cottage
1. 基本情報と概要
単語: cottage
品詞: 名詞 (countable noun)
意味(英語): A small house, typically in the countryside or used as a vacation home.
意味(日本語): 小さな家、特に田舎や休暇用の家を指します。リラックスを目的としたり、休暇中に滞在するようなこぢんまりした住宅をイメージしてください。日本語では「コテージ」とカタカナ表記することが多いです。
こういう場面で使われる、こういうニュアンスの単語です:
・休日にのんびり過ごすための小さな家。
・田舎や自然に囲まれた立地で、質素かつ温かみのある住居をイメージさせます。
活用形:
- 単数形: cottage
- 複数形: cottages
他の品詞形:
- 「cottager」(名詞):コテージに住む人, コテージの所有者
- 形容詞形として直接の変化はありませんが、 “cottage-style” のように形容詞的に使われる場合もあります。
CEFRレベル: B1(中級)
◦ B1:比較的日常的な語彙として学習します。「cozy」や「countryside」の文脈で一緒に出てくることが多いイメージです。
2. 語構成と詳細な意味
語構成:
- 「cot」+「-age」
- “cot” は元々「小屋、小さな家」を意味する古い語源に由来します。
- “-age” は 英語においてフランス語由来の抽象名詞・集合名詞を作る接尾語。
- “cot” は元々「小屋、小さな家」を意味する古い語源に由来します。
派生語や類縁語:
- “cottager”(コテージに住む人)
- “cottage industry”(手工業・家内産業) → 小規模で家庭内や小さな作業場で行う産業を指す。
よく使われるコロケーション(共起表現)10選:
- holiday cottage(休暇用コテージ)
- country cottage(田舎のコテージ)
- rented cottage(借りたコテージ)
- cozy cottage(居心地の良いコテージ)
- charming cottage(趣のあるコテージ)
- seaside cottage(海辺のコテージ)
- cottage garden(コテージ風の庭)
- cottage cheese(コテージチーズ)
- cottage-style kitchen(コテージ風のキッチン)
- cottage getaway(コテージへの小旅行・休暇)
3. 語源とニュアンス
語源:
- 中英語(Middle English)の “cotage” から派生し、さらに古フランス語(Anglo-Norman)由来の “cote” や “cot” に基づくとされています。元々は「小屋、小さな家」を運ぶ意味をもち、そこから「小さな住居」としてのイメージに発展していきました。
ニュアンス・使用時の注意点:
- 「cottage」は「小さくて質素な、しかし快適な住居」というポジティブなイメージがあります。田舎でのんびり過ごすイメージに合うため、リラックス感や温かみを表現したい時に使われがちです。
- カジュアルなシーンで日常的によく使われますが、フォーマルな文書で出てくる場合もあり、意味や雰囲気は変わりません。
4. 文法的な特徴と構文
- 名詞 (countable): “a cottage” / “two cottages” のように可算名詞として扱われます。
一般的な構文例:
- “I stayed in a cozy cottage last weekend.”
- “They rented a cottage for their family reunion.”
- “I stayed in a cozy cottage last weekend.”
使用シーン:
- フォーマル/カジュアルどちらにも使えますが、話題としては比較的カジュアルな会話で親しみを持って使われることが多いです。
5. 実例と例文
5.1 日常会話での例文(3つ)
- “We spent the weekend at a lovely cottage by the lake.”
- 湖のほとりにある素敵なコテージで週末を過ごしたよ。
- 湖のほとりにある素敵なコテージで週末を過ごしたよ。
- “My grandparents have a small cottage in the countryside where they grow vegetables.”
- 祖父母は田舎に小さなコテージを持っていて、そこで野菜を育てているんだ。
- 祖父母は田舎に小さなコテージを持っていて、そこで野菜を育てているんだ。
- “Do you want to rent a cottage this summer and have a barbecue party?”
- 今年の夏はコテージを借りてバーベキューパーティーをしない?
5.2 ビジネスシーンでの例文(3つ)
- “Our company retreat will be held in a cottage resort near the mountains.”
- 会社のリトリートは、山の近くのコテージリゾートで行われます。
- 会社のリトリートは、山の近くのコテージリゾートで行われます。
- “We’re considering booking several cottages for our client hospitality program.”
