最終更新日:2025/12/09
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元となった辞書の項目

extraordinarily

IPA(発音記号)
副詞

非常に / 途方もなく / 驚くべき程

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彼はあなたの人生において非常に重要だったです。

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解説

以下では、副詞「extraordinarily」について、できるだけ詳細に解説します。


1. 基本情報と概要

意味


  • 【英語】“extraordinarily” = “in a way that is very unusual, special, or remarkable.”

  • 【日本語】「非常に」「並外れて」「とても特別な方法で」という意味です。

    つまり、普通の範囲を超えて、驚くほど・類まれな程度であることを表します。日常会話やフォーマルな文章でも、「非常に・驚くほど」と強調したいときに使います。

品詞


  • 副詞 (adverb)

活用形


  • 副詞なので、人称・数・時制による活用はありません。同じ語根から派生した形に下記のようなものがあります。


    • extraordinary (形容詞)

    • extraordinaryness (名詞:非常にまれなごく稀な性質[口語ではあまり使われません])


他の品詞になった時の例


  • extraordinary (形容詞; 「並はずれた、驚くような、特別の」)

  • extraordinarily (副詞; 「非常に、著しく、ずば抜けて」)

CEFRレベル


  • “extraordinarily”は、やや書き言葉寄りの表現で、B2(中上級)くらいが目安です。


    • A1:超初心者

    • A2:初級

    • B1:中級

    • B2:中上級 ← ココ

    • C1:上級

    • C2:最上級



2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 接頭語「extra-」: 「超えて」「外に」という意味を持ちます。

  • 語幹「ordin(ary)」: 「普通の」「通常の」という意味を持つ“ordinary”が基。

  • 接尾語「-ly」: 副詞を作る接尾語。

つまり“extraordinary”は「通常の範囲を超えた」を意味し、そこに“-ly”がついて「並外れた仕方で」「非常に」という副詞になっています。

よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)


  1. extraordinarily beautiful(非常に美しい)

  2. extraordinarily talented(非常に才能がある)

  3. extraordinarily difficult(驚くほど難しい)

  4. extraordinarily lucky(並外れて運がいい)

  5. extraordinarily rare(非常に珍しい)

  6. extraordinarily powerful(とてつもなく強力な)

  7. extraordinarily expensive(驚くほど高価な)

  8. extraordinarily large amount(非常に大量の)

  9. extraordinarily important(非常に重要な)

  10. extraordinarily complex(きわめて複雑な)


3. 語源とニュアンス

語源


  • “extraordinary”はラテン語の “extra” (=「外側へ」「以外に」) + “ordinarius” (=「通常の、秩序のある」) が組み合わさったものです。元々は「通常の秩序や範囲を超えた」というニュアンスがあります。

ニュアンス・使用上の注意


  • 驚きや強い感動を表す際に使われます。

  • 口語よりはやや文語または丁寧な会話・文章で使われる傾向がありますが、砕けた会話の中でも「すごく」「めちゃくちゃ」と言いたいときに使うことがあります。

  • 「とても」「非常に」と強調したい場合に適していますが、過度に使うと文章や会話が大げさになりすぎる恐れがあります。

しかしながら場面を選ばず使われることも多いため、上手に挿入すると豊かな表現になります。


4. 文法的な特徴と構文

一般的な構文やイディオム


  • (be) extraordinarily + 形容詞/過去分詞:特定の性質や状態を強調する例

    例: “He was extraordinarily gifted.” (彼は並外れて才能があった)


  • 副詞なので、形容詞や動詞を修飾する目的で使われます。

    例: “She sings extraordinarily well.” (彼女はとてつもなく上手に歌う)


フォーマル/カジュアル


  • フォーマル/ビジネス:プレゼンテーションや報告書で「極めて…」と強調するとき

  • カジュアル:やや丁寧な・感嘆を伴う会話で「めちゃくちゃ」「すごく」に近いニュアンス

文法上のポイント


  • 不可算・可算などの区別はありません(副詞なので名詞への可算・不可算の区別は関係しません)。

  • 他動詞・自動詞の使い分けもありません(動詞ではないので関係しません)。


5. 実例と例文

日常会話(カジュアル)


  1. “That movie was extraordinarily good! I want to watch it again.”

