最終更新日:2024/06/11

毎朝、私はトーストにジャムを塗ります。

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I spread jam on my toast every morning.

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元となった辞書の項目

jam

IPA(発音記号)
名詞

〈U〉ジャム

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解説

1. 基本情報と概要

単語: jam

品詞: 名詞 (ほかに動詞としても使われる)

英語での意味:


  1. Fruit preserve (イチゴジャムやブルーベリージャムなどの「果物を砂糖で煮詰めた保存食品」)

  2. Traffic jam (「交通渋滞」)

  3. A difficult situation (「困った状況」や「窮地」)

  4. Music jam (セッション。「即興で演奏する集まり」といったニュアンス)

日本語での意味:


  1. 果物のジャム

  2. 交通渋滞

  3. 苦しい状況

  4. (音楽の)ジャムセッション

「ジャム」は上述のように、果物を煮た保存食から、渋滞、窮地、さらに音楽のセッションを表したりする多義語です。特に日常会話では「果物のジャム」や「交通渋滞」を指すことが多いです。「I’m in a jam」という表現では、「困っている」というニュアンスになります。


  • 活用形 (名詞としては基本的に変化なし)


    • jam (単数形)

    • jams (複数形)


  • 他の品詞形


    • 動詞 “to jam”:「詰め込む」「(機械などを)動かなくさせる」「即興演奏する」など

    • 例: jam – jammed – jamming


  • CEFRレベル: A2(初級)~B1(中級)

    イメージしやすく、日常の話題に出やすい単語ですが、「窮地」や「即興演奏」を表す意味はやや抽象的でレベルとしてはB1近くと言えます。



2. 語構成と詳細な意味

語構成

「jam」は短い単語で、接頭語・接尾語はありません。語幹は “jam” そのものです。

派生語や類縁語


  • jammed (形容詞/過去形動詞):詰まった、動かない状態

  • jamming (現在分詞):詰め込んでいる、(音楽などで)即興演奏している状態

  • jam session:ジャム・セッション (音楽用語)

  • jam-packed (形容詞):すし詰め状態の、ぎっしり詰まった

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)


  1. traffic jam → 交通渋滞

  2. strawberry jam → イチゴジャム

  3. jam jar → ジャム瓶

  4. paper jam → (プリンターなどの)紙詰まり

  5. jam session → (音楽の) 即興セッション

  6. in a jam → 困った状況にある

  7. jam-packed schedule → ぎっしり詰まったスケジュール

  8. get stuck in a jam → 渋滞につかまる

  9. jam sandwich → ジャムサンドイッチ

  10. be jammed with → 〜でぎゅうぎゅうに詰まっている


3. 語源とニュアンス

語源


  • 「jam」は16〜17世紀頃から英語に現れ、「押し込む」「圧縮する」という意味がもともとありました。そこから「果実を煮詰めて詰め込んだもの(果物の保存食)」という意味に派生し、さらに転じて「交通などが詰まって動けない状態」を指すようになりました。

ニュアンス・使用時の注意点


  • 「果物のジャム」の意味は日常会話で頻繁に使われ、カジュアルな表現です。

  • 「交通渋滞」の意味ではフォーマルでもカジュアルでも広く使われます。

  • 「苦しい状況」を指すときは、やや口語的でカジュアルなニュアンスがあります(“I’m in a jam.”)。

  • 「音楽のジャムセッション」は口語、特にミュージシャンや音楽好きが好んで使う表現です。


4. 文法的な特徴と構文


  • 可算/不可算


    • 「果物のジャム」は基本的に不可算名詞として扱うことが多いです。ただし、種類を示すときなどは “jams” と複数形にすることもあります。

    • 「交通渋滞」は可算名詞として “a traffic jam” という形をとります。


  • 他動詞/自動詞 (動詞の場合)


    • “jam the door” (他動詞) → ドアを詰まらせる/ドアが動かないようにする

    • “The machine jammed.” (自動詞) → 機械が動かなくなった


一般的な構文やイディオム


  • “I got stuck in a jam.” → 交通渋滞や困った状況に巻き込まれた

  • “We had a jam session last night.” → 昨晩即興演奏をしたよ

  • “My schedule is jam-packed.” → スケジュールがぎっしり詰まっている


5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文


  1. “Could you pass me the strawberry jam, please?”

