The police are investigating the allegation that the suspect stole the car.
allegation
1. 基本情報と概要
単語: allegation
品詞: 名詞 (countable noun)
意味(英語): A statement or claim that someone has done something wrong or illegal, but that has not yet been proven.
意味(日本語): 何かの不正行為や違法行為を行ったという主張や告発のこと。正式に証明はされていない段階での「告発」「申し立て」のようなニュアンスがあります。法律的・公式な内容で使われることが多いです。
- “allegation” は「まだ証拠が確立されていない不正・違法行為の告発」というような場面で使われ、厳粛かつフォーマルな響きがあります。
CEFRレベル: B2(中上級)
- 「会話やビジネス文章で比較的よく見る単語ですが、やや専門的・フォーマルな文脈で使われるため、中上級レベルといえます。」
活用形: この単語は名詞のため活用形は変化しませんが、複数形は “allegations” となります。
- 例: “Many allegations have been made against him.”
他品詞形:
- 動詞: allege (主張する、申し立てる)
- 形容詞: alleged(申し立てられた、疑わしいとされる)
- 副詞: allegedly(伝えられるところによれば、申し立てによれば)
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- 語幹 “alleg-” はラテン語の “allegare” (主張する、提出する)に由来します。
- 接尾語 “-ation” は「行為・状態」を示す名詞化の要素です。
派生語・類縁語
- allege (動詞)
- alleged (形容詞)
- allegedly (副詞)
よく使われるコロケーションや関連フレーズ(10個)
- make an allegation(告発をする)
- deny an allegation(告発を否定する)
- face allegations(告発を受ける)
- serious allegations(深刻な告発)
- false allegations(虚偽の告発)
- criminal allegations(犯罪に関する告発)
- unsubstantiated allegations(裏付けのない告発)
- investigate allegations(告発を捜査する)
- withdraw allegations(告発を取り下げる)
- counter allegations(反対に告発する・告発に反論する)
3. 語源とニュアンス
語源
- “allegation” は中期フランス語 “allégation” やラテン語 “allegare” に由来し、「検証のために法廷へ提出する」という意味を持っていました。
ニュアンス
- 現代では、法的手続きや公式な場面で「疑惑・非難・告発」を示すフォーマルな言葉として使われます。
- 「証拠がまだ十分に示されていない」という含みがあるため、断定的ではなく主張段階という意味合いが強いです。
- 法律文書や報道機関など、やや堅めの文章で見かけることが多いです。
4. 文法的な特徴と構文
- “allegation” は 可算名詞 なので、複数形で “allegations” と表せます。
- “allegation” は他の名詞と同様、単数・複数の使い分けを意識する必要があります。
- よく使われる構文: “X made an allegation against Y.”(X が Y に対して告発を行った)
イディオムや定型表現
- “to make allegations against someone”(人に対して告発をする)
- “to bring allegations to light”(告発を明らかにする)
フォーマル/カジュアル
- フォーマルな文脈での使用が多いです。カジュアルな日常会話よりは、新聞記事、ニュース、ビジネスや法律関連の会話で使用される傾向にあります。
5. 実例と例文
(1) 日常会話の例文
“I heard there’s an allegation against the school principal, but I’m not sure of the details.”
- (校長先生に対して何か告発があると聞いたけれど、詳しいことはわからないんだ。)
“She dismissed the allegation as nothing more than gossip.”
- (彼女はその告発を単なる噂話だとして一蹴した。)
“There’s a rumor about allegations of illegal activity in that company.”
- (あの会社で違法行為の告発があるという噂がある。)
(2) ビジネスシーンの例文
“The CEO carefully addressed each allegation during the press conference.”
- (CEOは記者会見でそれぞれの告発内容について慎重に説明した。)
“We need to investigate these allegations thoroughly before making any decisions.”
- (私たちはどんな決定を下す前に、これらの告発を徹底的に調査する必要がある。)
“An internal audit has been launched in response to the allegations raised last week.”