    (あの映画、めちゃくちゃ良かったよ!もう一回観たい。)

  2. “This dessert is extraordinarily sweet. Maybe too sweet for me.”

    (このデザート、めちゃくちゃ甘いね。私にはちょっと甘すぎるかも。)

  3. “He finished the puzzle extraordinarily fast.”

    (彼はそのパズルをとてつもなく速く仕上げた。)

ビジネス(フォーマル)


  1. “The sales figures this quarter are extraordinarily high compared to last year.”

    (今期の売上高は昨年と比べて非常に高いです。)

  2. “Her presentation was extraordinarily well-structured and persuasive.”

    (彼女のプレゼンは非常に論理的で説得力がありました。)

  3. “We achieved an extraordinarily high level of customer satisfaction.”

    (私たちは非常に高い顧客満足度を達成しました。)

学術的(アカデミック)


  1. “The findings indicate that the material is extraordinarily resilient under stress.”

    (結果は、その材料が応力下でも非常に強靭であることを示しています。)

  2. “His research methodology is extraordinarily precise and carefully designed.”

    (彼の研究手法は非常に綿密で、慎重に設計されています。)

  3. “It is extraordinarily rare to observe such a phenomenon in this habitat.”

    (この生息環境でそのような現象を観察するのは非常にまれです。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. extremely (非常に) : 幅広く「極端に」と強調する。

  2. remarkably (注目すべきほどに) : ポジティブに目立つ点を強調。

  3. exceptionally (例外的に) : 普通とは違って非常に優れている場合に多用。

  4. immensely (莫大に) : 量や大きさを強く表現。

  5. incredibly (信じられないほど) : ややカジュアルに「すごく」というニュアンス。

ニュアンスの違いとしては、“extraordinarily”は「通常を大きく超える」という特別感をより強く含みますが、上記類義語も「非常に〜」といった意味合いが共通しています。

反意語 (Antonyms)


  1. ordinarily (普通に)

  2. commonly (一般的に)

  3. normally (通常は)

どれも「特別でない」「いつもどおりの」といった意味合いです。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 【IPA(アメリカ英語)】/ɪkˌstrɔːr.dɪˈner.əl.i/ または /ɪkˌstrɔː.dəˈner.əl.i/

  • 【IPA(イギリス英語)】/ɪkˌstrɔː.dɪˈneə.rɪl.i/

アクセント(強勢)


  • “ex·traor·di·nar·i·ly” の “-nar-” の部分に強勢が来ます: ex-TRAWR-din-AR-i-ly.

よくある発音の間違い


  • “ex” と “traor” の間をスムーズにつなげず、「エックス・トラ…」などになってしまうケース。

  • “ordinarily” とごっちゃになって「オーディナーリリー」と曖昧になりがちなこと。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルが長いので、途中で “extra-ordniarily” といった誤綴りに注意。

  • “extraordinary” の綴りに慣れてから “-ly” をつけるという手順で覚えるとミスが減ります。

  • “ordinary” と混ざってしまったり、発音に四苦八苦するケースもあるので、分節してゆっくり練習するとよいです。

  • TOEICや英検などで出題される場合、読解問題で「非常に」という強調表現として登場することがあります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「extra」と「ordinary」の組み合わせなので、「普通(ordinary)を超えて(extra)いる!」というイメージで覚えるとわかりやすいです。

  • スペルを分割するときは “extra” + “ordin” + “ar” + “i” + “ly” と五つに分けてみると、一気に書きやすくなります。

  • 「エクストラ+オーディナリー+リ」と口ずさむように覚えるのもおすすめです。


以上が、副詞“extraordinarily”の詳細な解説です。

「普通を超えて、驚くほど特別に」というニュアンスを込めて、文章に強いインパクトを与えたいときに使ってみてください。

意味のイメージ
extraordinarily

英和選択問題 / 準上級英単語(CEFR-J B2)

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