最終更新日:2025/02/25

北極地域は、その極端な寒さで知られています。

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The arctic region is known for its extreme cold weather.

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元となった辞書の項目

arctic

形容詞

『北極の』 / 極寒の(frigid)

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北極地域は、その極端な寒さで知られています。

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解説

1. 基本情報と概要

英語: arctic

日本語: 北極の、極寒の、とても寒い

これは「北極に関係する」という意味と、「極端に寒い」という意味を表す形容詞です。たとえば、北極地方を指すときや、非常に寒い様子を比喩的に言うときに使われます。日常会話では「arctic conditions (極寒の状況)」のように気温や環境がとても寒いことを表現する際によく登場します。


  • 品詞: 形容詞 (adjective)

  • 活用形: 形容詞のため、基本的に比較級・最上級は more arctic, most arctic とすることができますが、あまり一般的ではありません。

    例:


    • “Today feels even more arctic than yesterday.”

    • “This is the most arctic wind I’ve ever felt.”


  • 他の品詞になった時の例:


    • 名詞 (the Arctic): 「北極圏」「北極地方」という意味で使われる。

      例: “The Arctic is home to polar bears.”


  • CEFR レベルの目安: B2(中上級)


    • この単語は日常会話で必須ではないかもしれませんが、ニュースや地理、環境問題などの話題で目にすることがあります。



2. 語構成と詳細な意味


  • 語源や構成:


    • 「arctic」はギリシア語の「arktikós (北の)」に由来し、さらに「arktos (熊)」が語源と言われます。これは北極星付近にある星座「大熊座(Ursa Major)」から来ています。


  • 派生語や類縁語:


    • Arctic (名詞): 北極圏

    • Antarctic (形容詞/名詞): 南極の/南極圏

    • Arctic Circle: 北極圏を定める線


  • よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)


    1. Arctic region — 北極地域

    2. Arctic climate — 北極の気候、極寒の気候

    3. Arctic iceberg — 北極の氷山

    4. Arctic condition(s) — 極寒の条件・状態

    5. Arctic wildlife — 北極の野生生物

    6. Arctic tundra — 北極のツンドラ地帯

    7. Arctic front — 北極寒気の前線

    8. Arctic exploration — 北極探検

    9. Arctic expedition — 北極探検隊・遠征

    10. Arctic winds — 北極から吹きつける風、極寒の風



3. 語源とニュアンス


  • 語源:

    古代ギリシア語で北極を指す “arktikós” に由来し、さらに “arktos” (熊) から派生しています。これは北半球の北の空に見える「大熊座」に関連する言葉です。


  • ニュアンスや歴史的使用:

    もともとは地理用語として使われましたが、「極端に寒い」という比喩的意味で日常会話でもよく使われます。ややフォーマルよりの印象がありますが、普通の会話でも寒さを強調したい時に「arctic」を使うとインパクトが強く、「凍えるような・耐えがたいほど寒い」というニュアンスを伴います。


  • 使用時の注意点:


    • 学術的、地理的な文脈では「北極の」という厳密な意味になります。

    • 日常の会話で使う場合は、誇張表現として「めちゃめちゃ寒い!」という感じでややカジュアルな含みを持たせることもできます。



4. 文法的な特徴と構文


  • 形容詞としての使い方:


    • 名詞を修飾して、「北極の~」「極寒の~」といった意味を表します。

    • 可算・不可算を意識する名詞ではなく、形容詞なので直接数えられるわけではありません。


  • イディオム:


    • “arctic blast” (アークティック・ブラスト): 強い寒気の流れや一時的な寒波を指す表現。

    • “arctic chill” (アークティック・チル): 骨の髄まで染みるような寒さ。


  • フォーマル / カジュアル:


    • 地理・学術的な文脈ではフォーマルな印象を持ちますが、日常会話でも「めちゃくちゃ寒い」という意味でカジュアルに使われることがあります。



5. 実例と例文

以下では 日常会話, ビジネス, 学術的 の各文脈で3つずつ例文を示します。

日常会話での例文


  1. “I can’t believe how arctic it feels outside today!”

    (今日は外が信じられないくらい極寒だね!)


  2. “This air conditioner is set to an arctic temperature.”

    (このエアコンの設定温度、めちゃくちゃ寒くない?)


