最終更新日:2024/06/10
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I dread going to the dentist.

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元となった辞書の項目

dread

IPA(発音記号)
動詞

〈他〉…を非常にこわがる, を心配する,をいやがる

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解説

1. 基本情報と概要

英語表記: dread

品詞: 動詞(他動詞・自動詞)、名詞(恐れ、不安の意味を指す場合)としても使われる場合があります。


  • 意味(英語): to fear greatly or to feel a strong sense of apprehension about something

  • 意味(日本語): 非常に恐れる、または強い不安や心配を抱く

「dread」は「何か嫌なことが起こるのではないか」「怖いことが待っているのではないか」と考えて、強い恐怖や不安を感じるときに使われる単語です。日常的には「~するのがこわい」「~されたらどうしよう」というような場面で用いられます。

活用形


  • 原形: dread

  • 三人称単数現在形: dreads

  • 現在分詞 / 動名詞: dreading

  • 過去形 / 過去分詞: dreaded

他の品詞形


  • 名詞: a dread (恐れ、不安)


    • 例: I have a dread of spiders. (クモが怖い)


CEFRレベルの目安


  • B1(中級)〜B2(中上級)

    日常的にそこそこ使われる単語で、心理的な動作や気持ちを表すために便利です。文脈や機能語として原因や結果を併せて理解できると使いやすくなります。


2. 語構成と詳細な意味

接頭語・接尾語・語幹


  • 語幹: dread

    直感的に「恐れ」の意味を含む古い英語由来の語です。

  • 特に目立った接頭語・接尾語はつかないシンプルな動詞ですが、「-ed」がつくと過去形・過去分詞形「dreaded」、形容詞的にも使われて「dreaded enemy(恐るべき敵)」のように表現されます。

関連する単語や派生語


  • dreadful (形容詞): 恐ろしい、ひどい

    例: That was a dreadful movie. (あれはひどい映画だった。)

  • dreadfully (副詞): 恐ろしいほどに、ひどく

    例: I dreadfully regret what I said. (私は言ったことをひどく後悔しています。)

よく使われるコロケーション10選


  1. dread the thought of ... (…のことを考えるのが怖い)

  2. be filled with dread (恐怖でいっぱいになる)

  3. in dread of ... (…を恐れて)

  4. dread the consequences (結果を恐れる)

  5. dread going to ... (…に行くことを恐れる/行きたくないと思う)

  6. dread that ... (…ではないかと恐れる)

  7. approach with dread (恐る恐る近づく)

  8. dreaded disease (恐ろしい病気)

  9. dread to think ... (…と考えるのも恐ろしい)

  10. dread the day (when...) (…の日が来るのを恐れる)


3. 語源とニュアンス

語源: 古英語の “drǣdan” や 中英語の “dreden” に由来し、「恐れる」「不安を抱く」という意味を持つ言葉として長い歴史があります。

ニュアンス・使用時の注意点:


  • 「dread」は恐怖や不安を強調しており、「怖い」と感じる気持ちが強調されます。

  • 口語的にも文章的にも使われますが、カジュアルな会話で scaredafraid と同じイメージで使う場合よりも、やや文語的・感情を強調した響きを持っています。

  • フォーマルでもカジュアルでも使えますが、日常的には「すごく嫌だな」という心情を表すニュアンスで用いられることが多いです。


4. 文法的な特徴と構文

一般的な構文


  • dread + 名詞 / 動名詞

    例: I dread going to the dentist.

  • dread + that節

    例: I dread that she might leave me.

他動詞 / 自動詞:


  • 他動詞として、「dread (something)」や「dread + 動名詞」の形で目的語をとります。

  • 自動詞的に使う場合は少なめですが、「I dread to hear the news.」のように目的語なしで感情・心情を表すこともあります。

イディオム・特徴等


  • 「dread to think」は「考えるだけで怖い」と感情を強調するイディオム的表現。


5. 実例と例文

日常会話での例文(3つ)


  1. “I dread Mondays because it means going back to work.”

