元となった辞書の項目
unashamedly
IPA(発音記号)
解説
以下では、副詞 “unashamedly” をできるだけ詳しく解説します。
1. 基本情報と概要
英語: unashamedly
日本語: 恥じることなく / 堂々と / まったく遠慮なく
- 「恥じる気持ちがまったくない」というニュアンスで使われる副詞です。
- どのような行為もためらいや後ろめたさを感じずに行うイメージが強い単語です。
品詞と活用形
- 品詞: 副詞 (adverb)
- 主な活用形: 副詞なので時制変化はなく、派生形としては以下のような形があります。
- 形容詞: unashamed (恥ずかしがらない)
- 名詞: (あまり一般的ではありませんが) unashamedness などと作ることは可能
- 形容詞: unashamed (恥ずかしがらない)
CEFRレベルの目安: B2 〜 C1
- B2(中上級): 語彙が増え、やや抽象的な表現にも対応できるレベル。
- C1(上級): 難度の高い文章でも十分理解し、表現の幅が広がるレベル。
2. 語構成と詳細な意味
- 接頭語 “un-”: 「〜でない」「反対の状態」を表す。例: unhappy, unable など。
- 語幹 “ashamed”: 「恥じている」という意味の形容詞。
- 接尾語 “-ly”: 副詞を作るための接尾語。
したがって “unashamedly” は「恥じない状態で」の副詞形という構造です。
他の単語との関連性(派生語など)
- ashamed (形容詞): 恥じている
- shame (名詞/動詞): 恥、または恥じさせる
よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)
- speak unashamedly → 恥じることなく話す
- act unashamedly → 堂々と振る舞う
- unashamedly proud → まったく遠慮なく誇りを示す
- smile unashamedly → 気兼ねなく笑う
- unashamedly defend → ためらわずに擁護する
- share unashamedly → 隠さずにシェアする
- unashamedly promote → 遠慮なく宣伝する
- stare unashamedly → 恥じることなくじっと見る
- enjoy unashamedly → 存分に楽しむ
- write unashamedly → 遠慮ない表現で書く
3. 語源とニュアンス
- 語源は “un-” (否定) + “ashamed” (恥じている) + “-ly” (副詞化) から成っており、「恥ずかしがらない状態で」という意味。
- 歴史的には “ashamed” が “shame” (古英語の “scamu, sceamu”)から派生しており、“unashamed” はもともと「恥じる心がない」を意味します。
使用時の注意点やニュアンス
- “unashamedly” はかなり強調された表現です。日本語で「厚かましく」「堂々と」「遠慮なく」などのニュアンスが近いです。
- 「恥ずかしいという感覚がまったくない状態」という強いニュアンスなので、カジュアルな会話でも使いますが、少し大げさに聞こえる場合があります。
- 書き言葉・話し言葉両方で使われますが、強い気持ちをこめて表現したいときに適しています。
4. 文法的な特徴と構文
- 副詞 (adverb) のため、主に動詞や形容詞、他の副詞を修飾します。
- 文中では「~する時に、一切ためらうことなく」という意味合いを付け加えます。例: “He unashamedly admitted his mistake.”
フォーマル / カジュアル
- 一般的にはカジュアル寄りですが、強い表現を出したいフォーマルな文章でも使われることがあります。
他動詞 / 自動詞
- 副詞なので他動詞・自動詞の区別は直接関係ありません。どの動詞とも組み合わせ可能です。
5. 実例と例文
日常会話での例文(3つ)
- “I unashamedly ate the whole cake by myself!”
(恥ずかしげもなくケーキを全部自分で食べちゃった!) - “She sings unashamedly in the shower every morning.”
(彼女は毎朝、シャワーを浴びながら遠慮なく歌っているよ。) - “They unashamedly showed their affection in front of everyone.”
(彼らはみんなの前で堂々と愛情を示していた。)
ビジネスシーンでの例文(3つ)
- “Our CEO unashamedly presented the company’s ambitious goals at the conference.”
(当社のCEOはカンファレンスで堂々と会社の高い目標を発表した。) - “He unashamedly promoted his product in the meeting.”
