最終更新日:2025/11/25
The animal activist group investigated the zoo after receiving reports that the animals were being mistreated by the staff.
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動物が職員に虐待されているとの報告を受け、動物活動団体が動物園を調査した。
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元となった辞書の項目
mistreat
IPA(発音記号)
解説
1. 基本情報と概要
単語: mistreat
品詞: 動詞 (verb)
意味(英語): to treat someone or something badly or unfairly
意味(日本語): (人や動物などを)虐待する、乱暴に扱う、不当に扱う
「mistreat」は、誰かや何かに対して不当・不公平な扱いをすることを意味します。英語では to treat someone badly or unfairly
というニュアンスで使われます。日本語では「虐待する」「ひどい扱いをする」として、子どもや動物を不当なやり方で扱うときなどに用いられる言葉です。
活用形
- 現在形: mistreat / mistreats
- 進行形: mistreating
- 過去形: mistreated
- 過去分詞形: mistreated
- 現在形: mistreat / mistreats
他の品詞形
- 名詞形: mistreatment(虐待、酷使)
- 例:
the mistreatment of animals
(動物の虐待) - 形容詞や副詞形は特に一般的ではありません。
- 名詞形: mistreatment(虐待、酷使)
CEFRレベルの目安: B2(中上級)
- 日常会話よりやや難しめの語彙にあたり、不当な扱いという内容を伝える特定の文脈で使われます。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- 接頭語: mis- (誤った・悪い・不当な など)
- 語幹: treat (扱う、待遇する)
- 「mis-」がつくことで「誤って扱う」「雑に扱う」という悪い意味を付加しています。
- 接頭語: mis- (誤った・悪い・不当な など)
派生語・類縁語
- mistreatment(名詞): 乱暴な扱い、虐待
- treat(動詞): 扱う、みなす、治療する(状況や文脈で意味が変わります)
- mistreated(形容詞的に使われることもある): 酷い扱いを受けた
- mistreatment(名詞): 乱暴な扱い、虐待
よく使われるコロケーションや関連フレーズ(10個)
- mistreat animals(動物を虐待する)
- mistreat children(子どもを虐待する)
- be mistreated by someone(誰かに酷い扱いをされる)
- feel mistreated(不当に扱われたと感じる)
- report mistreatment(虐待を報告する)
- suffer mistreatment(虐待を受ける)
- a case of mistreatment(虐待の事例)
- emotional mistreatment(感情的虐待、精神的虐待)
- accuse someone of mistreatment(誰かを虐待で告発する)
- prevent mistreatment(虐待を阻止する)
- mistreat animals(動物を虐待する)
3. 語源とニュアンス
- 語源: ラテン語由来の
treat
(扱う)に、古フランス語を経由した英語の接頭語mis-
(誤った・悪い)が結びついてできた単語です。 - 歴史的使用: 「誤った扱いをする、ひどい扱いをする」という意味で古くから使用されていますが、近現代にかけては主に道徳的・社会的な文脈(動物虐待や人権侵害など)で用いられることが多くなりました。
- ニュアンスや使用上の注意:
- 「虐待する」や「酷い扱いをする」という強めのマイナスの意味があります。単に「公正ではない扱い」を指す場合にも用いられることがありますが、多くの場合かなり不道徳な印象があります。
- 文章中やスピーチで使うときは、道徳や倫理を論じる場面、あるいは社会問題を訴える場面でフォーマルに使われることが多いです。カジュアルに使う場面でも、相手を強く非難するときに用いることがあります。
- 「虐待する」や「酷い扱いをする」という強めのマイナスの意味があります。単に「公正ではない扱い」を指す場合にも用いられることがありますが、多くの場合かなり不道徳な印象があります。
4. 文法的な特徴と構文
文法:
- 他動詞(transitive verb) であり、後ろに目的語(どんな対象を不当に扱うのか)をとります。
- 例:
They mistreated the dog.
(動物を虐待する)
- 他動詞(transitive verb) であり、後ろに目的語(どんな対象を不当に扱うのか)をとります。
一般的な構文:
mistreat + 目的語
- 例:
He was arrested for mistreating his pets.
イディオムとしての使用:
- 特別なイディオムは少ないですが、
be mistreated by ~
で「〜に虐待される」と表現します。
- 特別なイディオムは少ないですが、
フォーマル/カジュアルの違い:
- フォーマルでもカジュアルでも使用可能ですが、公的な場面で報道されたり、正式な文章やスピーチでも使われます。カジュアルに口語で使うときは、「ひどい扱いだ」という強い制裁や非難を示す場合が多いです。
5. 実例と例文
(1) 日常会話での例文
I heard that John has been mistreating his cat. Is that true?
(ジョンが猫を虐待しているって聞いたけど、本当?)Please don’t mistreat the tools. They’re expensive and delicate.
(道具を雑に扱わないで。高価で壊れやすいんだから。)She felt mistreated by her classmates when they ignored her.
