最終更新日:2025/02/25

彼は自分の犯罪を警察に白状することを決めた。

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He decided to confess his crime to the police.

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元となった辞書の項目

confess

動詞

〈罪・秘密など〉'を'『白状する』,打ち明ける / 〈過失など〉'を'『認める』 / (神・司祭に)〈罪〉'を'ざんげする《+『名』+『to』+『名』》;(司祭が)〈人〉‘の'ざんげを聞く / 〈人が〉(…を)『自白する』,告白する《+『to』+『名』(do『ing』)》,罪を認める / (司祭に)ざんげをする《+『to』+『名』》;〈司祭が〉ざんげを聞く

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解説

動詞「confess」の詳細解説


1. 基本情報と概要

英語の意味: “to admit something that you are ashamed of or have kept secret, or to openly acknowledge wrongdoing”

日本語の意味: 「(罪や秘密を)告白する、(過ちなどを)認める、白状する」

「confess」は、何かしら隠していたことや罪を公に認める・白状する際に使われる表現です。たとえば謝罪の場面や、秘密を打ち明ける場面で使用されます。


  • 品詞: 動詞 (Verb)


  • 活用形:


    • 原形: confess

    • 三人称単数現在形: confesses

    • 現在分詞/動名詞: confessing

    • 過去形: confessed

    • 過去分詞: confessed


  • 他の品詞になった例:


    • confession (名詞): 「告白、白状」

    • confessor (名詞): 「告白を受ける聖職者」または「告白する人」

    • confessional (形容詞/名詞): 「告白の、ざんげのための場所」などの意味を持つ


  • CEFRレベル: B2(中上級)

    B2レベルは、「ある程度複雑なテーマでも意見を述べられる」レベルであり、やや難易度が高めの単語に位置づけられます。



2. 語構成と詳細な意味


  • 語構成:


    • 接頭語: なし (「con-」が接頭語のように見えますが、ラテン語由来の語幹と結びついて「一緒に認める」というニュアンスが派生しています)

    • 語幹: fess(ラテン語 “fateri” =「認める、告白する」から派生)

    • 接尾語: なし


  • 派生語・関連語:


    • confession: 「告白、白状」

    • confessional: 「告白の、告解室の」


  • よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)


    1. confess to a crime → 犯罪を白状する

    2. confess sins → 罪を告白する

    3. confess one’s love → 愛を告白する

    4. confess under pressure → 圧力のもとで告白する

    5. confess to lying → 嘘をついたことを認める

    6. finally confess → ついに白状する

    7. confess everything → 全てを白状する

    8. refuse to confess → 告白を拒む

    9. confess one's true feelings → 本心を打ち明ける

    10. need to confess → 告白する必要がある



3. 語源とニュアンス


  • 語源: ラテン語 “confiteri” が語源で、「共に (con-) + 認める(fateri)」という要素から成り立っています。中世期を通じて「公に認める」「自分の罪を告白する」という宗教的な文脈で広く用いられるようになりました。


  • ニュアンスや感情的な響き:

    「confess」は、何か隠していることを打ち明ける、罪悪感を伴うことを認める、という響きが強い動詞です。宗教的な告解(confession)の場面でも使われるため、内省的でやや重みのある言葉です。


  • 使用シーン:


    • 口語: 罪や秘密を「白状する」シーンで比較的一般的に使われます。

    • フォーマル: 宗教的または法廷の文脈での「告白」シーンでも用いられます。



4. 文法的な特徴と構文


  • 一般的な構文:


    1. “confess (that) + [節]”


      • 例: “He confessed (that) he had lied.”(嘘をついたと白状した)


    2. “confess + to + [名詞/動名詞]”


      • 例: “She confessed to stealing the money.”(彼女はお金を盗んだことを認めた)



  • フォーマル/カジュアル:


    • カジュアル: “I have to confess, I ate your cookie.”(実は...クッキーを食べちゃった)

    • フォーマル: “The suspect confessed to the charges.”(容疑者は容疑を認めた)


  • 他動詞/自動詞の使い分け:


    • 他動詞として使う場合: “He confessed his guilt.”(彼は罪を認めた)

    • 自動詞として使う場合: “He confessed to the crime.”(彼は罪を白状した)



5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文(3つ)


  1. “I must confess, I’m not a huge fan of horror movies.”

