最終更新日:2024/06/10

ロバは多くの農村地域で荷物を運ぶためによく使われています。

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The donkey is commonly used as a pack animal in many rural areas.

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元となった辞書の項目

donkey

IPA(発音記号)
名詞

(家畜化された)『ロバ』 / ばか者,とんま;強情な人,がんこ者

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ロバは多くの農村地域で荷物を運ぶためによく使われています。

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解説

以下では、英単語「donkey」について、できるだけ詳しく解説していきます。


1. 基本情報と概要

単語: donkey

品詞: 名詞 (countable noun: 可算名詞)

英語での意味: A four-legged animal of the horse family, known for its long ears and generally docile nature; also used figuratively to describe a person who is foolish or stubborn.

日本語での意味: ウマ科の動物で、耳が長く、一般的におとなしい性質をもつロバのこと。また、時に「愚か者」や「頑固者」を指して比喩的に使うこともあります。

「ロバ」という具体的な動物のほか、「愚か者」といった比喩的表現にも使われる単語です。会話ではかわいらしい動物として語られることもあれば、少し軽めの侮蔑的なニュアンスとして使われることもあるので、文脈に注意して使う必要があります。

活用形


  • 単数形: donkey

  • 複数形: donkeys

donkeyは名詞ですので、動詞としての活用はありません。形容詞形や副詞形も基本的にはありませんが、派生語として形容詞的に使われるような表現(例: donkey-like)もまれには見られます。

CEFRレベルの目安


  • B1(中級): 日常会話で動物などについて話すときに覚えておきたい単語です。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 語幹: donk (はっきりした接頭語・接尾語はありませんが、語源はのちほど解説します)

  • 接尾語: -ey (小ささや愛着を示す接尾語とされる説もありますが、確証はありません)

派生語・関連表現


  • donkey-like: 「ロバのような」という意味で形容詞としてまれに使用される。

よく使われるコロケーションや関連フレーズ10選


  1. donkey ride(ロバに乗ること)

  2. donkey sanctuary(ロバ保護区)

  3. donkey work(地味で骨の折れる仕事)

  4. donkey’s years(長い年月)

  5. stubborn as a donkey(ロバのように頑固)

  6. donkey cart(ロバが引く荷車)

  7. make a donkey of oneself(バカなことをする、自分を笑いものにする)

  8. donkey bray(ロバの鳴き声)

  9. donkey engine(小型補助エンジン、あるいは補助機械の俗称)

  10. donkey derby(ロバのレースや競争のイベント)

これらはイディオム的に使われることも多く、特に「donkey work」「donkey’s years」は日常的な表現としてよく耳にします。


3. 語源とニュアンス

語源

「donkey」はもともとは中英語の「dun」(灰色、褐色)に由来し、それに指小辞や愛称の要素が何らかの形で加わったといわれています。17世紀頃に「ドンキー」の形になって定着したという説があります。それ以前は「ass(アス)」が一般的な呼び方でした。

ニュアンス


  • 比喩的に「愚か者」や「頑固者」という意味で使う場合は、少し侮蔑的・軽蔑的な響きがあります。

  • 文章よりは口語や日常会話で使われることが多いですが、動物として説明するときにはフォーマルな文脈でも通用します。

  • 「ass」との使い分けに注意。「ass」はより砕けた表現で、スラング的な意味(「尻」)も含んでしまうため、文脈によっては誤解される可能性があります。


4. 文法的な特徴と構文


  • donkeyは可算名詞のため、「a donkey」「the donkey」「donkeys」のように扱います。

  • 比喩的に使用するときも文法としては同じ扱いです。

一般的な構文やイディオム


  • It’s donkey work.(骨の折れる、地味な作業だ)

  • He’s been doing this donkey’s job for ages.(彼はずっとこの地味な仕事を続けている)

  • He made a donkey of himself.(彼はバカなことをして恥をかいた)

フォーマル/カジュアル:


  • 動物としての意味で使うときはフォーマルな文脈でも問題ありません。

  • 人を揶揄して「donkey」と言うと、ややカジュアルかつ軽蔑的なニュアンスが強いので注意が必要です。


5. 実例と例文

日常会話での例文


  1. “I saw a donkey at the petting zoo today!”

