最終更新日:2024/06/12

交響楽団が美しい曲を演奏しました。

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The symphony orchestra performed a beautiful piece.

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元となった辞書の項目

orchestral

形容詞

オーケストラの,管弦楽団の(による)

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解説

1. 基本情報と概要

単語: orchestral

品詞: 形容詞 (adjective)

意味(英語): relating to, composed for, or performed by an orchestra.

意味(日本語): オーケストラの、またはオーケストラ用の。

「orchestral」は、音楽の文脈で「オーケストラに関係する」というニュアンスで使われる形容詞です。たとえば「orchestral music(オーケストラ音楽)」や「orchestral arrangement(オーケストラ編曲)」など、クラシック音楽や管弦楽関連の場面でよく使われます。

活用形


  • 形容詞なので直接的な時制変化や複数形はありませんが、比較級・最上級をつける場合は、通常 “more orchestral” / “most orchestral” のように表現します。

他の品詞形


  • orchestrate (動詞) : (音楽) をオーケストラ用に編曲する、物事を巧みに組織化する

  • orchestration (名詞) : オーケストレーション、編曲

  • orchestrator (名詞) : オーケストラ編曲者、(計画などを) 組織的に進める人

CEFRレベルの目安: B2 (中上級)

クラシック音楽やアート関連の趣味・業界の話題で使われるため、日常会話レベルより少し専門的です。ただし音楽好きであれば比較的早く学べる語句です。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • orchestra (名詞) + -al (形容詞化の接尾辞)


    • orchestra: オーケストラ、管弦楽団

    • -al: 「~の状態・性質に関わる」という意味を付加する形容詞化の接尾辞


派生語や類縁語


  • orchestra (名詞): オーケストラ

  • orchestrate (動詞): 指揮する、(音楽を) 編曲する、(計画・準備を) 組織的に進める

  • orchestration (名詞): 編曲、巧みな組織・計画

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)


  1. orchestral music → オーケストラ音楽

  2. orchestral arrangement → オーケストラ編曲

  3. orchestral composition → オーケストラ作品

  4. orchestral performance → オーケストラ公演

  5. orchestral suite → オーケストラ組曲

  6. orchestral conductor → オーケストラ指揮者

  7. full orchestral score → フルスコア(オーケストラの総譜)

  8. orchestral piece → 管弦楽曲

  9. orchestral repertoire → オーケストラのレパートリー

  10. orchestral version → オーケストラ版


3. 語源とニュアンス

語源


  • orchestra はギリシャ語の “orkhēstra” (古代ギリシア劇場でコーラスが演じた場所) に由来しています。そこから派生して、舞台の下手前部分に配置される管弦楽団を指すようになりました。

  • これに形容詞化の “-al” がついて「オーケストラに関わる」という意味を持つようになりました。

ニュアンス・使用時の注意


  • 音楽シーンの語: 一般的にはクラシックや映画音楽などで使われるオーケストラの文脈で登場します。

  • フォーマル/カジュアル: 音楽レッスンやコンサートプログラムの説明など、ややフォーマルまたは専門的な文脈で使うことが多いですが、日常会話で音楽の話をする際にも使われることがあります。

  • 感情的な響き: 「壮大さ」「重厚さ」「華やかさ」をイメージさせる場合が多いです。


4. 文法的な特徴と構文


  • 「orchestral」は形容詞なので、名詞を修飾する形で使われます。

  • 単独で使われるよりは「orchestral + 名詞」の形が一般的です。

  • フォーマルな文書から音楽情報サイトや解説書など、さまざまな文脈で使われます。

使用例


  • an orchestral arrangement (オーケストラアレンジの)

  • the orchestral excerpts (オーケストラ用の抜粋箇所)


5. 実例と例文

日常会話 (3例)


  1. “I love listening to orchestral movie soundtracks.”

    「映画のサウンドトラックはオーケストラの音源を聴くのが大好きなんだ。」

  2. “This piece sounds more orchestral than I expected.”

    「この曲、思ったよりもオーケストラっぽい響きがするね。」

  3. “Do you prefer orchestral music or piano solos?”

    「オーケストラ音楽とピアノソロ、どっちが好き?」

ビジネス (3例)


  1. “Our company is sponsoring an orchestral concert next month.”

    「当社は来月、オーケストラのコンサートを協賛します。」

  2. “The event will feature an orchestral performance followed by a reception.”

    「イベントではオーケストラの演奏があり、その後レセプションが行われます。」

  3. “We’re planning an orchestral suite for our brand advertisement.”

    「ブランド広告のためにオーケストラ組曲を企画しています。」

学術的な文脈 (3例)


  1. “Scholars have analyzed the evolution of orchestral forms from the Baroque to the Romantic era.”

    「研究者たちはバロックからロマン派時代にかけてのオーケストラ形式の変遷を分析してきました。」

  2. “This course examines orchestral techniques in 20th-century composers.”

    「この講義では20世紀の作曲家によるオーケストラ技法を探究します。」

  3. “We can observe a significant shift in orchestral instrumentation during that period.”

    「その時代にはオーケストラの編成における著しい変化が見られます。」


6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. symphonic (交響的な)


    • 「交響的な」という意味で、より大規模で壮大な音響を想起させる場合に使われる。

    • 「symphonic orchestra」とも言うが、こちらは交響楽団にフォーカス。ニュアンスとしては似ているが、「orchestral」はより広く「オーケストラ編成の、編曲の」といった意味で使いやすい。


  2. orchestrated (編曲された、または巧みに組織化された)


    • こちらは形容詞として使われる場合は「計画・手筈が整った」という比喩的用法もある。


反意語 (Antonyms)


  • “unaccompanied” (伴奏なしの) など、オーケストラとは関係ない「単独演奏」などを指す形容詞が間接的な反意表現になりえます。

  • 厳密な「orchestral」の反意語はあまり一般的には使われません。


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA:


    • 米音 (American English): /ɔːrˈkɛstrəl/

    • 「オー(r)-ケス-トゥ-rəl」のように “r” にやや巻き舌の響きが入ります。

    • 英音 (British English): /ɔːˈkɛstrəl/

    • “r”をあまり強く発音しない傾向があります。


  • アクセント: 2番目の音節 “kes” の部分が強く発音されます。

  • よくある間違い: “orchestal” とつづりを間違えたり、「オーチェストラル」と母音をいれすぎてしまうと通じにくいです。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “orchAstral” と書いてしまう、あるいは “orchestRal” とRの位置を間違える等。

  • 同音異義語との混同: 特にはありませんが、「orchestra」との発音・スペリングを確実に区別しておきましょう。

  • 資格試験での出題傾向: 音楽・芸術に関する長文問題やリスニングで出題されることがあります。専門分野の語句として見慣れているかどうかがポイントとなる場合があります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • orchestra + -al」で「オーケストラらしい」というイメージで覚えると簡単。

  • 視覚的には「楽団がずらりと並んでいる様子」を思い浮かべると、“orchestral” の壮大な雰囲気がイメージしやすいです。

  • スペリングは “chest” (「チェスト」) と「r」を入れ忘れないよう意識する(!) とミスを防げます。

  • 音楽好きであれば、有名なオーケストラ曲や作曲家に関連づけて覚えておくとよいでしょう。


以上が形容詞 “orchestral” の詳細解説です。音楽用語やクラシック音楽が好きな方はぜひ覚えておくと便利な単語です。

意味のイメージ
orchestral
意味(1)

オーケストラの,管弦楽団の(による)

和英例文問題 / 準上級英単語(CEFR-J B2)

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