最終更新日:2024/06/11

不死を求める探求は何世紀にもわたって魅力のある話題となってきた。

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The search for immortality has been a topic of fascination for centuries.

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元となった辞書の項目

immortality

IPA(発音記号)
名詞

不死,不滅 / 不朽の名声

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不死を求める探求は何世紀にもわたって魅力のある話題となってきた。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: immortality

品詞: 名詞 (noun)


  • 英語での意味: The state or quality of living forever; never dying.

  • 日本語での意味: 不死、不滅、不老不死の状態。


    • 「死なない、永遠に生きる状態」という意味です。長生きを超えて永遠に生き続けたり、死や滅びに対して免れるというニュアンスを表す言葉です。文学や哲学、宗教的な文脈でよく見られます。


活用形


  • 名詞 “immortality” は、不可算名詞 (基本的に複数形はほとんど使われません) です。

  • 他の品詞例


    • 形容詞: immortal (不死の、永遠に生きる)

    • 動詞: immortalize (不滅にする、永遠のものとする)


CEFRレベル: B2~C1 (中上級~上級)


  • 理由: 哲学的・宗教的・学術的な文脈で使用されることもあるため、多少難易度が高めの語です。


2. 語構成と詳細な意味


  • 前半部 “im-”: 「否定」を意味する接頭語 in- が様々に変化して im- となった形。

  • 語幹 “mort”: ラテン語で “mors/mort-” が「死」を意味します。

  • 接尾語 “-ality”: 状態・性質を表す接尾語 “-ity” からの派生が含まれており、その単語が表す概念や性質を表します。

つまり「死 (mort) を否定する (im-) 状態 (-ality)」というのが語構成のイメージです。

関連・派生語


  • immortal (形容詞): 不死の、生き続ける

  • immortalize (動詞): 不死にする、不朽のものとする

  • mortal (形容詞): 死を免れない、死ぬ運命にある

  • mortality (名詞): 死すべき運命、死亡率

よく使われるコロケーション(10個)


  1. “quest for immortality”


    • 不死を求める探求


  2. “belief in immortality”


    • 不死を信じる信仰


  3. “hope of immortality”


    • 不死への希望


  4. “the myth of immortality”


    • 不死の神話


  5. “pursuit of immortality”


    • 不死の追求


  6. “immortality through art”


    • 芸術による不滅性


  7. “immortality of the soul”


    • 魂の不滅


  8. “legendary immortality”


    • 伝説的な不死


  9. “longing for immortality”


    • 不死への憧れ


  10. “scientific search for immortality”


    • 不老不死を求める科学的研究



3. 語源とニュアンス


  • 語源: ラテン語の “immortalitas” (im-“否定”+mors(死)+-alis(~の)+-itas(状態)) が変化して、フランス語や中世英語を経由して “immortality” となりました。

  • 歴史的背景: 宗教や神話、哲学の分野で頻繁に登場し、人類が古代から抱いてきた「永遠の命」への憧れ、あるいは「精神・魂は死なない」という教えなど幅広い文脈で使われます。

  • 使用上の注意点・ニュアンス:


    • 抽象的・哲学的な響きがあり、日常的に使うよりも学術的・文学的、または宗教的背景を持つ文脈で見られることが多いです。

    • 「不死」や「不滅」という概念は、時に空想的・ロマンティックなニュアンスや、深遠な思想とも結びつきます。



4. 文法的な特徴と構文


  • 文法的特徴


    • “immortality” は、不可算名詞として扱われることが一般的です。したがって、通常は “an immortality” とは言いません。

    • フォーマルな文脈や学術的な文献で見られることが多いです。


  • 一般的な構文の例


    • “Immortality is a central theme in many mythologies.”

    • 「多くの神話において、不死は中心的なテーマです。」


  • イディオム的表現: 特に定番のイディオムは少ないですが、「不死性」の概念を強調するときに “the gift of immortality” (不死の贈り物) のようなフレーズが使われることがあります。


5. 実例と例文

(1) 日常会話


  1. “I saw a movie about a hero seeking immortality. It was really interesting.”


