最終更新日:2025/11/05

(注意深く)〈問題・事件など〉‘を'調べる,研究する / (…を)調査する《+into+名》

編集履歴(0)
元となった辞書の項目

investigate

動詞

(注意深く)〈問題・事件など〉‘を'調べる,研究する / (…を)調査する《+into+名》

このボタンはなに?

警察はその犯罪を調査しています。

このボタンはなに?
解説

以下では、動詞 “investigate” を、学習者の方にもわかりやすいようにできるだけ詳しく解説します。


1. 基本情報と概要

英語・日本語の意味


  • investigate (動詞)

    「(何かの真相や原因などを)詳しく調べる、捜査する、究明する」という意味の動詞です。

    たとえば犯罪や問題の原因などを、公式に詳しく調べたり、実験で原因を突き止めたりするときに使います。

「捜査する」というニュアンスが強く、多少フォーマルな響きがあります。警察や専門家が事件や問題などを調べるときの表現としてよく用いられます。

品詞


  • 動詞 (Verb)

活用形


  • 原形: investigate

  • 三人称単数現在形: investigates

  • 現在分詞/動名詞: investigating

  • 過去形: investigated

  • 過去分詞: investigated

他の品詞形


  • investigation (名詞): 調査、捜査

  • investigative (形容詞): 調査の、捜査の

  • investigator (名詞): 調査員、捜査官

CEFRレベルの目安


  • B2 (中上級)

    専門的な話題や報道で使われることが多く、公式な場面でも頻出するため、中上級レベル以上での学習者によく用いられる語彙です。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • in-: 「中へ」「〜に向かって」のニュアンスをもつ接頭語

  • vestig: ラテン語の「足跡、跡を辿る」を意味する要素(vestigium)

  • -ate: 動詞化する接尾語

「in(中へ)+ vestig(足跡を辿る)+ ate(動詞化)」という組み合わせで、「深く調べる・足跡を辿って中へ入っていく」というイメージにつながります。

他の単語との関連性


  • investigation (名詞) : 調査、捜査

  • investigator (名詞) : 調査員、捜査官

  • investigative (形容詞) : 調査の、捜査の

  • vestige (名詞) : 痕跡、形跡(この “vestige” は「足跡」を意味する同じ語根からの派生語)

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10選)


  1. investigate a case → 事件を捜査する

  2. investigate a crime → 犯罪を捜査する

  3. investigate thoroughly → 徹底的に調査する

  4. investigate allegations → 疑惑(嫌疑など)を調査する

  5. investigate the cause → 原因を究明する

  6. investigate suspicious activity → 不審な活動を調べる

  7. investigate the background → 背景を調査する

  8. investigate possible links → 可能なつながりを調べる

  9. investigate the incident → その出来事を調査する

  10. investigate further → さらに調べる


3. 語源とニュアンス

語源


  • ラテン語の「in(中へ)」+「vestigare(足跡を辿る)」が語源で、もともとは「跡をたどって真相に迫る」という意味を持ちます。

ニュアンス・使用上の注意


  • 公式・フォーマルな響きが強い

  • 警察・探偵などが捜査するイメージがある

  • 日常会話でも「(詳しく)調べる」という意味でカジュアルに使われることがありますが、「check」や「look into」より少し堅めです。

  • 真実を解明するというニュアンスを強調したいときに使われます。

フォーマルな文書やニュースなどで頻出しますが、日常会話でも多少あらたまった表現として「I’ll investigate the issue further.」などと言えます。


4. 文法的な特徴と構文


  1. 他動詞として使う場合が多い

    例: “The police are investigating the case.”

    → 「警察はその事件を捜査している。」


  2. 自動詞として使われる場合(やや少なめ)

    例: “He tends to investigate before making any decisions.”

    → 「彼はどんな決定を下す前にも(必ず)調査する性格だ。」


  3. 形式面


    • フォーマルな文書や公式な発表に向いている。

    • 日常会話でも使用可能だが「look into」より硬い響き。



5. 実例と例文

日常会話での例文(3つ)


  1. “I need to investigate what’s causing the weird noise in my car.”