(彼は会議で遠慮なく自社製品を宣伝した。) - “They unashamedly negotiated for a higher budget.”
(彼らはより高い予算を得るために堂々と交渉した。)
学術的・フォーマルな文脈での例文(3つ)
- “The author unashamedly challenges conventional theories in her latest paper.”
(その著者は最新の論文で従来の理論に恥じることなく挑戦している。) - “He unashamedly asserts his hypothesis despite criticism from peers.”
(彼は同僚からの批判にもかかわらず、自分の仮説を恥じることなく主張している。) - “The researcher unashamedly questioned the integrity of the results.”
(その研究者は研究結果の信頼性を堂々と疑問視した。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語(Synonyms)
- boldly(大胆に)
- 自信を持って行動するという点で似ていますが、必ずしも「恥のなさ」に焦点があるわけではありません。
- 自信を持って行動するという点で似ていますが、必ずしも「恥のなさ」に焦点があるわけではありません。
- brazenly(厚かましく / ずうずうしく)
- 「非常に厚かましく」というニュアンスが強めで、失礼なほど度を超した感じになります。
- 「非常に厚かましく」というニュアンスが強めで、失礼なほど度を超した感じになります。
- fearlessly(恐れずに)
- 「恐れ」という感情に焦点を当てている点が異なります。
- 「恐れ」という感情に焦点を当てている点が異なります。
- without shame(恥じることなく)
- より直接的に「恥がない様子」を説明するフレーズです。
- より直接的に「恥がない様子」を説明するフレーズです。
- openly(公然と)
- 「隠さずに」という意味合いが強いですが、必ずしも「恥のなさ」に重点はないです。
反意語(Antonyms)
- shamefully(恥ずかしそうに / 恥じ入るように)
- apologetically(申し訳なさそうに)
これらは「恥じる気持ち」や「後ろめたさ」を伴って行動することを意味します。
7. 発音とアクセントの特徴
- IPA: /ˌʌn.əˈʃeɪ.mɪd.li/
- アメリカ英語・イギリス英語とも大きな違いはありませんが、アメリカ英語では /ə/ の音がやや強めに発音されることがあります。
- アメリカ英語・イギリス英語とも大きな違いはありませんが、アメリカ英語では /ə/ の音がやや強めに発音されることがあります。
- アクセント: “un-a-SHAME-ed-ly” の “SHAME” の部分に強勢がきます。
- よくある間違い: “unashamedly” を「unashamefully」などと綴りを間違えやすいので注意。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルが長いのでミスしやすい
- “un-a-sham-ed-ly” と区切って覚えると良いです。
- “un-a-sham-ed-ly” と区切って覚えると良いです。
- 「-ed」と「-ly」の位置に注意
- “unashamed” + “ly” の組み合わせなので「unashame + dly」などに分解しないようにしましょう。
- “unashamed” + “ly” の組み合わせなので「unashame + dly」などに分解しないようにしましょう。
- 同音異義語との混同はあまりありませんが、類似表現「unashamed(形容詞)」との使い分けに注意
- 形容詞で使うときは “She is unashamed about it.”、副詞で使うときは “She spoke unashamedly about it.” のように区別。
- 形容詞で使うときは “She is unashamed about it.”、副詞で使うときは “She spoke unashamedly about it.” のように区別。
- 試験対策での出題傾向
- TOEICや英検でも、文中での副詞の機能を問う問題で選択肢に「unashamedly」が出る可能性があります。スペルチェックにも注意が必要です。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「恥(shame)に対して“un” + “-ed” + “-ly”」で「行為せよ!」のイメージ
- 「恥を持たずに行為する」という感覚を思い浮かべると覚えやすいです。
- 「恥を持たずに行為する」という感覚を思い浮かべると覚えやすいです。
- スペリングは “ashamed” の聞こえ方に注意し、最後に “ly” を付けるイメージで練習するとよいでしょう。
- 「人前でも堂々とやってしまう」ようなシーンを連想すると、意味が理解しやすく定着しやすくなります。
以上が、副詞 “unashamedly” の詳細な解説です。ぜひ会話や文章で使ってみてください。
意味のイメージ