- クライアント向けの接待プログラムとして、いくつかコテージを予約することを検討しています。
- クライアント向けの接待プログラムとして、いくつかコテージを予約することを検討しています。
- “The management team used a cottage over the weekend to finalize the project plan.”
- 経営陣は週末、コテージに滞在してプロジェクト計画を最終的にまとめました。
5.3 学術的/専門的な文脈での例文(3つ)
- “The archaeological study revealed that the 18th-century cottage was built using local stone and timber.”
- 考古学的調査によると、18世紀のコテージは地元の石と木材を用いて建築されていたことがわかった。
- 考古学的調査によると、18世紀のコテージは地元の石と木材を用いて建築されていたことがわかった。
- “In rural economics, maintaining traditional cottages can boost local tourism.”
- 農村経済学において、伝統的なコテージの維持は地元の観光促進につながる。
- 農村経済学において、伝統的なコテージの維持は地元の観光促進につながる。
- “This research paper examines the shift from cottage industry to factory-based production in the 19th century.”
- この研究論文は、19世紀における家内産業(コテージ産業)から工場生産への転換を考察している。
6. 類義語・反意語と比較
類義語(英語 / 日本語):
- “cabin” / 小屋(森や山中の木造の家のイメージが強い)
- “hut” / 簡易的な小屋(より質素なイメージ)
- “chalet” / シャレ(山岳地帯の木造建築、特にスイスなどアルプス地方のイメージ)
- “bungalow” / 平屋(一階建て)の家(主に温暖な地方の住居を指しやすい)
「cottage」はリラックスや田舎のイメージが強いのに対し、“cabin” は山小屋感、“hut” はより簡易で小規模、とそれぞれニュアンスが異なります。
反意語(英語 / 日本語):
- “mansion” / 豪邸
- “villa” / 高級住宅
- “palace” / 宮殿
大きくて豪華な住居を指す単語は「cottage」と反対のイメージです。
7. 発音とアクセントの特徴
- IPA:
- イギリス英語: /ˈkɒt.ɪdʒ/ (「カ」→「ティッジ」)
- アメリカ英語: /ˈkɑː.t̬ɪdʒ/ (「カー」→「ティッジ」)
- イギリス英語: /ˈkɒt.ɪdʒ/ (「カ」→「ティッジ」)
- 強勢(アクセント)の位置:
- 最初の音節「cot-」に強勢があります。
- 最初の音節「cot-」に強勢があります。
- よくある発音の間違い:
- “co-tage” と2音節目を引き延ばしすぎたり、 /eɪ/ (エイ) と誤って発音するケースがあります。正しくは “cah-tij” や “cot-ij” に近いイメージです。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペリングミス: “cottege”, “cottige” などと綴ってしまうことがあります。
- 同音異義語との混同: “cabbage”(キャベツ)とは形が似ており混乱しがちですが、発音や意味はまったく異なります。スペリングも異なるので注意。
- 試験対策での出題傾向:
- 英検やTOEICなどのリスニング問題や長文読解で、田舎の景色や旅行の話題の中に出てくることがあります。
- また、「cottage industry」のように派生表現でビジネス英語として扱われるケースもあるので、覚えておくと便利です。
- 英検やTOEICなどのリスニング問題や長文読解で、田舎の景色や旅行の話題の中に出てくることがあります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- イメージ・ストーリー:
田舎道をドライブしていて、遠くの緑の丘に小さな三角屋根のおうちが見えたら、それが “cottage” です。休暇でのんびりする、絵に描いたようにかわいらしい家をイメージすると覚えやすいでしょう。 - スペリングのポイント:
“cot + tage” とブロックで区切って覚えると、スペルミスが減ります。 - 勉強テクニック:
- 同じような大きさの住居を指す “cabin” や “hut” とセットで覚える。
- コロケーション(holiday cottage, cozy cottage, cottage cheeseなど)をフレーズ覚えしておくと、幅広いシーンで使いやすくなります。
- 同じような大きさの住居を指す “cabin” や “hut” とセットで覚える。
以上が “cottage” の詳細解説です。田舎の小さな家という温かいイメージを持ちつつ、派生表現をいくつか覚えると、より自然な使い方ができるようになります。
(田舎の)小さな家
(避暑地などの)小別荘