    (今日、ふれあい動物園でロバを見たよ!)

  2. “Don’t be such a donkey!”

    (そんなに頑固にならないで/そんなにバカなことをしないで!)

  3. “Have you ever gone on a donkey ride at the beach?”

    (海辺でロバに乗ったことある?)

ビジネスシーンでの例文


  1. “I’m stuck doing the donkey work while everyone else gets the fun tasks.”

    (ほかのみんなが楽しい仕事をしているのに、自分は骨の折れる仕事をやらされているよ。)

  2. “Our interns often end up with the donkey’s tasks, but we try to rotate responsibilities.”

    (研修生はよく地味な仕事を担当しがちだけど、私たちは仕事をローテーションさせるようにしているよ。)

  3. “Delegating the donkey work efficiently is crucial for project success.”

    (プロジェクトを成功させるには、地味な仕事を効率的に割り振ることが重要だ。)

学術的・フォーマルな文脈での例文


  1. “Donkeys have been used as beasts of burden for thousands of years.”

    (ロバは何千年にもわたって荷物運搬用の動物として使われてきた。)

  2. “Recent studies show that donkeys are highly intelligent and sociable creatures.”

    (最近の研究では、ロバは非常に知的で社交的な生き物であることが示されています。)

  3. “The anatomy of the donkey differs slightly from that of a horse, particularly in ear structure.”

    (ロバの解剖学的構造は馬とは少し異なり、特に耳の構造が特徴的です。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. ass(アス)


    • 日本語: ロバ

    • より古風またはスラング的な表現。現代では「お尻」を意味するスラングとして使われることが多いため注意。


  2. burro(ブロウ)


    • 日本語: ロバ

    • スペイン語が由来で、アメリカ南西部(特にメキシコ付近)でよく使われる表現。


  3. mule(ミュール)


    • 日本語: ラバ(オスのロバとメスのウマの交配種)

    • 完全にロバではなく、別の動物なので生物学的にも区別が必要。


反意語


  • 動物としての「反意語」は存在しませんが、比喩的な意味で愚かさ・頑固さの反意を考えると、たとえば “wise person(賢い人)” が文脈上の反対語になる場合があります。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA):


    • イギリス英語: /ˈdɒŋ.ki/(「ドンキー」に近い発音)

    • アメリカ英語: /ˈdɑːŋ.ki/(「ダーキー」に近い発音)


アクセントの位置


  • don-keydon の部分に強勢があります。

よくある発音の間違い


  • /dæn.ki/ や /don.ki/ などと母音をまちがえるケース。

  • 特にアメリカ英語の /dɑːŋ/ の長い「ɑː」(アー)の音と、イギリス英語の /ɒ/ (オ)の音を混同しやすい点に注意してください。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “donky”や“dounkey”などとミスすることがありますが、正しくは「don-key」です。

  • 同音異義語との混同は特になし。ただし「monkey(サル)」とは韻が少し似ていますが、意味が全く異なります。

  • 試験対策: TOEICや英検などでは、動物名やイディオム(例:donkey’s years, donkey work)の知識を問う問題として出題されることがあります。特にイディオムがリスニングやリーディングで出る可能性がありますので要チェックです。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “モンキー(サル)に似ているけど実はロバ” という覚え方もあります。スペリングの違いを意識すると、モンキー(monkey)との違いが頭に残りやすいです。

  • また、「donkey」は「馬ほど速くないけど、しっかり働くロバ」というイメージをすると、「骨の折れる仕事(donkey work)」や「なかなか長い年月(donkey’s years)」などの比喩表現と結びつけて覚えられます。


以上が、名詞「donkey」の詳細な解説になります。ロバそのものの姿・特徴だけでなく、イディオムや比喩としての用法も含め、文脈に応じた使い分けを意識して学んでみてください。

意味のイメージ
donkey
意味(1)

(家畜化された)ロバ

意味(2)

ばか者,とんま;強情な人,がんこ者

和英例文問題 / 準上級英単語(CEFR-J B2)

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