    (イチゴジャムを取ってもらえますか?)

  2. “I’m running late because I got stuck in a traffic jam.”

    (渋滞に巻き込まれて遅れています。)

  3. “I spilled jam on my shirt this morning.”

    (今朝、シャツにジャムをこぼしてしまったんだ。)

(2) ビジネスシーンでの例文


  1. “Sorry for being late; there was a huge traffic jam on the highway.”

    (遅れて申し訳ない。高速道路で大渋滞だったんです。)

  2. “The printer keeps having paper jams; we need to get it fixed.”

    (プリンターが何度も紙詰まりを起こすので、修理が必要です。)

  3. “I’m in a bit of a jam with this project deadline.”

    (このプロジェクトの締め切りでちょっと窮地に陥っています。)

(3) 学術的/フォーマルな文脈での例文


  1. “Researchers discussed the best methods to prevent traffic jams in metropolitan areas.”

    (研究者たちは大都市圏での交通渋滞を防ぐ最良の方法を議論しました。)

  2. “The jam and jelly production process requires careful quality control.”

    (ジャムやゼリーの生産工程では慎重な品質管理が必要です。)

  3. “In economic terms, a market jam can occur when there is a sudden surplus of goods.”

    (経済学的には、商品が急に過剰供給になると市場の停滞が起きる可能性があります。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. jelly (ゼリー)


    • 果汁や素材をゼラチンなどで固めたもの。食感が異なる。

    • “jelly” はパンに塗ることもできるが、固形感があり「果物の原形がほとんど残っていない」イメージ。


  2. preserve (保存食/ジャムの一種)


    • 果物を砂糖で保存する点はjamに似るが、果物の形がよりはっきり残っていたり、砂糖の量が多かったりでやや違いがある。


  3. congestion (渋滞、密集)


    • “traffic jam” と近い意味。フォーマルな文脈で「渋滞」を指すときによく使われる。


反意語


  • 「jam」の明確な反意語は状況によって異なります。


    • 交通がスムーズに流れる状態 → “easy flow” や “clear roads”

    • 困った状況ではない → “solution” や “relief”



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /dʒæm/


  • 強勢(アクセント)の位置


    • 1音節しかないため、特にアクセントの移動はありません。全体を一気に “jam” と発音します。


  • よくある発音の間違い


    • “jam” を “gem” (宝石) と混同しないように注意してください。

    • /dʒ/ の音は日本語の「ジャ」に近い音ですが、日本語の「ヤ」とは区別してしっかり舌先を使って発音しましょう。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “jam” は短いゆえにミスは少ないですが、複数形 “jams” に “m” を入れ忘れるなどに注意。

  • 同音異義語との混同: “jam” (押し込む) と “gem” (宝石) はつづりも意味も異なる。

  • TOEIC・英検などの試験対策:


    • “traffic jam” は、交通シーンを問うリスニングやリーディングでよく登場。

    • “be in a jam” などのイディオムは、会話表現問題で出題されることがある。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “ジャム”を作るときに「果物をぎゅうぎゅうに詰めている」イメージ

    → それが車で詰まる渋滞や、状況が詰まって抜け出せない「in a jam」とイメージが結びつくと覚えやすいです。

  • “jam” という短い語は、とにかく「詰まっちゃった」イメージを持つと良いでしょう。

  • スペリングは「ja + m」。最後が “m” になることを頭に刻むだけで、スペルミスは防げます。

以上が名詞 “jam” の詳細な解説です。日常からビジネスまで幅広く使われる単語なので、ぜひ多様な文脈で使い分けてみてください。

意味のイメージ
jam
意味(1)

ジャム

和英例文問題 / 準上級英単語(CEFR-J B2)

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