元となった辞書の項目
learning
解説
1. 基本情報と概要
単語: learning
品詞: 名詞 (不可算名詞が基本)
英語での意味: the activity or process of gaining knowledge or skill by studying, practicing, being taught, or experiencing something
日本語での意味: 学習・学び・習得
「learning」は何かを学んで知識や技能を身につけるプロセスや、その結果身についた知識を指す言葉です。学校での学習だけでなく、日常生活の経験からの学びなど、あらゆる場面で使われます。抽象的な「学習」という概念を表すのに適した単語です。
- 活用形: 名詞のため、特に動詞のような時制変化はありません。
- 他の品詞の例:
- 動詞: 「learn (学ぶ)」
- 形容詞: 「learned (学識のある、博学な)」
- 動詞: 「learn (学ぶ)」
CEFRレベル目安: B1 (中級)
→ 日常会話や基礎的な文章で目にすることが多い単語です。
2. 語構成と詳細な意味
- 語幹 (root): “learn” が基本となっており、そこに動名詞形を作る「-ing」が付いた形です。
- “learn” = 学ぶ
- “-ing” = 動作・状態などを示す接尾辞
- “learn” = 学ぶ
- 派生語や類縁語:
- “learn” (動詞)
- “learned” (形容詞: 学識のある、博学な)
- “learner” (名詞: 学習者)
- “learn” (動詞)
よく使われるコロケーション(共起表現)・フレーズ 10選
- lifelong learning(生涯学習)
- machine learning(機械学習)
- distance learning(遠隔学習)
- learning process(学習過程)
- learning curve(学習曲線)
- learning environment(学習環境)
- learning experience(学習経験)
- self-directed learning(自己主導型学習)
- cooperative learning(協同的学習)
- blended learning(ブレンデッド・ラーニング)
3. 語源とニュアンス
- 語源: 古英語の “leornung” (learn + -ung)に由来します。
- 歴史的使用: 主に書き言葉や学術的文脈で「学び・学問」を指す抽象概念として使われてきました。近年はオンライン学習・機械学習など新しい文脈でも頻繁に登場します。
- 使用時の注意点:
- 「learning」は、フォーマル・カジュアルいずれでも使えますが、文脈によって「学習活動」か「学んだ内容」かを区別する必要がある場合があります。
- 「learning curve(学習曲線)」のような比喩的表現でもよく使われ、一般的に「習得の難易度」を指すニュアンスがあります。
- 「learning」は、フォーマル・カジュアルいずれでも使えますが、文脈によって「学習活動」か「学んだ内容」かを区別する必要がある場合があります。
4. 文法的な特徴と構文
- 可算/不可算: 基本的には不可算名詞(例: “Learning is a lifelong process.”)として扱われます。ただし、特定の種類の学習を複数形で表す場合は極めて限定的・学術的文脈です。
- 使用シーン:
- フォーマル: 学術論文、ビジネス文書、教育関係文書など
- カジュアル: 日常会話で幅広く使用可能
- フォーマル: 学術論文、ビジネス文書、教育関係文書など
- イディオムの例:
- “put learning into practice” (学んだことを実際に活かす/実践する)
- “learning by doing” (実践を通して学ぶ)
- “put learning into practice” (学んだことを実際に活かす/実践する)
5. 実例と例文
日常会話での例文
- “I believe learning never stops, no matter how old we are.”
(学習は歳を重ねても終わらないと思うよ。) - “We need to make learning fun for kids.”
(子どもにとって学習を楽しくする必要があるよね。) - “Online resources can make learning a new language easier.”
(オンラインのリソースを使うと新しい言語の学習がしやすくなるよ。)
ビジネスシーンでの例文
- “Our company invests heavily in employee learning and development.”
(当社は従業員の学習と開発に多額の投資を行っています。) - “We offer an online learning platform for professional training.”
(私たちは専門的なトレーニングのためのオンライン学習プラットフォームを提供しています。) - “Continuous learning is essential to keep pace with industry changes.”
(業界の変化に対応するには、継続的な学習が不可欠です。)
学術的・研究文脈での例文
- “Recent studies in cognitive psychology reveal new insights into language learning.”
(認知心理学の最新の研究は、言語学習に関する新たな知見を示しています。) - “Collaborative learning has been proven effective in many educational contexts.”
(協同的な学習が多くの教育現場で効果的であることが示されています。) - “The findings suggest that learning is enhanced by immediate feedback.”
(これらの研究結果は、即時のフィードバックによって学習が促進されることを示唆しています。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- “education” (教育)
- システムやプロセスとしての「教育」を指し、より制度的・正式な場面を連想させる。
- システムやプロセスとしての「教育」を指し、より制度的・正式な場面を連想させる。
- “study” (勉強)
- 具体的な勉強行為であり、「study math(数学を勉強する)」のように使う。
- 具体的な勉強行為であり、「study math(数学を勉強する)」のように使う。
- “knowledge” (知識)
- すでに身についた情報や理解を指す。
- すでに身についた情報や理解を指す。
- “training” (訓練)
- 実践的・職業的な技能の習得に焦点がある。
反意語
- 明確な反意語はありませんが、「無知」や「未習得」を指す “ignorance” (無知)などが対立概念として挙げられます。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号(IPA):
- イギリス英語: /ˈlɜː.nɪŋ/
- アメリカ英語: /ˈlɝː.nɪŋ/
- イギリス英語: /ˈlɜː.nɪŋ/
- アクセント位置: 最初の音節「learn-」にアクセントがきます。
- よくある発音の間違い: “R” の音と「ア」の発音が適切にできないと “lawn-ing” のように聞こえてしまうことがあります。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: 「lerning」「lernning」などと誤綴りしやすい。
- 同音異義語との混同: 同音異義語は特にありませんが、動詞の “learning (学んでいる)” と形容詞 “learned (学識のある)” などの形の混同に注意。
- 試験対策: TOEICや英検などでは、ビジネスや教育に関する英文中でよく登場します。特に「learning resources」「learning process」などの表現で出題されることがあります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 覚え方のコツ:
- 「learn + -ing」で「学ぶ」という動詞に「~すること」といった動名詞的意味が付加されてできた単語、とイメージしておくと記憶しやすいです。
- 「学ぶ = learn」、「学ぶこと = learning」と覚えれば紐づけが容易です。
- 「learn + -ing」で「学ぶ」という動詞に「~すること」といった動名詞的意味が付加されてできた単語、とイメージしておくと記憶しやすいです。
- イメージ: 「種から植物が育つように、人も学び・成長するプロセス」を思い浮かべると、「learning」という言葉の本質を捉えやすいでしょう。
「learning」はあらゆる場面で使える便利な名詞です。学習活動だけでなく、「知識を継続して獲得する」という人生観にもつながる重要なキーワードです。ぜひ多様なフレーズやコロケーションで使ってみてください。
意味のイメージ
意味(1)
(…を)学ぶこと,(…の)学習《+of+名》
意味(2)
学問,学識,博識