最終更新日:2025/12/03

…‘より'よく光る(輝く) / …‘より'優れている

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元となった辞書の項目

outshine

動詞

…‘より'よく光る(輝く) / …‘より'優れている

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彼女の才能は部屋の他の誰よりも輝いています。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: outshine

品詞: 動詞 (他動詞)

意味 (英語):


  • to shine more brightly than someone or something

  • to surpass someone or something in excellence, achievement, or attractiveness

意味 (日本語):


  • (誰か・何かよりも)さらに明るく輝く

  • (誰か・何かを)優れた点で上回る、目立って見劣りさせる

「outshine」は、相手や周囲と比べて自分がより強く光を放つイメージで、「他をしのぐ」「際立って優れている」というニュアンスがあります。日常会話でもビジネスでも、「他を圧倒する」「注目を集める」といった場面でよく使われます。

活用形:


  • 原形: outshine

  • 三人称単数現在形: outshines

  • 現在分詞/動名詞: outshining

  • 過去形/過去分詞: outshone (outshined とすることもあり)

他の品詞:


  • とくに形容詞や名詞としては使われませんが、過去分詞が形容詞的に「outshone hopes(希望を上回った)」のように修飾表現で稀に見られる場合があります。

CEFRレベル: B2(中上級)


  • 難易度の目安として、英語学習の中級から上級にかけて身につけるとよい単語です。ネイティブ同士の会話やビジネス表現でも使用されます。


2. 語構成と詳細な意味

語構成:


  • 接頭語「out-」: 「~をしのぐ、~を超える」という意味を持つ。

  • 語幹「shine」: 「輝く」という意味の動詞。

「out-」という接頭語は「outdo(~を凌駕する)」「outlast(~に勝ってより長く続く)」などの単語にも見られます。

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. outshine the competition(競合を凌駕する)

  2. outshine your peers(仲間を凌ぐ)

  3. outshine the rest(他のすべてを凌ぐ)

  4. outshine your rivals(ライバルを上回る)

  5. outshine expectations(期待を上回る)

  6. outshine others(他人より輝く)

  7. outshine everything else(他の何よりも輝く)

  8. outshine in performance(パフォーマンスにおいて勝る)

  9. outshine at the event(そのイベントで際立つ)

  10. outshine my previous work(以前の作品を超える)


3. 語源とニュアンス

語源:

「out-(超えて)」+「shine(輝く)」という2つの要素から成り立ち、直訳すると「相手よりも明るく光る」という意味です。古くから使われてきた表現で、「光の強さ」だけでなく「能力・魅力で他をしのぐ」という比喩的な使い方でも用いられてきました。

ニュアンス・使用時の注意:


  • 煌びやかな場面や競争的な文脈で「誰かの存在感を食ってしまう」というポジティブ・ネガティブ両面の響きをもつ場合があります。

  • カジュアルからフォーマルまで幅広く使えますが、ビジネスでは自社製品が他社を凌ぐ場面などフォーマルな文脈でも好んで使われます。

  • 誰かの能力や魅力を称える場合はポジティブ。逆に「相手が目立たなくなった」という文脈だと少しネガティブに捉えられることもあります。


4. 文法的な特徴と構文


  • 他動詞: 後ろに目的語(人・物)をとり、「(目的語)をしのぐ」という形をとります。

    例: She always outshines her coworkers.

  • 口語・文語どちらでも使用可能ですが、文章で使われる場合は比喩的表現として使われることが多いです。

一般的な構文例:


  1. “A outshines B” … AがBをしのぐ

  2. “A outshines B in [能力/面]” … AがBをある面で凌駕する


5. 実例と例文

日常会話での例文


  1. “My sister always seems to outshine me at family gatherings.”

    (姉は家族の集まりでいつも私より目立ってしまうよ。)

  2. “You totally outshone everyone at last night’s party!”

    (昨日のパーティーではあなたがみんなより際立って輝いていたよ!)

  3. “No one can outshine her when it comes to cooking.”

    (料理のことになると、彼女に勝てる人はいないよ。)

ビジネスシーンでの例文


  1. “Our new product is designed to outshine all competitors in performance.”

    (我々の新製品は、パフォーマンス面で競合製品を圧倒するように設計されています。)

  2. “She outshone all other candidates during the interview process.”

    (面接の過程で、彼女は他の候補者を完全に凌いでいました。)

  3. “This year, we need a marketing strategy that will outshine our previous campaigns.”

    (今年は、これまでのキャンペーンを上回るマーケティング戦略が必要です。)

学術的・フォーマルな文脈での例文


  1. “In terms of research output, Dr. Mills’s work consistently outshines that of her peers.”

    (研究成果の点では、ミルズ博士の業績は常に同僚を上回っている。)

  2. “The newly developed algorithm outshines existing models in predictive accuracy.”

    (新しく開発されたアルゴリズムは、予測精度の面で既存のモデルを凌いでいる。)

  3. “His contributions to the field outshine most of those made in the last decade.”

    (彼のその分野への貢献は、過去10年の多くの研究を凌駕している。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. surpass(~を上回る)


    • より客観的・フォーマルな響き。「期待値や数値を超える」という場合に使われることが多い。

      例: “He surpassed expectations this quarter.”


  2. outperform(~より高いパフォーマンスを出す)


    • 主に業績や成績など定量的に優れているときに使う。

      例: “Our team outperformed every other department.”


  3. eclipse(〜の輝きを覆い隠す)


    • “かすませる”イメージで、比喩的にもよく使われる。

      例: “Her talent eclipsed that of anyone else in the room.”


反意語


  • be overshadowed (by)(〜にかき消される/目立たなくされる)

    例: “His performance was overshadowed by the leading actress.”


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA): /aʊtˈʃaɪn/

  • 強勢: “out-SHINE” のように、第2音節 “shine” に強勢がきます。

  • アメリカ英語とイギリス英語: 大きな違いはほぼありません。どちらでも /aʊtˈʃaɪn/ で通じます。

  • よくある発音の間違い: 前半の /aʊt/ が曖昧に発音され、「アウチ」や「オウト」のようになることがあります。“out”の口の形をしっかり作りましょう。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • 「out shine」や「out-shine」と単語を分けて書くミスに注意します。正しくは「outshine」と一語です。

  • 過去形・過去分詞を “outshined” とするときもありますが、同じ意味で “outshone” と綴る方がやや一般的です。

  • 同音異義語はありませんが、「outlines(輪郭を描く)」などの別単語とスペルを混同しないよう気をつけてください。

  • TOEICや英検などの試験では、比較表現や文脈の読解問題で「~より勝っている」というニュアンスを問われることがあります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「out-」は「相手を超える」というイメージの接頭語。たとえば “outdo” “outgrow” など、どれも「~を超える」というイメージが共通しています。

  • 「shine」は「輝く」なので、一緒にすれば「相手よりも光る→他を圧倒する」と連想できます。

  • 印象的な例文やイメージとしては、「ステージ上でスポットライトを浴びながら他の人たちよりも強く輝いている姿」を思い浮かべると覚えやすいでしょう。

「outshine」を覚えるときは「out + shine = 他を凌いで輝く」とストーリー的にイメージしておくと、自然に使えるようになるはずです。

意味のイメージ
outshine
意味(1)

…‘より'よく光る(輝く)

意味(2)

…‘より'優れている

和英選択問題 / 準上級英単語(CEFR-J B2)

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