    • 「不死を求めるヒーローの映画を見たよ。とても面白かった。」


  2. “Do you think immortality would be a blessing or a curse?”


    • 「不死って、祝福だと思う?それとも呪いかな?」


  3. “She joked that coffee gives her a taste of immortality every morning.”


    • 「彼女は毎朝、コーヒーが自分に不死の味わいを与えてくれるって冗談を言っていたよ。」


(2) ビジネス


  1. “Our company aims for brand immortality through consistent innovation.”


    • 「私たちの会社は、継続的なイノベーションを通してブランドの不滅を目指しています。」


  2. “The founder’s vision for the corporation was one of financial immortality.”


    • 「創業者の企業ビジョンは、財政的な永続性を追求するものでした。」


  3. “He wrote a book on the ‘immortality’ of effective leadership strategies.”


    • 「彼は、有効なリーダーシップ戦略の“永続性”について本を書きました。」


(3) 学術・文学


  1. “Philosophers have debated the concept of immortality for centuries.”


    • 「哲学者たちは何世紀にもわたり、不死の概念について議論し続けています。」


  2. “In many religions, there is a belief in the soul’s immortality after physical death.”


    • 「多くの宗教で、肉体の死後に魂が不死であるという信仰があります。」


  3. “The poem reflects the poet’s desire for literary immortality.”


    • 「その詩は、詩人が文学上で不滅でありたいという願望を反映しています。」



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. eternity (永遠)


    • 時間の長さとしての「永遠」を強調。immortality は「死なない性質」をより全面に出します。


  2. perpetuity (永続)


    • 法律やビジネス文脈で「永続性、永久的存続」を指すことが多いです。


  3. everlastingness (永遠、不朽)


    • より文学や詩的な表現で使われる「永遠」。immortality とほぼ重なりますが、死なないというよりは「永遠に続く」ニュアンスが強め。


反意語


  1. mortality (死すべき運命、死亡率)


    • 「人間が必ず死ぬ存在である」という点を強調しており、「不死」と反対の概念になります。



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号: /ˌɪmɔːrˈtæləti/ (アメリカ英語), /ˌɪmɔːˈtælɪti/ (イギリス英語)

  • アクセント: 第二音節 “mor” と第三音節 “tal” あたりに強勢がきます (im-MOR-tal-i-ty / im-or-TAL-i-ty)。

  • 発音の違い:


    • アメリカ英語では “ɔːr” の部分が少しr音が強く、イギリス英語は “mɔː” (モー) のように発音されやすいです。


  • よくある発音の間違い: 単語が長いので、最後の “-ty” の発音が弱くなりすぎないように注意しましょう。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “immortality” の「mm」や「i」の繰り返しなどに注意しましょう。

  • 同音異義語との混同: 同音異義語は特にありませんが、“immorality” (不道徳) と間違えやすいので注意してください。スペルが似ていますが、意味は全く異なります。

  • 試験対策: TOEICや英検などでも、読解問題で出てくる可能性があります。特に宗教や文学、あるいは科学がテーマの英語長文で登場することがあります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「in + mortal + ity」の音やスペリングを意識して「死(mortal)を否定(in)する状態(ity)」と覚えるとイメージしやすいです。

  • 「mortal」とは対極の言葉なので、セットで覚えると混乱しにくいでしょう。

  • 「死にまつわる語根 mort-」がポイント。ほかの単語 (mortal, mortuary, mortgage など) と絡めて、“mort = death” を抑えておくと定着に役立つはずです。


以上が “immortality” に関する詳しい解説です。文学や宗教、ファンタジーのような分野でも頻出する単語ですので、ぜひイメージを持って覚えてみてください。

意味のイメージ
immortality
意味(1)

不死,不滅

意味(2)

不朽の名声

和英例文問題 / 準上級英単語(CEFR-J B2)

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