最終更新日:2025/11/07
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彼らは立ち聞きされるのを恐れた。

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元となった辞書の項目

fear

IPA(発音記号)
動詞

…‘を'恐れる,こわがる(進行形にできない) / …‘を'気づかう,あやぶむ / 《古》〈神など〉‘を'恐れる / 恐れる,こわがる / (…を)気づかう,心配する《+for+名》

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解説

1. 基本情報と概要

単語: fear

品詞: 動詞(他動詞・自動詞)、名詞としても使用可

意味(英語): to be afraid of something or someone; to feel anxiety or worry about a possible or real threat.

意味(日本語): 何か(または誰か)を怖がること、または実際に起こりうる/起こった脅威に対して不安や恐れを抱くこと。

「fear」は、「怖がる」「恐れる」という意味で、危険や不安を感じる場面で使います。とても基本的な単語ですが、感情に直接かかわるため、ネイティブの会話でも頻繁に登場します。

活用形


  • 原形: fear

  • 三人称単数現在形: fears

  • 現在進行形: fearing

  • 過去形/過去分詞形: feared

他の品詞形


  • 名詞: fear(恐れ)

    例)I have a great fear of heights.(高所に対して大きな恐怖がある)

  • 形容詞: fearful(恐ろしい、怖がっている)、fearless(恐れない)

CEFRレベルの目安


  • B1(中級): 一般的にニュースや日常会話、物語などでよく出てくる単語です。単語自体は基本的ですが、感情を伝える表現として幅広く使われます。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • fear は接頭語や接尾語がついていない単純語形です。

    中心の意味は「恐れ」や「危惧(きぐ)」です。

関連、派生語


  • fearful (形容詞): 怖がった、恐れを抱いている

  • fearless (形容詞): 恐れを知らない、勇敢な

  • fearing (名詞的用法の一部): この形自体は動名詞としても使用

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ10選


  1. fear of failure(失敗への恐れ)

  2. fear for one’s life(自分の命を危ぶむ/心配する)

  3. live in fear(恐れの中で生きる)

  4. overcome one’s fears(恐れを克服する)

  5. fear the worst(最悪の事態を恐れる)

  6. instill fear in someone(誰かに恐怖を植え付ける)

  7. fear and trembling(恐怖と震え)

  8. without fear or favor(公平無私に、いかなるえこひいきもなく)

  9. fear no one(誰も恐れない)

  10. face one’s fears(恐怖に立ち向かう)


3. 語源とニュアンス


  • 語源は古英語の “fǣr”(危険、恐怖)に由来し、元々は「突然の危険・恐れ」を示す言葉でした。

  • 歴史的にも「恐怖」に関わる基本的な感情表現として使われ、スピーチや文学など、幅広い文脈で登場します。

  • 「fear」はカジュアルな会話からフォーマルな文書まで、幅広い状況で用いられます。ただし、「I fear that…」という言い方は、あらたまった響き(文語的・フォーマル)になることが多いです。


4. 文法的な特徴と構文


  • 他動詞として「~を恐れる」

    例)I fear the consequences of my actions.

  • 自動詞として「恐れる気持ちを抱く」

    例)He who fears, suffers twice.(恐れる者は二度苦しむ、というラテンの諺を英訳した形)

一般的な構文やイディオム


  • fear (that) + S + V: 〜ではないかと恐れる

    例)I fear that we might be late for the train.

  • there is nothing to fear but fear itself: 自身の恐怖そのものだけが最も大きな敵であって、それ以外に恐れるものはない(有名な言い回し)

フォーマル / カジュアル


  • フォーマル: “I fear that 〜.” / “I fear for 〜.”

  • カジュアル: “I’m scared of 〜.” / “I’m worried that 〜.”


5. 実例と例文

以下、日常会話・ビジネス・学術的な文脈で、それぞれ3つずつ例文を示します。

日常会話での例文


  1. “I fear spiders, so please get it away from me!”

    (クモが怖いから、どかしてくれる?)

  2. “He fears going to the dentist.”

    (彼は歯医者に行くのを恐れている。)

  3. “I fear that we won’t make it in time.”

    (間に合わないんじゃないかと心配しているよ。)

ビジネスでの例文


  1. “They fear that the new policy might reduce profits.”

    (新しい方針が利益を減らすかもしれないと彼らは懸念している。)

  2. “We shouldn’t fear taking calculated risks in the market.”

    (市場で計画的なリスクを取ることを恐れるべきではない。)

  3. “I fear there could be further delays in the project timeline.”

    (プロジェクトのスケジュールにさらなる遅延が出るかもしれないと心配しています。)

学術的な文脈での例文


  1. “Researchers fear that climate change will accelerate more rapidly than predicted.”

    (研究者たちは気候変動が予想以上に加速するのではないかと懸念している。)

  2. “Sociologists fear the long-term effects of social isolation on mental health.”

    (社会学者は社会的孤立がメンタルヘルスへ及ぼす長期的影響を懸念している。)

  3. “Some historians fear losing valuable historical data due to digital decay.”

    (ある歴史学者たちはデジタル劣化によって貴重な歴史資料が失われることを恐れている。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語(synonyms)


  1. dread(強い不安・恐怖感 / (嫌な予感のすることを)著しく恐れる)


    • “I dread the moment I have to speak in front of a large crowd.”

      → 「fear」よりも強く不安にとらわれるニュアンス。


  2. be afraid (of)(単に怖がる)


    • “I’m afraid of heights.”

      → 「fear」と同様に「恐れている」を指すが、より口語的。


反意語(antonyms)


  1. brave(勇敢な / 勇気を出す)


    • 例)He decided to brave the storm and venture outside.


  2. fearless(何も恐れない)


    • 同じ語源に接尾語「-less」がつき、「恐れがない」という意味を持つ。



7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA: /fɪər/ (イギリス英語), /fɪr/(アメリカ英語)

  • アクセント(強勢): 単音節なので、全体に強勢があります。

  • 主な違い:


    • イギリス英語では「フィア」のように「イア」音がはっきりし、

    • アメリカ英語では「フィア」よりやや短く、「フィr」と聞こえるように発音されます。


  • よくある間違いは、日本語の「フィアー」のように伸ばしすぎてしまうことです。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: 「fear」は4文字でシンプルですが、「feer」「fiaer」などと書いてしまわないよう注意して下さい。

  • 同音異義語との混同: 同音異義語はほぼありませんが、語尾が似ている “near” や “dear” などと混ざりやすい場合があります。

  • 試験対策: TOEICなどのリスニングで、/fɪr/ が “fear” なのか “feer”(架空の単語) なのか混同しないよう、前後の文脈から意味をとらえる対策が必要です。リーディングでは多義語として名詞・動詞両方の用法が問われることがあります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • スペリングの覚え方の一例として “Fear ear” と頭の中でつなげて、耳(ear)で聞いて怖い話 → “fear” と覚えるとイメージしやすいかもしれません。

  • 「息を呑むような(fearの感情)」というイメージを頭に置いて暗記しておくと混乱しにくいです。


恐怖を表す基本動詞「fear」は、感情表現やビジネス、学術分野でもよく使われる便利な単語です。例文やコロケーションを通じてニュアンスをつかみ、ぜひ自分の語彙として定着させてみてください。

意味のイメージ
fear
意味(1)

…‘を'恐れる,こわがる(進行形にできない)

意味(2)

…‘を'気づかう,あやぶむ

意味(3)

《古》〈神など〉‘を'恐れる

意味(4)

恐れる,こわがる

意味(5)

(…を)気づかう,心配する《+for+

英和例文問題 / 準上級英単語(CEFR-J B2)

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