最終更新日:2025/02/25

うっかりとスマートフォンをシンクに落としてしまい、今は水で詰まってしまっています。

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I accidentally dropped my phone in the sink and now it's clogged with water.

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元となった辞書の項目

clog

動詞

(…の)じゃま物,障害物《+『to』+『名』》 / 《複数形で》木(コルク)底の靴(サンダル) / …‘の'動きを妨げる / 〈管・道路など〉'を'ふさぐ,詰まらせる / 〈菅などが〉詰まる;〈油・泥などが〉固まって詰まる

このボタンはなに?

うっかりとスマートフォンをシンクに落としてしまい、今は水で詰まってしまっています。

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解説

動詞「clog」の詳細解説


1. 基本情報と概要

単語: clog

品詞: 動詞 (同形の名詞も存在)

活用形:


  • 現在形: clog / clogs

  • 過去形: clogged

  • 過去分詞形: clogged

  • 進行形: clogging

CEFRレベルの目安: B2(中上級)


  • 「block」や「obstruct」と比べるとややカジュアル・日常的に使える単語ですが、使いこなすにはある程度の語彙力が必要なためB2程度と考えられます。

意味(英語と日本語)


  • 英語: to block or fill a space so that movement or flow is restricted or stopped

  • 日本語: (通路や管を)詰まらせる、ふさぐ、動きを妨げる


    • 「道やパイプが詰まったり、人や物などが通れなくなるように妨げる」というニュアンスの動詞です。水道が詰まるときに「水道がclogしている」と言ったり、人の行列で通路がふさがれている状態にも使えます。


他の品詞になる場合:


  • clog (名詞): 木靴、木製サンダル、あるいは何かの塊。動詞の「clog」とは異なる意味合いとして用いられることがあります。

    例: “They wore wooden clogs in the countryside.”(田舎では木靴を履いていた)


2. 語構成と詳細な意味

「clog」という単語は、接頭語や接尾語が明確にくっついていない短い語形です。語幹は“clog”そのもので、以下のような派生があります。


  • clog up (句動詞): 詰まらせる、塞がる

    例: “The sink is clogged up with grease.”(シンクが油で詰まっている)

よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)


  1. clog a drain: 排水溝を詰まらせる

  2. clog a pipe: パイプを詰まらせる

  3. clog traffic: 交通を渋滞させる

  4. clog one’s arteries: 動脈を詰まらせる

  5. clog up the system: システムを詰まらせる

  6. get clogged: 詰まる

  7. clog the flow: 流れをせき止める

  8. clog the toilet: トイレを詰まらせる

  9. clog with debris: 破片によって塞がれる

  10. prevent clogging: 詰まるのを防ぐ


3. 語源とニュアンス

語源: 古英語または中英語の「clogge」に由来し、「丸太のように重い塊」を意味していました。もともと「重くして動きを妨げるもの」という意味合いがあり、そこから「妨げる」「詰まらせる」というニュアンスが引き継がれています。

ニュアンス:


  • 「clog」は「詰まって流れが悪くなる」「動きが遅くなる」など、ややネガティブな印象を持ちます。

  • カジュアルから日常的な会話、ビジネスの場面まで幅広く使われますが、学術論文などでは「block」や「obstruct」が使われる場合もあります。

  • フォーマルよりはやや口語的ですが、大きくくだけすぎないため、ある程度の正式な文脈でも使用可能です。


4. 文法的な特徴と構文


  • 他動詞 / 自動詞


    • 他動詞として: “Clog the drain.”(排水溝を詰まらせる)

    • 自動詞として: “The drain clogs easily.”(その排水溝はよく詰まる)


  • 句動詞: “clog up” もよく使われます。


    • “The pipe clogged up again.”(パイプがまた詰まった)


一般的な構文やイディオム


  1. clog up (something): 「~を完全に詰まらせる」

  2. be clogged with (something): 「~で詰まっている」

  3. clog the flow of (something): 「~の流れを妨げる」

使用シーン:


  • 日常会話:排水溝・トイレが詰まったり、人や車で道が混雑している状況

  • ビジネス:プロセスが詰まっていることやメールボックスが溢れて動きが悪い、など

  • 文章:雑誌記事やレポートなどでも使われる一般語


5. 実例と例文

日常会話での例文(3つ)


  1. “The kitchen sink is clogged again. Could you check it?”


