最終更新日:2025/07/19
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元となった辞書の項目

respectably

副詞

立派に、見苦しくなく

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彼は就職面接のためにきちんとした服装をした。

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解説

以下では、副詞 “respectably” について、できるだけ詳しく解説します。


1. 基本情報と概要

英語: respectably

品詞: 副詞 (adverb)

意味(簡潔に): “in a respectable manner”(きちんとした態度や観点で、立派に)

日本語訳: 「立派に」「きちんと」「尊敬に値するように」


“Respectably” は、行動や振る舞いが「立派に」「相応しく」「礼儀正しく」行われる様子を表すときに使う副詞です。周囲から「品位ある振る舞いだ」と思われるような場面などで用いられます。


活用形


  • 原形(副詞): respectably

  • 派生形(形容詞): respectable(立派な、尊敬すべき)

  • 派生形(形容詞): respectful(礼儀正しい、敬意を示す)

  • 派生形(名詞): respectability(立派さ、尊敬に値すること)

  • 動詞形: respect(~を尊敬する、~を尊重する)

CEFR レベルの目安: B2(中上級)


  • B2: 日常会話をこなせるだけでなく、抽象的・具体的トピックについても自信を持って議論できるレベル


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 「respect」+ 「-able」+ 「-ly」


    • respect: 「尊敬する、尊重する」

    • -able: 「~できる」「~に値する」といった形容詞を作る接尾語

    • -ly: 形容詞を副詞化する接尾語


派生語・類縁語


  • respect (v/n): 尊敬(する)、配慮(する)

  • respectable (adj): 立派な、尊敬に値する

  • respectability (n): 品位、立派さ

  • respectful (adj): 礼儀正しい、敬意を表す

  • disrespect (n/v): 無礼(をする)、失礼

よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)


  1. behave respectably(立派に振る舞う)

  2. dress respectably(きちんとした服装をする)

  3. speak respectably(礼儀正しく話す)

  4. act respectably in public(公共の場で品位を保って行動する)

  5. present oneself respectably(自身をきちんと見せる)

  6. treat others respectably(他人を礼儀正しく扱う)

  7. carry oneself respectably(身のこなしを上品にする)

  8. appear respectably before an audience(聴衆の前で立派に見える)

  9. handle matters respectably(物事をきちんと処理する)

  10. speak up respectably in a meeting(会議で礼儀をわきまえて発言する)


3. 語源とニュアンス


  • 語源:

    「respect」はラテン語の “re-(後ろに)”+ “specere(見る)” が由来です。本来「振り返って見る」「よく考える」といった含みを持ちます。

    そこから「敬意を払う」「尊重する」という意味が生まれ、「-able(~に値する)」をつけて “respectable(尊敬される価値がある)” となり、さらに “-ly” がついて “respectably(きちんと立派に)」という副詞形になりました。


  • ニュアンス・使用時の注意点:


    • 「respectably」は品位を保ちながら、というニュアンスを含むため、公的な場やフォーマルなシーン、または人目を意識する場面で使われやすい表現です。

    • カジュアルな場面でも固すぎる印象になりにくいですが、日常的に多用するほど頻度は高くありません。ややフォーマル寄りと言えます。



4. 文法的な特徴と構文


  • 文法上のポイント:

    「respectably」は “動詞” や “形容詞” を修飾し、その「行動・状態が立派である」「尊敬に値する」というイメージを加えます。

    例:


    • He behaved respectably.(彼は立派に振る舞った)

    • She was dressed respectably.(彼女はきちんとした服装をしていた)


  • 使用シーン(フォーマル / カジュアル):


    • フォーマル: ビジネスや公式の場での所作や態度などを説明するとき

    • カジュアル: 日常会話でも使えるが、もう少し簡単な副詞 “properly” や “decently” で置き換えられる場合もある



5. 実例と例文

日常会話での例文(3例)


  1. “I want to make sure I’m dressed respectably for the interview.”

    (面接にきちんとした服装で臨みたいんだ。)

  2. “Could you please behave a bit more respectably around my parents?”