    (月曜日が憂うつだよ、仕事に戻ることになるからね。)


  2. “I always dread cleaning the bathroom; it’s my least favorite chore.”

    (バスルーム掃除はいつも嫌だなあ。いちばん苦手な家事だよ。)


  3. “I dread walking home alone at night.”

    (夜、一人で家まで歩くのが怖いんだ。)


ビジネスシーンでの例文(3つ)


  1. “I dread having to give the presentation tomorrow.”

    (明日プレゼンをしなきゃいけないと思うと本当に怖いです。)


  2. “Many employees dread the upcoming performance reviews.”

    (多くの従業員が近づいてくる業績評価を恐れています。)


  3. “I dread meeting with the client unless we have a solid plan.”

    (しっかりしたプランがない限り、あのお客様と会うのはこわいです。)


学術的・フォーマルな文脈の例文(3つ)


  1. “Researchers dread the possibility of a new, more contagious virus strain.”

    (研究者たちは、より感染力の強い新種のウイルス出現を恐れています。)


  2. “Historians often dread the loss of primary documents critical to their studies.”

    (歴史学者たちは研究に不可欠な一次資料が失われることを常に懸念しています。)


  3. “Many economists dread a severe downturn in global markets.”

    (多くの経済学者が世界市場の深刻な低迷を恐れています。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. fear(恐れる)


    • 「fear」は「一般的な恐怖を感じる」というニュアンスで、より幅広く使われます。


  2. be afraid of(怖がる)


    • 口語的表現。日常会話で頻繁に使われます。


  3. be terrified of(...で恐怖を感じる)


    • 「terrifed」はより強い恐怖を示唆します。


  4. worry about(心配する)


    • 「dread」よりは弱い不安。具体的に考え込んでしまう気持ちを表します。


反意語


  • look forward to(楽しみにする)


    • 「dread」が「恐れる・嫌だと感じる」のに対して「楽しみにする」、真逆の概念を表します。



7. 発音とアクセントの特徴

発音記号 (IPA)


  • アメリカ英語: /drɛd/

  • イギリス英語: /drɛd/

どちらも同じ音声表記で、短い「エ」の音で発音します。

アクセントは1音節なので特に強勢移動はなく、単語全体を軽く強く発音します。

よくある発音ミス:


  • “dread”と“thread”を混同すると “thr”の音で始まってしまうことがあります。

  • “ea”の部分を「イーア」や「イー」と長く伸ばさないように短く発音します。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “dredd” や “deard” など、子音の重複や母音位置の間違いが起こりやすい。正しくは “d-r-e-a-d”。

  • 「dread to do」の形と「dread doing」の使い分けに注意する:


    • “dread to do” は先に起こりうる具体的な行為を考えて怖がっているニュアンス

    • “dread doing” は実際に行為を行うプロセスや常習的な行為に対する恐れを指す傾向が強い


  • TOEICや英検などでは「感情を表す動詞」として出題される場合があります。「fear」「be afraid of」との置き換え問題で混同しやすいので注意してください。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “dr-” で始まる「重々しい」響きと、end(終わり・恐怖のイメージ)を少し思い浮かべて「dr + ead = dread」と連想すると覚えやすいです。

  • 「dread」は「reads(読み物)に “d” を加えて怖さを強調している」など、こじつけイメージを作る学習法も一案です。

  • 使うたびに「嫌だなあ」「怖いなあ」という自分の感情をしっかり思い浮かべると、自然と単語のニュアンスをつかめます。


以上が動詞「dread」の詳細な解説です。恐れや不安を表すときに非常に便利な単語ですので、ぜひ使い方を覚えてみてください。

意味のイメージ
dread
意味(1)

…‘を'非常にこわがる(心配する,いやがる)

和英例文問題 / 準上級英単語(CEFR-J B2)

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