  3. “I forgot my jacket and now I’m freezing in this arctic wind.”

    (ジャケットを忘れちゃって、この極寒の風の中でめっちゃ凍えてるよ。)


ビジネスでの例文


  1. “Our company is sponsoring an Arctic expedition to study climate change.”

    (当社は気候変動を研究するための北極探検を支援しています。)


  2. “We need to prepare special gear for arctic conditions.”

    (北極のような極寒の状況に対応する特別な装備を用意する必要があります。)


  3. “The vessel is designed to withstand arctic waters.”

    (その船舶は北極の海域に耐えられるよう設計されています。)


学術的な文脈での例文


  1. “Arctic communities are increasingly affected by the melting permafrost.”

    (北極地域のコミュニティは、永久凍土の融解によってますます影響を受けています。)


  2. “Recent studies highlight rapid changes in Arctic biodiversity.”

    (最近の研究は北極の生物多様性における急激な変化を浮き彫りにしています。)


  3. “Arctic sea-ice decline has implications for global climate patterns.”

    (北極海氷の減少は、地球規模の気候パターンに影響を及ぼします。)



6. 類義語・反意語と比較


  • 類義語


    1. frigid (極寒の)


      • 非常に寒い様子を表し、日常でも使いやすい。やや文語的。


    2. icy (氷のような)


      • 氷のように冷たい状態を表現。比喩的に「冷淡な人」というニュアンスでも使われる。


    3. polar (極地の、極地に関連する)


      • 北極・南極を問わず極地に関係する場合に使われる。



  • 反意語


    1. tropical (熱帯の)


      • 非常に暑い地域や気候を指す形容詞。


    2. equatorial (赤道の)


      • 暑い・赤道付近に関連する用語。



  • ニュアンスの違い:


    • “arctic” は「北極」のイメージが強く、「極度に寒い」というときにインパクトがあります。

    • “frigid” は日常の文脈よりも、もう少し文語・心理的な冷たさを表すときにも使われることがあります。

    • “icy” は寒さだけでなく、態度の冷淡さを意味することも多いため文脈に注意が必要です。



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /ˈɑːrk.tɪk/ (米), /ˈɑːr.tɪk/ (英)


    • アメリカ英語では “アークティック”、イギリス英語でもほぼ同じですが、/t/ の音がやや弱くなる場合があります。


  • 強勢(アクセント)の位置:


    • 最初の母音 “ɑr” の部分にアクセントがきます (AR-ctic)。


  • よくある間違い:


    • “arc-tic” のように発音してしまうことがありますが、実際には “ar-c-tic” のように [k] の後に t があるのが正しい発音です。

    • 実際の会話では “ar-tic” と [k] が脱落するように聞こえる場合もあるので、スペルミスに注意が必要です。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス:


    • “arctic” は “arctik” や “artic” と間違えやすいので注意しましょう。“c” が2回出てくるスペルです。


  • 同音異義語との混同:


    • 特に “artic” と書いてしまう誤記が多いですが実際には存在しない単語です。


  • 試験対策:


    • TOEIC や英検などのリーディングで環境問題、地理的文脈の文章で出題される可能性があります。スペルも覚えておきましょう。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • イメージ:


    • 「arctic」は “arch” (弓) に “tick” (ダニ) がくっついたようなスペルと覚える人もいます。あるいは「熊 (arktos)」をイメージしてもよいでしょう。

    • 「北極」と結びつけることで、寒さのイメージが湧きやすくなり、スペルが覚えやすくなります。


  • 音やスペリングのポイント:


    • 2つの “c” があることをしっかり確認しましょう。

    • “ar(c) + (c)tic” の部分を区切って覚える、語源の「arktos (熊)」を思い出すと記憶に残りやすいです。


  • 勉強テクニック:


    • 地理用語と絡めて「Arctic Circle (北極圏)」を一緒に覚えると、「arctic = 北極の」という意味をイメージしやすくなります。



以上が形容詞 “arctic” の詳細な解説です。気候や地理に関連して使われるとともに、比喩的に「とても寒い」という表現としても活躍する便利な単語です。ぜひ発音やスペルを確認しながら、実際の文脈で使ってみてください。

意味のイメージ
arctic
意味(1)

北極の

意味(2)

極寒の(frigid)

和英例文問題 / 準上級英単語(CEFR-J B2)

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