最終更新日:2025/02/25

彼女はシャツのしわをアイロンで伸ばした。

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She ironed out the crease in her shirt.

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元となった辞書の項目

crease

名詞

〈C〉(ズボンの)折り目, (紙・布・服などの)しわ

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彼女はシャツのしわをアイロンで伸ばした。

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解説

名詞 “crease” の徹底解説


1. 基本情報と概要

英語: crease

日本語: しわ、折り目

名詞としては、「しわ」「折り目」を指します。例えば、紙や洋服などにできる線状のしわや折り目のことをいいます。「洋服にアイロンをかけたら、きれいにクリースがつきました」のように使われます。日常会話やビジネスシーンで「折りたたんだ跡の線」を表したいときに便利です。


  • 品詞: 名詞 (countable)

  • 活用形:


    • 単数形: crease

    • 複数形: creases


  • 他の品詞形:


    • 動詞 (to crease): 「しわをつける、しわが寄る」という意味で使われます。

      例: “Don’t crease the paper.” (紙をしわにしないで)


  • CEFRレベル: B2(中上級)


    • A1: 超初心者

    • A2: 初級

    • B1: 中級

    • B2: 中上級 → 日常生活だけでなく、より細かい描写したいときに便利

    • C1: 上級

    • C2: 最上級



2. 語構成と詳細な意味


  • 語構成:

    “crease” は、はっきりした接頭語や接尾語がついた形ではありません。語幹は “crease” 全体と考えられます。


  • 詳細な意味:


    1. 布や紙などにできる「しわ」「折り目」

    2. 顔にできる「しわ」(表情による線)

    3. スポーツ(クリケット)での「バッティング・ボウリングクリース」の意味(線で区切られたエリア)


  • 関連語・派生語:


    • crease up (動詞句): (笑いなどで)顔をくしゃくしゃにする

    • creased (形容詞): しわがついた


  • よく使われるコロケーションや関連フレーズ(10個)


    1. “iron out the creases” – しわをアイロンで伸ばす

    2. “a crease in the paper” – 紙の折り目

    3. “sharp crease” – はっきりとした折り目

    4. “trouser crease / pants crease” – ズボンの折り目

    5. “leave a crease” – 折り目やしわを残す

    6. “face crease” – 顔のしわ

    7. “crease the page” – ページに折り目をつける

    8. “deep crease” – 深いしわ

    9. “minimal crease” – 最小限のしわ

    10. “crease-resistant fabric” – しわになりにくい生地



3. 語源とニュアンス


  • 語源:

    “crease” の正確な起源には諸説ありますが、中英語や古フランス語の影響で “crest(頂点・突起)”の意味合いと関連があると言われています。それが「線状の突起」「折れ目」のイメージに派生して、現在の「しわ・折り目」の意味を表すようになりました。


  • ニュアンス・使用時の注意点:


    • 紙や布など物質的なしわを表すときに幅広く使われます。

    • 顔の表情や身体的なしわを表すカジュアルな言い方にも使われますが、「fold」や「wrinkle」と使い分けることもあります。

    • 文章・会話ともに使われ、フォーマル・カジュアルともに対応可能な単語です。ただし、ニュアンスとしては「しわ」という具体的な視覚を喚起しやすいので、よりイメージをはっきり伝えたいときに適しています。



4. 文法的な特徴と構文


  • 名詞としての可算性:

    “a crease” / “creases” と数えられる名詞です。

    例: “There is a crease on the document.” (書類にしわがある)


  • 動詞としての用法(to crease): 他動詞・自動詞の両方で使われる


    1. 他動詞: “Don’t crease the paper.” (紙にしわをつけないで)

    2. 自動詞: “My shirt creased easily.” (シャツは簡単にしわが寄る)


  • 一般的な構文・イディオム:


    • iron out the creases: 文字通り「しわを伸ばす」のほか、比喩的に「問題を解決する」といった意味でも使われます。

    • crease up: 笑いで顔をクシャっとさせる、爆笑する



5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文


  1. “Could you help me iron out the creases on this shirt?”