- (先週出された告発を受けて、社内監査が始まった。)
(3) 学術的・法的文脈の例文
“According to the court documents, the allegations lack sufficient evidence.”
- (裁判所の書類によれば、その告発には十分な証拠が欠けている。)
“The legal team filed a motion to dismiss the allegations on the grounds of insufficient proof.”
- (法務チームは証拠不十分を理由に、その告発を退ける申し立てを行った。)
“Researchers are examining the allegations of data fabrication in the published study.”
- (研究者たちは、発表された研究におけるデータ捏造の告発を調査している。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語 (Synonyms)
- accusation(告発、非難)
- “Allegation” とほぼ同義だが、accusation のほうが少し直接的で強い意味合いがある。
- “Allegation” とほぼ同義だが、accusation のほうが少し直接的で強い意味合いがある。
- claim(主張)
- 必ずしも犯罪行為を示すわけではなく、より幅広い主張に使われる。
- 必ずしも犯罪行為を示すわけではなく、より幅広い主張に使われる。
- assertion(断言)
- 断固とした主張というニュアンスが強いが、法的には限らない。
- 断固とした主張というニュアンスが強いが、法的には限らない。
- charge(起訴、告発)
- 法的にはより正式で、公的機関が行う「起訴」としての意味が強い。
反意語 (Antonyms)
- exoneration(容疑免除、無罪とすること)
- 告発があったのちに無実を証明・認定すること。
- 告発があったのちに無実を証明・認定すること。
- confirmation of innocence(無実の確証)
- 告発とは反対に、「その人は大丈夫だ」と証明する行為・証拠。
7. 発音とアクセントの特徴
IPA表記: /ˌæl.ɪˈɡeɪ.ʃən/
- アクセント(強勢): 第3音節の “geɪ” の部分に強勢があります。
- アメリカ英語: [ˌæl.əˈɡeɪ.ʃən] あるいは [ˌælɪˈɡeɪʃən]
- イギリス英語: [ˌæl.ɪˈɡeɪ.ʃən]
- 日本語カタカナ表記では「アレゲイション」に近いですが、英語の発音では “ゲイ” の部分をしっかり伸ばすイメージです。
よくある発音の間違い
- 第2音節 “-li-” が「ライ」や「レ」と混同される場合があります。正しくは「アリ」や「アラ」に近い音です。
- 末尾 “-tion” は「シュン」と弱めに発音します。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “allegation” における “g” と “t” の順が混同され、「alleg*t*ion」のようにミスをすることがあります。
- 同音・類似表記との混同:
- “allocation”(割り当て)や “alleviation”(軽減)のようにスペルが似ている単語とは意味が全く異なるため注意。
- “allocation”(割り当て)や “alleviation”(軽減)のようにスペルが似ている単語とは意味が全く異なるため注意。
- 混同しやすい文脈:
- “accusation” とほぼ同じ意味で使われるが、法律用語として “allegation” は「未証明の主張」、 “charge” は「起訴・立件」と法律上のフローの段階が異なる場合がある。
試験対策
- TOEIC・英検などのリーディングで、ニュースや法的文脈の文章に頻出します。文脈を読んで「証拠がまだない告発」の意味をしっかり理解しておくことが重要です。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 語源のイメージ: “allegare” は「法廷に提出する」という意味から、「言いがかりを提出する」→「告発する」という流れで覚えると記憶に残りやすいです。
- スペリングのポイント: “alle” + “ga” + “tion” と自分で区切って発音・つづりを確認すると覚えやすいです。
- 関連ストーリー: いきなり「示された“allegation”」に対して、まだ証拠がないまま人を非難する場面を想像すると、「こういうときに使うんだな」とイメージできます。
以上のように “allegation” は法的・公的な文脈で「証拠が確定していない段階での告発・主張」を意味するややフォーマルな単語です。ビジネスやニュースなどでも目にしやすく、上級学習者の英語力強化にも役立ちます。
(十分な証拠を持たない)主張,申し立て