    (両親の前ではもう少し礼儀正しく振る舞ってくれる?)

  3. “He spoke respectably to the neighbors, so they were impressed.”

    (彼は近所の人たちに礼儀正しく話したので、好印象を持たれた。)

ビジネスシーンでの例文(3例)


  1. “All employees are expected to dress respectably in the office.”

    (従業員はオフィスではきちんとした服装を求められています。)

  2. “She greeted the international clients very respectably, which helped form a good impression.”

    (彼女は海外からのクライアントをとても礼儀正しく迎えたので、良い印象を与えました。)

  3. “It’s important to address senior staff respectably, especially in formal emails.”

    (特にフォーマルなメールでは、上司や先輩を礼儀正しく呼称することが大切です。)

学術的・フォーマルな文脈での例文(3例)


  1. “The researcher presented her findings respectably, adhering to professional standards.”

    (研究者は専門的な基準に従って、立派な発表を行いました。)

  2. “He defended his thesis respectably before the academic committee.”

    (彼は大学の委員会の前で、立派に論文を弁証しました。)

  3. “The panelists discussed the controversial topic respectably, ensuring no one was offended.”

    (パネリストたちは物議を醸す話題を品位を保って議論し、誰も不快感を持たないようにしていました。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語(Synonyms)


  1. decently(きちんと、上品に)


    • “They were decently dressed for the party.” (パーティに上品な服装で参加していた)

    • 「respectably」とほぼ同じく、品位を保った行動を示す。ただしややカジュアル。


  2. properly(適切に、きちんと)


    • “He behaved properly throughout the ceremony.” (式典の間、彼はずっときちんとした振る舞いをしていた)

    • 文脈によっては「礼儀正しく」というより「正しく手順を守って」という意味が強い。


  3. appropriately(適切に、ふさわしく)


    • “She responded appropriately to the situation.” (彼女は状況にふさわしい対応をした)

    • 「状況」「文脈」にふさわしいかどうかに焦点がある。


反意語(Antonyms)


  • rudely(失礼に)

  • disrespectfully(無礼に)

いずれも「敬意」を払わない、無礼な態度を示す表現。


7. 発音とアクセントの特徴

発音記号(IPA)


  • respectably: /rɪˈspɛktəbli/


    • アクセントは “-spec-” の部分に置かれます。


アメリカ英語とイギリス英語での違い


  • 基本的に大きな違いはありません。 /rɪˈspɛktəbli/ で共通していますが、イギリス英語では “r” の音がやや弱く、アメリカ英語では “r” がはっきり発音されます。

よくある発音の間違い


  • “respectively” (/rɪˈspɛktɪvli/) と混同してしまう

  • “respectable” (/rɪˈspɛktəbl/) から最後の “ly” を取り忘れて “respectablely” と誤記する


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス:


    • “respectably” (正) と “respectively” (別の意味で「それぞれ」) を混同しない

    • 形容詞 “respectable” に “-ly” を付けるときにエクストラの “a” を入れないように注意


  • 同音異義語との混同:


    • “respectively” と発音・つづりが非常に似ているため混乱しやすい


  • 試験対策(TOEIC・英検など)


    • ビジネス英語やフォーマルな文章問題での文挿入に登場することあり

    • 同じく “respective” / “respectively” との区別を問われる問題が出やすい



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「respect」(尊敬する)+「able」(~に値する)+「ly」(副詞)という形で覚えておくと、スペリングを間違いにくいです。

  • “respectably” は “品位保持モード” と覚えると、行動や振る舞いに対して “礼儀正しい・立派” というイメージが湧きやすいでしょう。

  • 同じく “respectively”(それぞれ) との混同に注意するために、「-ive- があれば『それぞれ』の意味になる」と覚えると区別がつきやすくなります。


以上が、副詞 “respectably” の詳細解説です。立派に振る舞うシーンや、ビジネス・フォーマルな場面で「礼儀正しく、尊敬されるように」というニュアンスを添えたいときにぴったりの単語です。

意味のイメージ
respectably
意味(1)

見苦しくなく

和英選択問題 / 準上級英単語(CEFR-J B2)

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