最終更新日:2025/07/30

Her sudden change in behavior bewildered me.

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彼女の行動の急な変化に私は当惑しました。

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元となった辞書の項目

bewilder

動詞

〈人〉'を'『当惑させる』,まごつかせる

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解説

1. 基本情報と概要

単語: bewilder

品詞: 動詞 (他動詞)

活用形: bewilder - bewildered - bewildered - bewildering


  • 英語での意味: to confuse someone very much; to perplex

  • 日本語での意味: (人を)ひどく混乱させる、当惑させる、途方に暮れさせる


    • 例: 「状況が複雑すぎて頭が混乱する」というような場面で使われる単語です。驚きや戸惑いが大きいニュアンスを含みます。


  • 他の品詞の例:


    • bewildered (形容詞): 当惑した

    • bewildering (形容詞): 当惑させるような、非常に紛らわしい


  • CEFRレベル (目安): B2 (中上級)


    • B2レベル: 日常的な話題だけでなく、少し専門的・抽象的な内容にも対応できるレベルです。慣れていない話題や表現でもコミュニケーションが可能になります。



2. 語構成と詳細な意味

語構成:


  • 接頭辞: be- (強意・対象化を示すことが多い。“~させる”というニュアンスを添える)

  • 語幹: wilder (混乱させる、さまようというニュアンスがもともと含まれる “wild” に由来)

派生語や類縁語:


  • bewilderment (名詞): 当惑、困惑

  • bewildered (形容詞): 当惑した

  • bewildering (形容詞): 当惑させるような、非常に複雑な

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(例 + 日本語訳):


  1. be bewildered by the situation

    (状況に当惑する)

  2. leave someone bewildered

    (誰かを途方に暮れさせる)

  3. a bewildering array of choices

    (非常に多岐にわたる選択肢)

  4. utterly bewildered

    (まったく混乱して)

  5. bewilder someone completely

    (完全に混乱させる)

  6. bewildered look

    (当惑した表情)

  7. be bewildered at the news

    (そのニュースに当惑する)

  8. bewilder one’s senses

    (感覚を混乱させる)

  9. a bewildering labyrinth

    (迷ってしまいそうな迷路)

  10. bewilder the opponent

    (相手を混乱させる)


3. 語源とニュアンス

語源:


  • 「bewilder」は「be- (~にする) + wilder (荒野、迷子になる)」が合わさった形と考えられます。「荒野で迷う」イメージから転じて「混乱させる」という意味になりました。

歴史的背景:


  • 17世紀ごろから使われ始めたとされ、当初は「道に迷わせる」という物理的な意味も含まれていました。現代では主に「精神的に混乱させる」という比喩的な意味で使われます。

使用時のニュアンス・注意点:


  • 「非常に大きな困惑」を表す際に用いられることが多いです。軽い混乱ではなく、「どうしていいかわからない」という強めの戸惑いを示します。

  • 口語でも文章でも使われますが、少し文語寄り・やや硬めの響きもあるため、日常会話では “confuse” や “puzzle” などの方がシンプルに使われることがあります。


4. 文法的な特徴と構文


  • 他動詞: 必ず目的語を取ります。例: “He bewildered me with his question.” (彼はその質問で私をすっかり混乱させた)

  • 形容詞形: bewildered / bewildering

  • 名詞形: bewilderment

一般的な構文例:


  • “bewilder + 目的語 + with/by + 名詞”


    • 例: “The complex instructions bewildered the new employees.”


  • “be + bewildered + by/at + 名詞” (受動態 + 前置詞)


    • 例: “I was bewildered by the sudden change in schedule.”


フォーマル / カジュアルの使い分け:


  • フォーマルな文章・レポート・アカデミックな場面で使われる傾向が強めです。

  • 日常会話では “I’m so confused” や “I’m stumped” など、よりカジュアルな表現が使われることも多いです。


5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文


  1. “I was completely bewildered when I saw the instruction manual. I had no idea what to do.”


