形態などを指すときに使われます。たとえば、請求書を電子化したり、会議資料をタブレットで閲覧したりするときに「paperless system(ペーパーレスシステム)」というふうに呼ぶことがあります。紙に依存せずに、より効率的な方法を示すポジティブなニュアンスを持ちます。

活用形


  • 形容詞のため、英語では比較級・最上級の形(例: more paperless, most paperless)とはあまり使いませんが、文章によっては「less paperless(より紙を使用している)」などの比喩的表現も可能です。

他の品詞への派生


  • 「paperless」は形容詞形ですが、名詞形や動詞形は一般的ではありません。「paper」自体から派生した形容詞が「paperless」です。

  • 「paper(名詞) → paperless(形容詞)」

CEFRレベルの目安


  • B1〜B2(中級〜中上級): ビジネスやテクノロジーの文脈でよく使われる単語です。日常会話でよく登場する基本語彙ではありませんが、ビジネス場面やニュースを理解するには大切な単語です。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • paper + -less


    • paper: 「紙」

    • -less: 「〜がない、〜を欠く」という意味を持つ接尾辞


派生語・類縁語


  • 「paperful」は英語として存在しませんが、対概念として「紙がたくさん使われる」というニュアンスで、冗談のように用いられる場合があるかもしれません。

  • 「wireless」(ワイヤレス) などの、【–less】を使った他の単語は似た構成です。

よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)


  1. paperless office(ペーパーレスオフィス)

  2. paperless environment(ペーパーレス環境)

  3. paperless billing(ペーパーレス請求)

  4. paperless workflow(ペーパーレスのワークフロー)

  5. paperless documentation(ペーパーレスの書類作成)

  6. move towards paperless(ペーパーレス化に向かう)

  7. complete paperless solution(完全なるペーパーレスの解決策)

  8. embrace paperless technology(ペーパーレス技術を取り入れる)

  9. paperless administration(ペーパーレス事務)

  10. paperless process(ペーパーレス手続き)


3. 語源とニュアンス

語源


  • 「paper(紙)」に、否定・欠如を表す接尾辞「-less」がついてできた合成語です。1960年代以降、コンピューターの普及や環境意識の高まりとともに「paperless」が頻繁に使われるようになりました。

ニュアンス


  • 環境に配慮しながら効率的に行う現代的な取り組みやシステムを示す際に使われます。ビジネス文書やフォーマルな場面でもよく使われる語です。

  • ポジティブな印象を与えやすいですが、書類を完全に紙から電子に移行する難しさや不安を表す文脈でも登場する場合があります。

使用シーン


  • フォーマル/カジュアル: どちらでも使えますが、ビジネスや技術関連など、ややフォーマルな文脈でよく見かけます。

  • 口語/文章: ビジネス文章やニュース記事でよく見られますが、日常会話でもデジタル化の話題によく登場します。


4. 文法的な特徴と構文


  • 「paperless」は形容詞なので、名詞を修飾する形で用いられます。

  • 例: “We are moving to a paperless system.” / “It is a paperless approach.”

イディオム・定型表現


  • 特別に定着したイディオムは少ないですが、「go paperless」「shift to paperless」「become paperless」などはよく使われるフレーズです。

文法上のポイント


  • 「paperless」は可算・不可算の区別は関係ありません(形容詞のため)。

  • 動詞「紙を使わない」という表現をするには「go paperless」といった言い方をします。


5. 実例と例文

日常会話での例文


  1. “I decided to go paperless for all my bills to save space.”

    (場所を節約するために、すべての請求書をペーパーレスにすることにしたよ。)


  2. “Our school encourages students to use tablets to be more paperless.”

    (私たちの学校は、ペーパーレスを推進するためにタブレットの使用を奨励しています。)


  3. “My friend’s family is so environment-conscious that they’re almost completely paperless.”

    (友達の家族は環境への意識が高く、ほとんど完全にペーパーレスなんだ。)


ビジネスシーンでの例文


  1. “The new company policy aims to create a paperless environment by next year.”

    (新しい会社方針では、来年までにペーパーレスの環境を整備することを目指しています。)


  2. “We invested in software to transition our documentation process to a paperless system.”

    (ドキュメント作成工程をペーパーレスシステムに移行するためにソフトウェアを導入しました。)


  3. “Paperless billing has significantly reduced our operational costs.”

    (ペーパーレスの請求書により、運用コストが大幅に削減されました。)


学術的な文脈での例文


  1. “A paperless model can notably decrease the carbon footprint of academic institutions.”

    (ペーパーレスモデルは、学術機関のカーボンフットプリントを顕著に減らすことができます。)


  2. “Researchers introduced a paperless workflow to expedite data sharing and analysis.”

    (研究者たちはデータ共有と分析を迅速化するために、ペーパーレスのワークフローを導入しました。)


  3. “The study evaluates the effectiveness of paperless methods in large-scale surveys.”

    (その研究では、大規模な調査におけるペーパーレス手法の有効性を評価しています。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. digital (デジタルの)


    • 紙の代わりにコンピューターなど電子手段を用いるという広い意味合い。


  2. electronic (電子の)


    • “electronic documents” など、ペーパーレスとほぼ同義で使える場合も多いです。


  3. intangible (無形の)


    • 形がない、触れられないという意味で、「紙が存在しない」ニュアンスを表すことも。


反意語


  • paper-based (紙ベースの)


    • 紙による運用・管理を行うシステムや手続きのこと。


使い方の違い例


  • “paperless office” → 書類をすべて電子化したオフィスのイメージ

  • “digital office” → 書類だけでなく、やり取りも電子的に完結する仕組み以上を強調することが多い


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA: /ˈpeɪ.pər.ləs/


    • アメリカ英語・イギリス英語ともに大きな違いはあまりありません。同じように発音されることが多いです。


  • アクセント: 第1音節「pa-」にストレスが置かれます。

  • よくある間違い: “paper” の部分を [péiper] と強く発音してしまい、「–less」の部分があいまいになることがあります。はっきり「ペイパー・レス」と区切るように発音すると通じやすいです。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “paperless” は「paper」と「less」が結合したため、二重の “p” や “s” のつづりを混同しないように注意します。

  • 同音異義語: 直接的な同音異義語はありませんが、「paper」と似た音を持つ「pepper」と混同する学習者もいるかもしれません。

  • 資格試験での出題傾向: ビジネス系のトピックで、環境保護やデジタル化を扱う長文読み取り問題などで登場することがあります。TOEICのパート7や英検の長文などに出てくる可能性があります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「紙 (paper) + ~がない (-less)」というシンプルな合成語で、意味を連想しやすいです。

  • 「-less」を使った単語として「wireless」「cordless」「fearless」などと並べて覚えると、感覚的にわかりやすくなります。

  • スペルを覚えるコツは、紙 (“paper”) に “l e s s” をつける、という感覚で一気に書くことです。

  • デジタルデバイスを使った場面をイメージすると覚えやすいでしょう。


以上が形容詞「paperless」の詳しい解説です。ビジネスやテクノロジーなど、紙の節約や効率化の話題でよく登場する単語ですので、覚えておくと便利です。ぜひ使いこなしてみてください。

意味のイメージ
paperless

和英例文問題 / 準上級英単語(CEFR-J B2)

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