    • (キッチンのシンクがまた詰まっちゃった。ちょっと見てもらえる?)


  2. “Don’t throw cooking oil down the drain, or it’ll clog up.”


    • (排水口に料理油を流しちゃダメだよ。詰まっちゃうから。)


  3. “My nose is clogged; I think I have a cold.”


    • (鼻が詰まってる。風邪をひいたみたい。)


ビジネスシーンでの例文(3つ)


  1. “Our workflow is clogged by unnecessary paperwork.”


    • (私たちの作業フローは不要な書類作業で詰まっています。)


  2. “We need to identify what’s clogging our communication channels.”


    • (コミュニケーションが滞っている原因を特定する必要があります。)


  3. “If these processes clog, production will slow down significantly.”


    • (これらの工程が詰まると、生産が大幅に遅れます。)


学術・専門的な文脈での例文(3つ)


  1. “Excess cholesterol can clog arteries, leading to cardiovascular disease.”


    • (過剰なコレステロールは動脈を詰まらせ、心血管疾患を引き起こす可能性があります。)


  2. “The filter may clog over time if not cleaned regularly.”


    • (定期的に清掃しないと、フィルターは時間とともに詰まる可能性があります。)


  3. “Riverbeds can clog with sediment, affecting water flow.”


    • (河床は堆積物で詰まり、水の流れに影響を与えることがあります。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. block(塞ぐ)


    • 「何かを妨げる」という広い意味。より一般的・万能な単語。

    • 例: “A fallen tree blocked the road.”(倒木が道路を塞いだ)


  2. obstruct(妨害する)


    • 公式文書やビジネス文書でややフォーマル。

    • 例: “The view was obstructed by a large billboard.”(大きな看板が視界を妨げていた)


  3. jam(詰まらせる、動かなくする)


    • 「機械や扉などが動かなくなる」ニュアンスが強く、よりカジュアル。

    • 例: “The printer jammed again.”(プリンターがまた詰まった)


反意語


  • clear, unblock(詰まりを除去する、ふさがったものを取り除く)


    • 例: “I need to clear the drain.”(排水溝の詰まりを取り除かなくちゃ)



7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA: /klɒɡ/ (イギリス英語), /klɔːɡ/ または /klɑːɡ/ (アメリカ英語)

  • アクセント: 単音節のため特別な強勢は意識しにくいですが、[clog] 全体を一拍で発音します。

  • アメリカ英語とイギリス英語の違い:


    • イギリス英語は短い “o” の音(ロに近い母音)

    • アメリカ英語では、 “o” が少し広がって /klɔːɡ/ のように聞こえたり、一部地域では /klɑːɡ/ と発音することもあります。


  • よくある発音ミス: “clog” の /l/ と /ɒ/(または /ɔː/)をはっきり出さないと “clock” や “cluck” に聞こえる可能性があります。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “clog” は短い単語ですが、語尾を “ck” と間違えて “clock” としてしまうミスに注意。

  • 同音・類似語との混同: “clog” と “clock” は紛らわしいですが、意味が全く異なります。

  • 試験対策: TOEICや英検のリスニングで登場する場合は、排水溝などが詰まる状況の描写として使われることがあります。文脈によっては名詞の「木靴」の意味が出てくるケースもあり得ますので注意してください。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「クログ」という音のイメージから、どろっとしたものが詰まって身動きできなくなっていく感じを思い浮かべると覚えやすいでしょう。

  • 「clock(時計)」と間違いやすいので、「“o”が少し“あ”っぽい音で、動かなくなる(詰まる)」とイメージすると区別しやすいです。

  • 勉強テクニックとしては、日常生活で詰まりや渋滞を感じるたびに “clog” を頭に浮かべるようにすると、自然に身につきます。


以上が動詞「clog」の詳しい解説です。何かを塞いで動きを止めるイメージをしっかりと持っておくと、使い方を覚えやすいでしょう。ぜひ日常生活やビジネスの英語表現に取り入れてみてください。

意味のイメージ
clog
意味(1)

(…の)じゃま物,障害物《+to+

意味(2)

《複数形で》木(コルク)底の靴(サンダル)

意味(3)

…‘の'動きを妨げる

意味(4)

〈管・道路など〉'を'ふさぐ,詰まらせる

意味(5)

〈菅などが〉詰まる;〈油・泥などが〉固まって詰まる

和英例文問題 / 準上級英単語(CEFR-J B2)

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