brake
1. 基本情報と概要
単語: brake
品詞: 動詞 (名詞としても使用されます)
意味 (英語): to slow down or stop a moving vehicle or other device using a brake device
意味 (日本語): ブレーキをかける・減速する・停止させる
「brake」は車や自転車などの乗り物を止めたり速度を落としたりするときに使われる動詞です。日常生活では、運転中に「ブレーキを踏む」という感覚で使われる、比較的わかりやすい単語です。
動詞の活用形
- 現在形: brake (I/you/we/they brake, he/she/it brakes)
- 過去形: braked
- 過去分詞形: braked
- 現在分詞形: braking
※名詞としては「brake」が「ブレーキ装置」を表すこともあります。
CEFRレベルの目安: B1(中級)
運転や交通場面でよく使われますが、日常生活の範囲で理解が求められるため、B1程度の英語レベルで習得しておきたい単語です。
2. 語構成と詳細な意味
語幹: brake
- 直接的な接頭語や接尾語はありませんが、”-ing”や”-ed”で時制を示します。
- 直接的な接頭語や接尾語はありませんが、”-ing”や”-ed”で時制を示します。
他の品詞・派生例
- 名詞「brake」: ブレーキ装置
- 「braking (名詞的用法)」: 制動する行為、ブレーキをかける動作
- 名詞「brake」: ブレーキ装置
よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10選)
- slam on the brakes (急ブレーキをかける)
- brake carefully (注意深くブレーキをかける)
- brake gently (やさしくブレーキをかける)
- brake abruptly (突然ブレーキをかける)
- brake pedal (ブレーキペダル)
- brake system (ブレーキシステム)
- fail to brake (ブレーキをかけそこなう)
- brake failure (ブレーキの故障)
- braking distance (制動距離)
- anti-lock braking system (ABS) (アンチロックブレーキシステム)
3. 語源とニュアンス
語源
「brake」は中英語期から「ブレーキ装置」や「制動」の意味で使われてきた単語です。古い英語(古英語)では “brecan” (壊す、破る)と関連があるとも言われますが、現代では乗り物を「壊す」のではなく「止める」意味を指します。
ニュアンスや使用時の注意点
- 主に乗り物の減速・停止に関わる言葉です。
- 「stop」や「slow down」と違って、「機械的なブレーキ装置」を伴うイメージが強いです。
- 口語でも文章でも使えますが、ほとんどが運転や乗り物に関する文脈で使われます。
4. 文法的な特徴と構文
- 自動詞として: “He braked suddenly.”(彼は突然ブレーキをかけた)
- 他動詞として: “He braked the car gently.”(彼は車をやさしく減速させた)
ただし、自動詞的に使うのが一般的で、「誰がブレーキをかけたか」を主語として表現することが多いです。
イディオム・構文例
- slam on the brakes: 急ブレーキをかける(カジュアル〜やや口語的)
- hit the brakes: 同上・より口語的
フォーマル・カジュアルどちらでも運転シーンでは使われますが、運転マニュアルや技術文書においてはよりフォーマルなトーンで使われることもあります。
5. 実例と例文
日常会話での例文
- “I had to brake hard when the dog ran into the road.”
(犬が道路に飛び出してきたので思い切りブレーキを踏まなければならなかった。) - “Could you brake a little earlier next time? That was scary.”
(次回はもう少し早めにブレーキをかけてくれる? びっくりしたよ。) - “I usually brake gently to save the brake pads.”
(私はブレーキパッドを長持ちさせるために、普段はやさしくブレーキをかけるようにしている。)
ビジネスシーンでの例文
- “He braked the company car smoothly to ensure passenger comfort.”
(彼は社用車をスムーズに減速させ、乗客の快適さを確保した。) - “In our driver training course, we focus on how to brake efficiently.”
(当社のドライバー研修では、効率的なブレーキのかけ方に重点を置いています。) - “Make sure you brake before entering the tight corner on the test track.”
(テストコースのきついコーナーに入る前に、必ず減速してください。)
学術・技術的な文脈での例文
- “Researchers are analyzing how autonomous vehicles brake in emergency situations.”
(研究者たちは自動運転車が緊急事態でどのようにブレーキをかけるかを分析している。) - “The new braking system leverages electronic sensors for quicker response time.”
(新しいブレーキシステムは、より素早い応答時間を実現するために電子センサーを活用している。) - “A significant factor affecting braking distance is the road surface condition.”
(制動距離に影響を与える大きな要因の一つは、路面状況である。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- slow down(減速する)
- 「brake」が装置を使って速度を落とすニュアンスなのに対して、「slow down」は「速度を落とす」という一般的な表現。
- 「brake」が装置を使って速度を落とすニュアンスなのに対して、「slow down」は「速度を落とす」という一般的な表現。
- decelerate(減速する)
- よりフォーマル・技術的。運転に限らず幅広い場面で使われる。
- よりフォーマル・技術的。運転に限らず幅広い場面で使われる。
反意語
- accelerate(加速する)
- 「brake」と正反対の動作。速度を上げる時に使う。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号 (IPA): /breɪk/
- アメリカ英語 (AmE), イギリス英語 (BrE) ともに同じ /breɪk/ と発音されます。
- 「break」(壊す、休憩)と同音ですが、スペリングが異なる点に注意してください。
- アクセントは1音節なので「breɪk」の部分に自然と強勢がきます。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- 「break」(壊す、休憩)との混同
- どちらも発音は /breɪk/ ですが、スペリングと意味がまったく違います。
- 運転時には “brake” と書かないと「壊す」と誤解を招くので注意。
- どちらも発音は /breɪk/ ですが、スペリングと意味がまったく違います。
- 試験対策
- TOEICや英検などで頻出ではないものの、「発音・スペルの区別」が問われる問題などで混同に注意しましょう。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「車(car)のブレーキには “a” が入っている」と覚えておくと、スペル間違いしにくいです。(「break」は「壊す」)
- 「stop」は動作全体を指す一方で、「brake」は装置を使って『速度を落とす』というイメージで捉えると区別がつきます。
- 運転時に実際にブレーキを踏む自分のイメージ映像を頭の中で再生して、単語をセットで覚えると効果的です。
以上が動詞 “brake” の詳細な解説です。車や自転車などの乗り物はもちろん、さまざまな輸送分野でも使われる単語ですので、しっかり覚えておきましょう。
…‘に'ブレーキをかける
〈人が〉ブレーキをかける