元となった辞書の項目
drinkable
IPA(発音記号)
解説
1. 基本情報と概要
単語: drinkable
品詞: 形容詞 (adjective)
意味(英語): safe or suitable to drink
意味(日本語): 飲むのに適した、飲用可能な
「drinkable」は、水や飲料が「飲んでも大丈夫」「飲むのに快適」というニュアンスを表すときに使われる形容詞です。たとえば、新鮮な水が手に入ったときに「This water is drinkable.(この水は飲めるよ)」というふうに使います。
活用形
形容詞なので活用形は主に比較級・最上級のみです。
- 比較級: more drinkable (より飲みやすい)
- 最上級: most drinkable (最も飲みやすい)
他の品詞形
- drink (動詞・名詞): 「飲む」「飲み物」
- drinker (名詞): 「飲む人」
- drinkability (名詞): 「飲むのに適しているかどうかの度合い」
- drinkably (副詞形は通常あまり使用しません)
CEFRレベルの目安
- B1:中級
- 日常生活でも聞く可能性がある単語ですが、そこまで頻出というほどではなく、少し日常表現に踏み込んだレベルです。
2. 語構成と詳細な意味
- 語幹(stem): drink
- 「飲む」を表す動詞・名詞。
- 「飲む」を表す動詞・名詞。
- 接尾語(suffix): -able
- 「〜できる」を表す。この場合は「飲むことができる」という意味になります。
関連語や派生語
- potable: 「飲用に適した」という同義の形容詞(ややフォーマル)。
- undrinkable: 「飲用に適さない」という反意の形容詞。
よく使われるコロケーション(10個)
- drinkable water → 飲用可能な水
- barely drinkable → かろうじて飲める
- perfectly drinkable → 完璧に飲める
- drinkable wine → 飲みやすいワイン
- make it drinkable → 飲める状態にする
- ensure something is drinkable → 何かが飲用に適していることを確認する
- considered drinkable → 飲めるとみなされる
- judged drinkable by experts → 専門家によって飲用可能と判断される
- drinkable standard → 飲用基準(安全基準など)
- no longer drinkable → もはや飲めなくなった
3. 語源とニュアンス
- 語源: 「drink(飲む)」に「-able(〜することができる)」をつけて、「飲むことができる」→「飲用に適している」という意味が形成されました。
- 歴史的視点: 古くは “potable” という語も同じ意味で使われてきましたが、より日常的・カジュアルな表現として “drinkable” が広まりました。
- ニュアンス・使用時の注意点:
- 飲用に「適している、安全」といった意味合いが多いですが、ワインやコーヒーなどに対しては「味わいがまぁまぁイケる」という軽いニュアンスでも使われます。
- カジュアルな会話や記事、ラベル表記などでも使いますが、フォーマルな文書や公的な品質表示などでは “potable” や “fit for human consumption” など別の表現を使う場合もあります。
- 飲用に「適している、安全」といった意味合いが多いですが、ワインやコーヒーなどに対しては「味わいがまぁまぁイケる」という軽いニュアンスでも使われます。
4. 文法的な特徴と構文
- 形容詞としての役割: 名詞を修飾して「飲むのに適した水」などを表します。
- 例: “We found drinkable water in the well.”
- 例: “We found drinkable water in the well.”
- 可算・不可算 (名詞の場合): 形容詞なので可算・不可算の区別はありませんが、修飾する名詞で区別します。たとえば “water” は不可算名詞。
- 一般的な構文例:
- This water is drinkable. (補語としての用法)
- We need to find a drinkable source of water. (名詞を修飾)
- This water is drinkable. (補語としての用法)
イディオム的な表現
- 直接のイディオムはありませんが、口語で “make something drinkable” などと表現することがあります。
5. 実例と例文
日常会話 (3例)
- “Is this tap water drinkable?”
→ 「この水道水って飲めるの?」 - “I’ll boil the water to make it drinkable.”
→ 「お湯を沸かして、飲めるようにするよ。」 - “The wine is cheap but still drinkable.”
→ 「そのワインは安いけど、まあ飲めるよ。」
ビジネス (3例)
- “We need to ensure that the water in the office is drinkable.”
→ 「オフィスの水が飲用可能であることを確認する必要があります。」 - “Could you provide us with a drinkable water supply for the event?”
→ 「そのイベント用に飲み水を用意していただけますか?」 - “Our product guarantees a drinkable solution in remote areas.”
→ 「わが社の製品は、遠隔地でも飲用可能な水を確保します。」
学術的・専門的 (3例)
- “According to the latest research, over 2 billion people lack access to drinkable water globally.”
→ 「最新の研究によれば、世界では20億人以上が飲み水を利用できません。」 - “The pH levels must be tested to confirm the sample is drinkable.”
→ 「水質サンプルが飲用に適しているか確認するためにpH値を検査する必要があります。」 - “Advanced filtration technology is used to make contaminated water drinkable.”
→ 「高度なろ過技術を使って汚染された水を飲用可能にします。」
6. 類義語・反意語と比較
類義語:
- potable (飲用可能な)
- よりフォーマルな響き。公的機関や専門業界で使用されることが多い。
- よりフォーマルな響き。公的機関や専門業界で使用されることが多い。
- safe to drink (安全に飲める)
- 直接的でわかりやすい表現。
- 直接的でわかりやすい表現。
- fit for consumption (口にしても問題ない)
- こちらもフォーマル寄りの表現。
- potable (飲用可能な)
反意語:
- undrinkable (飲めない)
- 文字通り「飲用に適さない」。
- 文字通り「飲用に適さない」。
- contaminated (汚染されている)
- 飲むのに適さない状態を表す。形容詞として文脈により使われる。
- undrinkable (飲めない)
これらの単語は「飲むことができるかどうか」を表す点では共通していますが、使用頻度とフォーマル度合いが異なります。たとえば、日常会話なら “drinkable”、研究や公的用途なら “potable” が好まれます。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号 (IPA): /ˈdrɪŋ.kə.bəl/
- アメリカ英語・イギリス英語ともに、ほぼ同じ発音です。
- アメリカ英語・イギリス英語ともに、ほぼ同じ発音です。
- アクセント: 最初の音節 “drin-” にアクセントが置かれます(DRIN-kə-bəl)。
- よくある間違い:
- “drink-” の /drɪŋk/ を /driːnk/ と長く発音しすぎるミス。
- -able を /əbəl/ ではなく /eɪbl/ と伸ばしてしまうミス。
- “drink-” の /drɪŋk/ を /driːnk/ と長く発音しすぎるミス。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペル: “drinkable” のスペルを “drinkible” と書き間違えるなど。
- 同音異義語との混同: 同音異義語はありませんが、動詞の “drink” と間違えて用いることがあります。
- 試験対策:
- TOEICや英検で頻出単語というほどではないですが、読解問題で出てきて「飲用可能な」という訳を求められることがあります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- イメージ: “drink + able” なので「飲むことができる」と単純に語源をそのまま覚えるとわかりやすいです。
- スペリングのポイント: 接尾語 -able は「〜可能」と覚えると他の単語(例えば “readable”, “comfortable” など)とも関連づけて学習しやすいです。
- 勉強テクニック: 日常的に水のボトルなどを見るたびに “Is this drinkable?” と頭の中で唱えることで自然と定着します。
以上が “drinkable” の詳細な解説です。ぜひ日常会話でも使ってみてください!
意味のイメージ
意味(1)
飲める,飲用に適した