    • (取扱説明書を見たとき、まったく混乱して、どうしたらいいかわからなかった。)


  2. “The new game’s rules bewilder me every time I play.”


    • (その新しいゲームのルールは、遊ぶたびに私を混乱させる。)


  3. “I felt bewildered by all the different coffee options at the café.”


    • (カフェでのコーヒーの種類の多さに当惑してしまった。)


(2) ビジネスシーンでの例文


  1. “The client’s sudden request for drastic changes has bewildered the entire team.”


    • (顧客からの突然の大幅変更の依頼は、チーム全員を途方に暮れさせた。)


  2. “I’m bewildered by the conflicting data in the report; we need to verify our sources again.”


    • (レポートの矛盾するデータに当惑している。もう一度情報源を確認する必要がある。)


  3. “His presentation left the audience bewildered rather than informed.”


    • (彼のプレゼンは、聴衆を情報を得られる状態にするどころか、ただ混乱させただけだった。)


(3) 学術的な文脈での例文


  1. “Some aspects of quantum mechanics still bewilder scientists worldwide.”


    • (量子力学のいくつかの側面は、今なお世界中の科学者を当惑させている。)


  2. “The complexity of human language acquisition continues to bewilder researchers.”


    • (人間の言語習得の複雑さは、研究者を引き続き困惑させている。)


  3. “This historical text can bewilder readers unfamiliar with archaic language.”


    • (この歴史的文書は、古い言葉に慣れていない読者を混乱させる恐れがある。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms):


  1. confuse (混乱させる) - より一般的で日常的。

  2. puzzle (当惑させる) - 「解けないパズルのように頭を悩ませる」ニュアンス。

  3. perplex (困惑させる) - bewilder に近いが、ややフォーマル。

  4. baffle (途方に暮れさせる) - 「解明不能」のイメージが強い。

  5. mystify (神秘的に混乱させる) - 不可解さを強調する。

  6. confound (混同させる、困惑させる) - 複雑にして理解を妨げる。

反意語 (Antonyms):


  • clarify (明確にする)

  • enlighten (啓発する、理解を深める)

  • explain (説明する)

類義語との違い:


  • bewilder は「どうしようもないほど混乱させる」という強めの当惑。

  • confuse はもっと広範で、日常的に「混乱する、頭がごちゃごちゃになる」場合に使われる。


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA (アメリカ英語): /bɪˈwɪldər/

  • IPA (イギリス英語): /bɪˈwɪldə/

アクセント: 第2音節「wil」に強勢があります。

よくある発音の間違い:


  • 「ビーウィルダー」( /biː-/ ) と言ってしまうケース。実際は「ビ(ベ)」と短く /bɪ-/ と発音します。

  • “wilder” の部分を「wild(ワイルド)-er」ではなく「wil-der (ウィルダー)」とする点に注意。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “bewilder” を “bewilderd” や “bewillder” と書いてしまうミスが多いです。

  • 同音異義語との混同はあまりありませんが、 “bewitch” (魅了する、魔法をかける) と誤って覚えないように注意。

  • 試験対策での出題: TOEIC・英検などでは読解問題の選択肢や、やや難しめの語彙として登場する可能性があります。「驚きの度合い」を問う問題などで引っかかる場合があります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「荒野(wild)に放り出されて道に迷う(be-)」というイメージを持つと覚えやすいでしょう。

  • 「be + wild + er」で、「さらにワイルドで混乱する感じ」というストーリーでイメージするのも手。

  • スペリングのポイントは「be + w + i + l + d + e + r」の順番をしっかりと覚えること。

  • 例文を声に出して練習すると、混乱とは何かを感覚的に捉えやすくなります。


これで “bewilder” の詳細な解説は以上です。日常会話からビジネスシーン、学術的な文脈まで幅広く使用しうる単語ですが、ニュアンスやフォーマル度合いを意識して使ってみてください。

意味のイメージ
bewilder
意味(1)

〈人〉'を'当惑させる,まごつかせる

英和例文問題 / 準上級英単語(CEFR-J B2)

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