最終更新日:2024/06/12
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地球は太陽の周りを回っています。

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元となった辞書の項目

revolve

動詞

(…の周りを)[円を描いて]『回る』《+『around』(《英》『round』)+『名』》 / (…を軸にして)『回転する』《+『on』+『名』》 / 巡る,循環する / 〈考えなどが〉思い巡らされる / 《文》(…を)熟考する《+『on』+『名』》 / …‘を'『回転させ...

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解説

以下では、英単語「revolve」について、できるだけ詳しく解説します。


1. 基本情報と概要

意味(英語・日本語)


  • 英語: “to move in a circular motion around a central point or axis”

  • 日本語: 「中心点や軸の周りを回転する・巡る」「(話題や思考などが)~を中心に展開する」

「revolve」は、何かが軸のまわりでクルクル回るイメージを表す動詞です。物理的に回転する場面(地球が太陽の周りを回る、タイヤが回る など)だけでなく、「議論があるテーマを中心に展開する・思考を巡らせる」といった比喩的な使い方も可能です。

品詞


  • 動詞(Verb)

活用形


  • 原形: revolve

  • 三人称単数現在: revolves

  • 現在分詞・動名詞: revolving

  • 過去形: revolved

  • 過去分詞: revolved

他の品詞形


  • 名詞形: revolution(革命、回転 など)

  • 形容詞形: revolutionary(革命的な、画期的な など)

  • 副詞形: なし(※直接 “revolve” が副詞になる形はありません)

CEFR レベルの目安


  • B2(中上級)


    • 知識として覚えておくと、アカデミックな文章やニュース記事などで役立ちます。



2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 接頭語 “re-”: 「再び、また」「反復」

  • 語幹 “volve” : ラテン語 volvere(回る、転がる)が由来

“re-” + “volvere” → “revolve”: 「再び回転する、ぐるぐる回る」という意味合いを持ちます。

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. revolve around the sun

    (太陽の周りを回る)

  2. revolve around an axis

    (軸を中心に回る)

  3. revolve around the earth

    (地球の周りを回る)

  4. revolve around the issue

    (その問題を中心に展開する)

  5. revolve in one’s mind

    (頭の中で思考がぐるぐる巡る)

  6. revolve around a theme

    (テーマを中心に展開する)

  7. revolve about a pivot

    (ピボットを中心に回転する)

  8. revolve around politics

    (政治を中心に展開する)

  9. revolve around someone’s schedule

    (誰かのスケジュールを中心に物事が回る)

  10. revolve with time

    (時とともに変化しながら回り続ける)


3. 語源とニュアンス

語源


  • ラテン語 “revolvere” = “re-(再び)” + “volvere(回す、回転させる)”

  • 古フランス語 “revolvir” を経て英語に取り入れられました。

ニュアンス・使用時の注意


  • 物理的な回転だけでなく、話題や思考が「~を中心に展開する」といった比喩的用法が多い。

  • 口語・文語の両方で使われますが、特に「比喩的に回る」というときは少しフォーマル/文語寄りのイメージがある場合があります。

  • くだけた会話でも使えますが、日常会話では “go around” や “circle” などのほうがカジュアルな場合があります。


4. 文法的な特徴と構文


  • 一般的には自動詞として使われることが多い(例: The Earth revolves around the Sun.)。

  • 「〜を中心に展開する」というときには “revolve around (something)” の句動詞的表現がよく用いられます。

  • 他動詞として使う場合は「何かを回転させる」「何かを巡らせる」という意味ですが、日常的にはあまり頻繁には登場しません。

イディオム例


  • revolve around someone/something

    (人や物事を中心に展開する/回る)


5. 実例と例文

ここでは、日常会話・ビジネス・学術的な文脈それぞれで3例ずつ示します。

日常会話


  1. “My whole weekend plans revolve around the weather forecast.”

    (週末の予定は、天気予報次第で変わるんだ。)

  2. “Your life shouldn’t just revolve around work; you need time to relax, too.”

    (仕事ばかりが生活の中心にならないように、リラックスする時間も必要だよ。)

  3. “The toy car revolves on its axis when you turn the key.”