    (このシャツのしわを伸ばすのを手伝ってくれる?)


  2. “Be careful when you fold that letter–I don’t want any creases.”

    (手紙を折るときは注意して。しわをつけたくないから。)


  3. “My jeans always get creases behind the knees.”

    (ジーンズはいつも膝裏にしわができるの。)


(2) ビジネスシーンでの例文


  1. “Our design layout must be free of creases or wrinkles before we present it.”

    (プレゼン前にデザインレイアウトにしわや折れ目がないか確認しなければなりません。)


  2. “If your suit has a neat crease in the trousers, it appears more professional.”

    (ズボンにきちんとした折り目があると、よりプロフェッショナルに見えます。)


  3. “We need to iron out the creases in our new policy.”

    (私たちの新しい方針の問題点を解決する必要があります。)

    ※ここでは比喩的表現として「問題点を解決する」の意味


(3) 学術/専門的な文脈での例文


  1. “The experiment requires a completely smooth surface without any creases for accurate measurement.”

    (実験では正確な測定のために、一切のしわがない完全に平らな表面が必要です。)


  2. “A fold or crease in the tissue sample can lead to erroneous test results.”

    (組織サンプルにしわや折れ目があると、誤った検査結果につながる可能性があります。)


  3. “In certain geological formations, creases and faults indicate tectonic movement.”

    (特定の地質構造では、しわや断層が地殻変動を示しています。)



6. 類義語・反意語と比較


  • 類義語:


    1. fold(折り目・折り畳む)


      • “fold” は「折りたたむ」という動作自体を強調する場合によく使われます。

      • 例: “Fold the paper in half.”(紙を半分に折る)


    2. wrinkle(顔のしわ・布などの小さなしわ)


      • “wrinkle” は「顔のしわ」や布にできる小さなしわを表現します。ややカジュアルで対象が少し狭いイメージ。

      • 例: “He has wrinkles around his eyes.”(彼の目の周りにしわがある)


    3. line(線)


      • 一般的に「線」として訳されますが、しわが線状であることを強調する場合に使われることがあります。

      • 例: “She pressed her lips together, forming a thin line.”(彼女は唇を固く結んで細い線を作った)



  • 反意語:


    • 明確な反意語はありませんが、強いて言うなら “smooth” 「なめらかにする」「しわがない状態」は対比的な概念になります。



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /kriːs/

  • アクセント: 「クリース」のように母音部が長い [iː] になります。

  • アメリカ英語とイギリス英語: どちらも [kriːs] で発音されることが多く、特に大きな違いはありません。

  • よくある間違い:


    • “grease” (/ɡriːs/)「グリース(油、潤滑油)」と混同しやすいので注意。

    • “creese” のように e を重ね書きしてしまうスペルミスにも注意。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス: “creese” と書いてしまうミスが多い。

  2. 同音語との混同: “grease” (油) と混同しがちなので、文脈で区別。

  3. 試験対策: TOEICや英検でビジネスメールや長文読解に登場し、「問題点処理(iron out the creases の比喩表現)」と絡めた問が出る可能性があります。

  4. 冠詞や複数形: 可算名詞なので、冠詞 (a/the) や複数形 (creases) に注意する。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 音とイメージで覚える: 「クリー」と「しわ」のイメージを結びつけると覚えやすいです。

  • 「紙をたたむビジュアル」 を思い浮かべる: 紙を折ってつくしわ=「crease」。

  • 比喩も含めて一緒に覚える: “iron out the creases” は「問題を解決する」という意味もあると同時に、物理的なしわをのばす意味もあるため、一度に覚えると定着が早いでしょう。


以上が名詞 “crease” の詳細解説です。紙や布の「しわ」だけでなく、比喩表現(問題解決をする)としても使われる便利な単語なので、折り目のあるものを見たときに意識してみると記憶に残りやすいですよ。

意味のイメージ
crease
意味(1)

(ズボンの)折り目;(紙・布・服などの)しわ

和英例文問題 / 準上級英単語(CEFR-J B2)

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