(彼女はクラスメイトに無視されて、不当な扱いを受けたと感じていた。)
(2) ビジネスでの例文
Any employee who mistreats a customer will be subject to disciplinary action.
(顧客を不当に扱う従業員は、懲戒処分の対象となります。)The organization does not tolerate mistreatment of staff at any level.
(当組織は、いかなるレベルであってもスタッフへの不当な扱いを容認しません。)We must ensure our suppliers do not mistreat workers in production facilities.
(我々は、仕入れ先が生産施設で労働者を酷使していないかを確認しなければなりません。)
(3) 学術的な/公的な文脈での例文
Research on animal mistreatment reveals alarming rates in certain regions.
(動物虐待に関する研究では、ある地域で深刻な数値が示されています。)The article discusses the psychological impact of being mistreated as a child.
(その論文は、幼少期の虐待が及ぼす心理的影響について論じています。)Legislation against domestic mistreatment has tightened over the past decade.
(家庭内虐待に対する法整備は、ここ10年で厳格化されてきました。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語 (Synonyms)
- abuse(虐待する)
- 「身体的、精神的にひどい扱いをする」という意味で、mistreatよりもさらに過酷な行為を指すことが多い。
- 「身体的、精神的にひどい扱いをする」という意味で、mistreatよりもさらに過酷な行為を指すことが多い。
- ill-treat(悪く扱う)
- mistreatとはほぼ同じ意味だが、ややフォーマル・文語的。
- mistreatとはほぼ同じ意味だが、ややフォーマル・文語的。
- misuse(誤用する、乱用する)
- 物や権限などを誤った使い方をする意味で、人というよりは対象が物の場合にもよく使われる。
- 物や権限などを誤った使い方をする意味で、人というよりは対象が物の場合にもよく使われる。
- wrong(動詞として...を酷い扱いをする)
- 「誰かに対して間違った行為をする」という意味。フォーマルな文脈よりも個人的な「裏切り」のようなニュアンスがある。
- 「誰かに対して間違った行為をする」という意味。フォーマルな文脈よりも個人的な「裏切り」のようなニュアンスがある。
- abuse(虐待する)
反意語 (Antonyms)
- treat well(丁寧に/やさしく扱う)
- respect(尊重する)
- cherish(大事にする)
- treat well(丁寧に/やさしく扱う)
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号 (IPA): /ˌmɪsˈtriːt/
- アクセントの位置
- アメリカ英語・イギリス英語ともに
mis-TREAT
(「treat」の部分に強勢)。
- アメリカ英語・イギリス英語ともに
- アメリカ英語とイギリス英語の発音の違い
- 大きな違いはありませんが、イギリス英語では「treat」の母音がやや短く/平坦に発音される傾向があります。
- 大きな違いはありませんが、イギリス英語では「treat」の母音がやや短く/平坦に発音される傾向があります。
- よくある発音ミス
- mis- の部分を「ミス」ではなく、「ミシュ」や「マッシュ」のように発音してしまうことがあります。明瞭に /mɪs/ と発音することが大切です。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス:
mistrete
やmistreet
などと書いてしまうミスが多い。
- 接頭語
mis-
と動詞treat
を正しく組み合わせましょう。
- 接頭語
- 同音異義語との混同:
mist
(霧)やmiss
(逃す)などと混同しないよう注意。 - 試験対策・資格試験でのポイント
- 英検やTOEICでも出題される可能性があり、文脈から「不公正な扱い」「虐待」を示す重要語として扱われることがあります。
abuse
と区別できるかがよく問われます(虐待の度合い・対象などの微妙な差)。
- 英検やTOEICでも出題される可能性があり、文脈から「不公正な扱い」「虐待」を示す重要語として扱われることがあります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 接頭語
mis-
= 悪い・誤った
- mistake(間違い)、misunderstand(誤解する)などと同じ仲間。
- 「mis-がつく単語はたいてい否定的な意味を持つ」と覚えておくと便利です。
- mistake(間違い)、misunderstand(誤解する)などと同じ仲間。
treat
= 扱う
- 特別な扱いを示す
treat
(おごる、おもてなしをする)とも関連付けられますが、mis- がつくと真逆の「悪い扱い」を表します。
- 特別な扱いを示す
- 覚え方のコツ:
- 「正しく(treat)+誤る(mis)」=「正しく扱わない → 虐待する」とイメージしてみてください。
- 「正しく(treat)+誤る(mis)」=「正しく扱わない → 虐待する」とイメージしてみてください。
- 勉強テクニック:
- 類義語
abuse
やill-treat
と合わせて例文を作り、文脈ごとのニュアンスを確認しながら覚えるのがおすすめです。
- 類義語
以上が、動詞 「mistreat」 の詳細な解説です。悪い扱い・虐待を表す際には、文脈に応じて適切に使ってみてください。
意味のイメージ
意味(1)
…‘を'虐待する