    (そのおもちゃの車はキーを回すと軸の周りを回転するよ。)

ビジネス


  1. “Our marketing strategy will revolve around social media engagement.”

    (私たちのマーケティング戦略は、SNSでのエンゲージメントを中心に展開します。)

  2. “The meeting revolved around budget issues for the upcoming quarter.”

    (今回の会議は、次の四半期の予算問題を中心に議論が展開しました。)

  3. “To stay competitive, the company must revolve its product line around customer feedback.”

    (競争力を維持するために、会社は顧客のフィードバックを中心に製品ラインを展開しなければなりません。)

学術的


  1. “In astrophysics, we study how planets revolve around their stars.”

    (天体物理学では、惑星がどのように恒星の周囲を公転するかを研究します。)

  2. “The discussion revolved around the philosophical implications of quantum mechanics.”

    (その議論は、量子力学の哲学的な意味合いを中心に展開しました。)

  3. “By observing how electrons revolve around the nucleus, we can understand atomic structure.”

    (電子が原子核の周りをどのように回るかを観察することで、原子構造を理解できます。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. rotate(回転する)


    • 主に自転するイメージ。 “rotate” は自動詞・他動詞として幅広く使われる。


  2. circle(円を描くように回る)


    • こちらは「くるくる回る」動きを強調するが、カジュアルな響き。


  3. orbit(軌道を回る)


    • 天体や人工衛星の軌道について主に使われる。


  4. turn(回す・回る)


    • 一般的かつ幅広い意味合いを持つ。


これらはすべて「回る」という意味を持ちますが、 “revolve” は「中心・軸を中心として周回する」というニュアンスがより強いです。

反意語


  • remain still / stay still(動かないでいる)

  • stand still(静止する)

  • halt(止まる)

「回転」や「動き」が止まるという意味を強調する場合は、上記のような表現が使われます。


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA(国際音声記号): /rɪˈvɒlv/ (イギリス英語), /rɪˈvɑːlv/ (アメリカ英語)

  • アクセント(強勢)は “-volve” の部分「re-VOLVE」に置きます。

  • アメリカ英語では “volv” の母音が「アー」に近い発音 (/rɪˈvɑːlv/) になり、イギリス英語では「オ」に近い発音 (/rɪˈvɒlv/) になります。

  • “r” の発音は、アメリカ英語のほうが強めに響きます。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペリング: “revolve” の “v” を “b” と書き間違えたり、“revolv” の “e” を抜いて “revolv” にしてしまうケアレスミスに注意。

  • “revolve” と “revolution” は紛らわしいですが、動詞(revolve)・名詞(revolution)なので使い分けに気をつけましょう。

  • TOEICや英検などでは、惑星の公転や議論の中心を表す文脈で出題されることがあります。 “revolve around” の熟語的用法をしっかり覚えておくと便利です。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 接頭語 “re-” は「再び(もう一度)」+ “volve” は「回る」というイメージで、「ぐるぐる何度も回る → revolve」と関連づけて覚える。

  • “revolve” をイメージする際には、地球が太陽の周りを回っている様子や歯車が回っている様子を頭に描くと理解しやすいです。

  • “revolution” のときも同様に「回る」イメージを思い出すと、「革命」もある種の「大きく社会を変える回転だな」と連想でき、語の関連性が覚えやすくなります。


以上が、動詞「revolve」の詳細解説です。学習の際には、「回転」「公転」「話題の中心になる」というさまざまな文脈で使われることをイメージし、例文を声に出して練習してみてください。

意味のイメージ
revolve
意味(1)

(…の周りを)[円を描いて]回る《+around(《英》round)+

意味(2)

(…を軸にして)回転する《+on+

意味(3)

巡る,循環する

意味(4)

〈考えなどが〉思い巡らされる

意味(5)

《文》(…を)熟考する《+on+

意味(6)

…‘を'回転させる

意味(7)

《文》…‘を'思い巡らす,熟考する

英和例文問題 / 準上級英単語(CEFR-J B2)

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