最終更新日:2024/06/14

私のオフィスのマイクロコンピュータはかなり古いです。

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The microcomputer in my office is quite old.

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元となった辞書の項目

microcomputer

名詞

マイクロコンピューター、マイコン、超小型電算機

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解説

以下では、英単語“microcomputer”について、できるだけ詳細に解説します。


1. 基本情報と概要

単語: microcomputer

品詞: 名詞 (countable noun)

意味(英語):

A microcomputer is a relatively small digital computer whose central processing unit (CPU) is a microprocessor. Typically, it refers to a personal computer designed for individual use.

意味(日本語):

マイクロコンピュータとは、マイクロプロセッサを中心とする比較的小型のコンピュータのことです。多くの場合、個人使用向けのパソコンなどを指します。

「小型のコンピュータ」というニュアンスで、特にかつてはパーソナルコンピュータが登場した当初を中心に使われました。現在も組み込みシステムなどの分野で目にする単語です。

活用形:


  • 単数形: microcomputer

  • 複数形: microcomputers

派生形例:


  • 形容詞形: microcomputer-based (マイクロコンピュータベースの) など

CEFRレベル目安: B2(中上級)

(技術的な文脈で使われるため、一般的な日常英語より一段階上のレベルです)


2. 語構成と詳細な意味


  • 接頭語: “micro-” (極めて小さい、微小の意味)

    例: microscope (顕微鏡), microbiology (微生物学) などと同じ接頭語です。

  • 語幹: “computer” (計算・情報処理装置)

他の関連語やよく使われるコロケーション


  1. microcomputer architecture


    • (マイクロコンピュータのアーキテクチャ)


  2. microcomputer industry


    • (マイクロコンピュータ産業)


  3. microcomputer system


    • (マイクロコンピュータシステム)


  4. embedded microcomputer


    • (組み込み型マイクロコンピュータ)


  5. microcomputer technology


    • (マイクロコンピュータ技術)


  6. single-board microcomputer


    • (シングルボード・マイクロコンピュータ)


  7. home microcomputer


    • (家庭用マイクロコンピュータ)


  8. microcomputer kit


    • (マイクロコンピュータキット)


  9. early microcomputer


    • (初期のマイクロコンピュータ)


  10. microcomputer-based controller


    • (マイクロコンピュータベースの制御装置)



3. 語源とニュアンス


  • 語源: “micro” はギリシャ語の “mikros”(小さい)に由来し、“computer” はラテン語の “computare”(計算する)が語源です。1960年代後半から1970年代にかけて、マイクロプロセッサが登場したことで“小型コンピュータ”を表す言葉として使われ始めました。


  • ニュアンス: 歴史的には、今でいう“パソコン”の黎明期をイメージすることが多いです。現代では、「組み込み機器の中に収められる小型の制御コンピュータ」を指す場合にも使われることがあります。文書や技術書でややフォーマル・専門的に使われることが多い単語です。



4. 文法的な特徴と構文


  • 可算名詞 (countable): “a microcomputer,” “two microcomputers” のように数えられます。

  • 日常会話での使用頻度は低めですが、技術系の文章・会議では見られることがあります。

一般的な構文・使用例


  • “The microcomputer is controlled by a microprocessor.”

  • “These microcomputers are widely used in embedded systems.”

フォーマル度: ややフォーマル / 技術的文脈

カジュアル度: 日常会話ではあまり用いない


5. 実例と例文

日常会話での例文


  1. “I found an old microcomputer in my dad’s garage.”

    (父のガレージで古いマイクロコンピュータを見つけたんだ。)

  2. “Do you remember the microcomputers we used in high school?”

    (高校で使ってたマイクロコンピュータ覚えてる?)

  3. “It’s amazing how microcomputers have evolved into smartphones now.”

    (マイクロコンピュータが今のスマートフォンになるまでの進化はすごいね。)

ビジネスシーンでの例文


  1. “Our company specializes in microcomputer-based control systems for industrial automation.”

    (弊社は産業用オートメーション向けにマイクロコンピュータベースの制御システムを専門としています。)

  2. “We need to upgrade our old microcomputers to meet current security standards.”

    (現在のセキュリティ基準に対応するため、古いマイクロコンピュータをアップグレードする必要があります。)

  3. “The project requires a microcomputer that can handle real-time data processing.”

    (このプロジェクトではリアルタイムのデータ処理ができるマイクロコンピュータが必要です。)

学術的・技術的な文脈での例文


  1. “The seminar will cover the basics of microcomputer architecture and programming.”

    (このセミナーでは、マイクロコンピュータのアーキテクチャとプログラミングの基本を扱います。)

  2. “Recent advancements in microcomputers have led to significant improvements in embedded systems.”

    (最近のマイクロコンピュータの進歩により、組み込みシステムが大幅に改善されました。)

  3. “By employing a microcomputer, the researchers reduced the overall power consumption of the device.”

    (マイクロコンピュータを採用することで、研究者たちは装置の総電力消費量を削減しました。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. personal computer (PC)


    • (パーソナルコンピュータ)

    • より身近で一般的に使われる用語。より広範囲を指す。


  2. minicomputer


    • (ミニコンピュータ)

    • かつてはメインフレームとマイクロコンピュータの中間規模を指した専門用語。


  3. embedded computer


    • (組み込みコンピュータ)

    • 機械や装置に組み込まれたコンピュータ。外部からは独立したPCには見えないが、機能をコントロールしている。


反意語 (Antonyms/対照語)


  1. mainframe (メインフレーム)


    • 大規模コンピュータ。大企業や研究機関などで使われる非常に大型・高性能なコンピュータを指す。


  2. supercomputer (スーパーコンピュータ)


    • 科学技術計算などに使われる最高性能クラスのコンピュータ。



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA)


    • アメリカ英語: /ˌmaɪkroʊkəmˈpjuːtər/

    • イギリス英語: /ˌmaɪkrəʊkəmˈpjuːtə/


  • アクセント:


    • “micro-” の次の “com-” が弱く、 “-pu-” のところに強めのアクセントがきます。

    • アメリカ英語では “マイクロコンピュータ(ー)” のように「ロウ」→「カー」のような移行音が強めになることがあります。


  • よくある発音の間違い:


    • “micro” を「ミクロ」と発音してしまう。実際には “マイクロ” に近い音になります。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス


    • microcomputer と書くべきところを、micro-computer などハイフンを入れたくなることがありますが、通常は一語で書きます。


  2. 同音異義語との混同


    • “microchip” や “microscope” など “micro-” で始まる他の単語と混ざらないように注意が必要です。


  3. 試験対策


    • 技術・科学系の英語資格試験やTOEICのパート7(リーディングの長文)などで、コンピュータ関連の文脈に出ることがあります。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “micro-” = “small” のイメージをしっかり持つと覚えやすいです。

  • 大きいメインフレーム (mainframe) の反対のイメージとして “microcomputer” を結びつけると、“小型コンピュータ”という意味が思い出しやすくなります。

  • 自分のスマホやパソコンなどを「小さなコンピュータ」と捉えてイメージすると理解が深まります。


以上が、“microcomputer”の詳細解説です。小さいという意味の“micro-”と“computer”を組み合わせた意外と歴史のある用語で、技術文書で出会うことも多い単語です。学習や実務の際に、ぜひ活用してみてください。

意味のイメージ
microcomputer

和英例文問題 / 準上級英単語(CEFR-J B2)

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