    → 「車の変な音の原因を調べないといけないんだ。」


  2. “She wants to investigate different universities before applying.”

    → 「出願する前に、彼女はいろいろな大学を調べたいと思っているんだ。」


  3. “Let me investigate this recipe to see if it has any unusual ingredients.”

    → 「このレシピに変わった材料が入ってないか調べてみるね。」


ビジネスシーンでの例文(3つ)


  1. “Our team will investigate the customer complaints and propose a solution.”

    → 「我々のチームがお客様からのクレームを調査し、解決策を提案します。」


  2. “We need to investigate potential partners before signing a contract.”

    → 「契約を結ぶ前に、潜在的なパートナーを調べる必要があります。」


  3. “The board decided to investigate the sudden drop in sales.”

    → 「取締役会は売上急落の原因を調査することを決定しました。」


学術的・専門的な文脈での例文(3つ)


  1. “Researchers are investigating the long-term effects of this new medication.”

    → 「研究者たちはこの新しい薬の長期的な影響を調査しています。」


  2. “The study aims to investigate the relationship between sleep and productivity.”

    → 「その研究は睡眠と生産性の関連性を調査することを目的としています。」


  3. “They plan to investigate various historical records to validate their hypothesis.”

    → 「彼らは仮説を立証するためにさまざまな歴史資料を調べる予定です。」



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. examine(調べる、検査する)


    • より一般的に、何かを詳しく見て状態を調べるときに使う。


  2. look into(詳しく調べる)


    • 日常表現で「調べてみる」程度のニュアンス。investigate よりカジュアル。


  3. probe(厳密に探る、突き止める)


    • 科学的・実験的に突っ込んで調査するときに用いられることが多い。


  4. research(研究する、リサーチする)


    • 学術的・体系的に調査するというニュアンスが強い。


  5. explore(探検する、模索する)


    • まだはっきりわからない分野を探求するイメージ。


反意語 (Antonyms)


  • ignore(無視する)

  • overlook(見落とす)

    → 「わざと調べない」「気づかない」という点で対照的な意味を持ちます。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /ɪnˈvɛs.tɪ.ɡeɪt/


    • アクセントは「-ves-」の部分に強勢がきます。


  • アメリカ英語イギリス英語 ともに大きな違いはありませんが、イギリス英語だと若干 /ɪ/ と /ɛ/ の音が異なる場合があります。

  • よくある発音ミス


    • 「インベスティゲイト」と/a/や/ai/のような音で読むことがある。正しくはゲイト /geɪt/ になります。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “investigate” は「a」と「i」が入れ替わりやすいので注意 (× “investigate”, “invistigate” など)。

  • 同音異義語との混同: 特にはありませんが、”invest” と混同しないように注意 (“invest”=投資する)。

  • 試験対策: TOEICや英検などでは、ビジネスリポートや報道に関する問題で「調査する」という文脈で出題されることが多いです。文脈から「look into」よりフォーマルな表現が必要な場合に選択肢として現れます。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「足跡を辿って中へ入り込む」イメージ: 「in(中へ)」+「vestig(足跡)」と考えると、真相に近づいていくイメージがわかりやすいでしょう。

  • スペリングのコツ: “in” + “vest” + “i” + “gate” とチャンク(かたまり)で覚えると間違いにくいです。

  • 関連ストーリー: 探偵もののドラマや映画などを思い浮かべて、「Sherlock Holmes investigates a crime.」とイメージすると、記憶に残りやすいでしょう。


上記のポイントを参考に、ぜひ “investigate” を使いこなしてください。警察や専門機関が行う「捜査」をイメージすると覚えやすく、日常でも「物事をしっかり調べる」という表現として役立ちます。

意味のイメージ
investigate
意味(1)

(注意深く)〈問題・事件など〉‘を'調べる,研究する

意味(2)

(…を)調査する《+into+

和英選択問題 / 準上級英単語(CEFR-J B2)

編集履歴(0)

ログイン / 新規登録

 

アプリをダウンロード!
DiQt

DiQt(ディクト)

無料

★★★★★★★★★★