最終更新日:2025/07/27
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列車内で喫煙は禁じられている。

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元となった辞書の項目

ban

動詞

〈他〉を禁ずる / 〈自〉禁止する

このボタンはなに?

列車内で喫煙は禁じられている。

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解説

以下では、英単語 “ban” について、できるだけ詳細に解説します。マークダウン形式でまとめていますので、学習にお役立てください。


1. 基本情報と概要


  • 単語: ban

  • 品詞: 動詞 (他動詞)

  • 意味(英語): to officially or legally prohibit something

  • 意味(日本語): 公に(または法的に)何かを禁止すること

「ban」は「何かの行為や物の使用を公式に禁止する」というニュアンスの単語です。たとえば政府や機関が法律や規則によって強制的に禁止するような場面でよく使われます。個人レベルでも「~を禁じる」という意味で使われることがありますが、公式な文脈や広範囲な規模を含意することが多いです。

活用形


  • 現在形: ban

  • 三人称単数現在形: bans

  • 現在分詞・動名詞: banning

  • 過去形・過去分詞: banned

他の品詞への派生例


  • 名詞形: ban(「禁止」という名詞としても使われます)

    例: a ban on smoking(喫煙の禁止)

CEFRレベルの目安


  • B1:中級 〜 B2:中上級

    「ban」は日常的にも耳にし、ニュース記事などでも使われる比較的よく見る動詞ですが、公式な文脈での使用が多いため、中級~中上級レベルの単語として挙げられることが多いです。


2. 語構成と詳細な意味


  • 語構成:

    「ban」は非常に短い単語で、明確な接頭語・接尾語は含まれていません(動詞の活用形で “banned” のように -ed がつく程度)。


  • 派生語・類縁語:


    • banish(追放する): “ban” と似ていますが、こちらは「追放する」ニュアンスが強く、少し意味合いが異なります。

    • banquetbanner は語源的に一部重なるものの意味合いがかなり異なる単語なので、混同に注意してください。


  • よく使われるコロケーションや関連フレーズ (10個)


    1. impose a ban on … : …に禁止令を課す

    2. lift a ban on … : …に対する禁止を解除する

    3. call for a ban on … : …の禁止を求める

    4. total ban : 完全禁止

    5. partial ban : 一部禁止

    6. nationwide ban : 全国的な禁止

    7. ban from entering : 入場を禁止する

    8. ban from using : 使用を禁止する

    9. outright ban : 明確な(全面的な)禁止

    10. ban books : 本の発行・販売を禁止する



3. 語源とニュアンス


  • 語源:

    「ban」は古期英語の “bannan”(命ずる、布告する)に由来し、そこから「公に告げる」という意味合いが展開され、「公に禁ずる」という現代の意味で使われるようになりました。


  • ニュアンス・使用時の注意点:


    • 「ban」は主に公的・公式な禁止を示すため、使う場面はややフォーマル寄りになることが多いです。

    • 個人同士での軽い「禁止」を表す際には “forbid” や “prohibit” などを使う場合もありますが、ニュアンスは近しいです。

    • 口語でも「公式に禁止する」というインパクトを与えたいときに用いられます。

    • ニュース記事や政治関連の話題などフォーマルな文章でよく見かけますが、カジュアルな会話でも使われることがあります。



4. 文法的な特徴と構文


  • 文法的特徴:


    • 他動詞ですので、後ろに目的語がきます。

    • 名詞としても “a ban on …” の形で使われる(可算名詞)。


  • 一般的な構文例:


    1. ban + 目的語


      • 例: They banned smoking in public places.


    2. be banned (from) + 名詞/動名詞


      • 例: He was banned from driving for a year.



  • イディオム・重要な表現:


    • have a ban on … : …を禁止している


  • フォーマル/カジュアル度:


    • 公的な文書やニュースで使用される時はフォーマルな響きで、会話でも整然とした印象を与えます。

    • 口語でも十分通じますが、やや強いトーンで「禁止する」ことを示すので、注意が必要です。



5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文


  1. “They’re thinking of banning smartphones at the dinner table to make us talk more.”

    (夕食の席でスマートフォンを使うのを禁止しようとしているの。もっと会話できるようにって。)


  2. “My parents banned me from staying out past midnight.”

    (両親は、深夜を過ぎて外出するのを禁止したんだ。)


  3. “I was banned from playing video games on weekdays so I could focus on my homework.”