    (正直に言うと、ホラー映画はあまり得意じゃありません。)


  2. “She confessed that she ate the last slice of pizza.”

    (彼女は最後のピザを食べたと白状しました。)


  3. “I have to confess something: I accidentally broke your mug.”

    (実は言わないといけないことがあります…あなたのマグカップをうっかり割ってしまいました。)


(2) ビジネスでの例文(3つ)


  1. “The CEO confessed to misleading investors about the company’s profits.”

    (CEOは、会社の利益について投資家を誤解させたことを認めました。)


  2. “He confessed that there were errors in the financial report.”

    (彼は財務報告書に誤りがあったと白状しました。)


  3. “I must confess, I forgot to send the email to our client.”

    (正直に言うと、クライアントにメールを送るのを忘れていました。)


(3) 学術的な文脈(3つ)


  1. “The researcher confessed a methodological flaw in the data collection process.”

    (研究者はデータ収集プロセスでの方法論的な欠陥を認めた。)


  2. “He confessed that his initial hypothesis was incorrect.”

    (彼は最初の仮説が誤っていたと認めた。)


  3. “Upon reviewing the results, the scientist confessed to overlooking a key variable.”

    (結果を見直した後、その科学者は重要な変数を見落としていたと認めた。)



6. 類義語・反意語と比較


  • 類義語:


    1. admit (~を認める)


      • 「confess」と同様、「認める」を意味するが、罪悪感や秘密を打ち明けるニュアンスはやや弱い。


    2. acknowledge (~を認知する、認める)


      • 公に事実や存在を認める意味で使われるが、「罪を認める」よりもフォーマルで広い文脈で使える。


    3. reveal (~を明らかにする)


      • 隠されていた事実を明かすという意味。罪悪感や過ちのニュアンスに限定されない。



  • 反意語:


    1. deny (否定する)


      • 「認めない」意味で、confessの真逆に位置する動詞。




7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA: /kənˈfɛs/

  • アクセント: “con-FESS”(第2音節に強勢)

  • アメリカ英語とイギリス英語: 発音・アクセントの位置はほぼ同じです。/kənˈfɛs/ と発音され、「con-FESS」というリズムで発音します。

  • よくある発音ミス: 第2音節を弱く発音してしまうと伝わりにくい場合があります。強く「-fess」にアクセントを置きましょう。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “confess” の最後の “ss” を一つにしてしまうミスに注意。

  • 同音異義語との混同: 特に同音異義語はありませんが、 “confess” と “confuse” など似たスペルの単語を混同しないよう気をつけましょう。

  • 試験対策・出題傾向: 英検やTOEICなどでは、 “confess to doing something” の構文や、 “confess (that) ...” の使い方が問われる場合があります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • イメージ: 心の中に秘めていることを外に出す感じ。罪を「白状する」イメージを思い浮かべると覚えやすいです。

  • 勉強テクニック: “con-” は「一緒に、完全に」、 “fess” は「述べる」のようなイメージで、「徹底的に述べる、言う」→「白状する」と覚えると理解しやすいでしょう。

  • 覚え方: 「コンフェッス(confess)=コンクールで失敗したことを告白する」といった場面を想像するなど、語呂合わせで印象づけると記憶に残りやすいです。


以上が動詞「confess」の詳しい解説となります。何か隠されたことを「白状する、告白する」イメージで覚えていただければと思います。ぜひ参考にしてみてください。

意味のイメージ
confess
意味(1)

〈罪・秘密など〉'を'白状する,打ち明ける

意味(2)

〈過失など〉'を'認める

意味(3)

(神・司祭に)〈罪〉'を'ざんげする《++to+》;(司祭が)〈人〉‘の'ざんげを聞く

意味(4)

〈人が〉(…を)自白する,告白する《+to+(do*ing*)》,罪を認める

意味(5)

(司祭に)ざんげをする《+to+》;〈司祭が〉ざんげを聞く

和英例文問題 / 準上級英単語(CEFR-J B2)

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