    (宿題に集中できるように、平日のビデオゲームは禁止されちゃったよ。)


(2) ビジネスでの例文


  1. “The company decided to ban employees from using social media during work hours.”

    (会社は、就業時間中の従業員によるソーシャルメディアの使用を禁止することに決めました。)


  2. “They imposed a strict ban on sharing confidential information outside the team.”

    (彼らはチーム外への機密情報の共有を厳しく禁止しました。)


  3. “Our manager lifted the ban on casual Fridays, so we can wear jeans now.”

    (マネージャーがカジュアルフライデー禁止令を撤廃したので、今はジーンズがはけます。)


(3) 学術的・公的な文脈での例文


  1. “Many countries have banned single-use plastics to protect the environment.”

    (多くの国が環境保護のために使い捨てプラスチックを禁止しています。)


  2. “The government is considering a nationwide ban on certain pesticides.”

    (政府は特定の農薬に対する全国規模の禁止を検討しています。)


  3. “Activists are urging the council to ban harmful chemicals in household products.”

    (活動家たちは家庭用品に含まれる有害化学物質を禁止するよう議会に強く求めています。)



6. 類義語・反意語と比較


  • 類義語 (Synonyms)


    1. prohibit(禁止する)


      • 法的・公式に禁止することを表すが、やや硬い語感。


    2. forbid(禁止する)


      • やや古風なニュアンスを含む場合もあるが、個人間の禁止にも使える。


    3. outlaw(非合法化する)


      • 法的に違法とするイメージが強い、より強力な禁止を表す。


    4. bar(阻む、閉鎖する)


      • “ban” に比べて物理的・象徴的に「閉め出す」「通さない」イメージ。


    5. disallow(許可しない)


      • 主に規則やルールを適用して、「正式に(審判などが)認めない」というニュアンス。



  • 反意語 (Antonyms)


    1. allow(許可する)

    2. permit(許可する)

    3. authorize(公認する)


  • 使い分けのポイント


    • “ban” は特に「公的・法的に禁止する」ニュアンスが強い

    • “forbid” は目上の人が目下の人に向けて「だめ!」と言うような響き

    • “prohibit” はフォーマルで法律や規則による縛りを強調



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /bæn/

  • 強勢(アクセント): 単音節なので特に強調される位置はなく、全体を同じ調子で発音します。

  • アメリカ英語とイギリス英語:


    • アメリカ英語 [bæn] - 「バン」に近い発音

    • イギリス英語 [bæn] - 基本的には同じですが、地域によって若干の母音のずれがあるかもしれません。


  • よくある発音ミス:


    • /bʌn/(「バン」と「ブン」の中間のような発音)になってしまう。正しくは手前でしっかり “æ” の音を出す点に注意。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “ban” は短い単語なのでスペルミスは少ないですが、過去形 “banned(baned などの誤綴り)” には注意。

  • 同音異義語との混同: 特に同音異義語はありませんが、band(バンド)と視覚的に近いので間違えないように。

  • TOEICや英検などでの出題傾向:


    • 公式的なルールや法律に関する文章でよく登場します。

    • 名詞 “ban” も同時に覚えておくと、リスニングや長文で役立ちます。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 覚えやすいイメージ:

    「掲示板(board)に書かれた“BAN”は“禁止”のイメージ」と覚えると日本語の「板(ban)」にも少し似ていて、視覚的な連想になります。実際には板(板=ban)とは関係ないけれど、一度頭に残ると記憶しやすいかもしれません。


  • スペリングのポイント:


    • 単純な3文字。過去形や進行形では “n” が重なる。


  • 勉強テクニック:


    • 自分だけの「禁止リスト」を英語で書いてみると(e.g., I ban myself from playing games until I finish my homework.)体感的に覚えられます。

    • ニュース記事の見出しをチェックすると “ban” を頻繁に見かけるので、例文を集めるのもおすすめです。



以上が、動詞 “ban” の詳細解説です。公的な禁止を表す場面で頻繁に使われる重要な単語ですので、意味から活用、例文までしっかり押さえておくとよいでしょう。

意味のイメージ
ban
意味(1)

(法律や社会的圧力によって)…'を'禁ずる,禁止する

英和例文問題 / 準上級英単語(CEFR-J B2)

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