最終更新日:2025/07/09

Run the engine till it gets warm.

正解を見る

暖まるまでエンジンをかけて置きなさい。

編集履歴(0)
元となった辞書の項目

till

IPA(発音記号)
接続詞

《肯定の主節とともに》...まで(ずっと) / 《結果》…してついに / 《否定の主節に続けて》…までは(...しない)

このボタンはなに?

エンジンが温かくなるまでエンジンを動かし続けなさい

このボタンはなに?
解説

1. 基本情報と概要

単語: till

品詞: 接続詞(および前置詞としても使用される)


  • 意味(英語): “till” means “up to the time that” or “until.”

  • 意味(日本語):「~するまで(ずっと)」を表す単語です。接続詞としては「~するまで」や「~するまでしない」という文脈でよく使われます。よりカジュアルなニュアンスで、会話などで “until” の代わりに用いられることがあります。

「until」と比べると、やや口語的・カジュアルな印象があります。文語でも使われますが、現代では会話で目にすることのほうが多いです。


  • 活用形:

    接続詞なので動詞のような活用形はありません。ただし、以下のような品詞の変化としては前置詞での使用例があります。


    • Conjunction (接続詞) として例: “Stay here till I come.”

    • Preposition (前置詞) として例: “Stay here till midnight.”


  • CEFRレベル: B1(中級)

    “until” を学び終わった学習者が、よりカジュアルな表現を学ぶ段階に適しています。



2. 語構成と詳細な意味


  • 語構成: “till” は古い英語 “tyll, til” からきており、意味的には “until” とほぼ同じです。厳密な接頭語や接尾語に分解される単語ではありません。


  • 他の品詞になったときの使用例


    • 前置詞: “He won’t arrive till Friday.” (彼は金曜日まで到着しないだろう)

    • ※ “till” には「土地を耕す」という動詞の意味もありますが、今回は接続詞の “till” とは全く別の起源と用法なので注意が必要です。


  • よく使われるコロケーションや関連フレーズ(各10個)


    1. wait till the end(最後まで待つ)

    2. stay till closing time(閉店時間まで滞在する)

    3. not leave till dawn(夜明けまで出発しない)

    4. hold on till further notice(次のお知らせがあるまで待つ)

    5. work till late at night(夜遅くまで働く)

    6. can’t eat till lunchtime(昼食の時間になるまで食べられない)

    7. keep going till you see the sign(看板が見えるまで進み続ける)

    8. read the book till the last page(最後のページまで本を読む)

    9. won’t be satisfied till I finish(終わるまで満足できない)

    10. I won’t know till I try(やってみるまでわからない)



3. 語源とニュアンス


  • 語源: “till” は古英語の “til” や “till” に由来し、ノルド語の “til”(~へ、~まで)の影響も受けた表現といわれています。

  • 歴史的な使われ方: 古くから “until” と共に「~まで」を意味する言葉として存在し、文語・口語問わず使われてきました。

  • ニュアンス:


    • “until” とほぼ同じ意味ですが、“till” はややカジュアルまたは口語的な響きがあります。

    • 厳密な文章やフォーマルな文書では “until” が好まれる場合も多いです。



4. 文法的な特徴と構文


  • 接続詞 (Conjunction) の働き

    “till” は主節と従属節をつなぐ接続詞として使われます。

    例) “I won’t go till you’re ready.”(あなたの準備ができるまで出発しない)

  • 前置詞 (Preposition) の働き

    名詞や代名詞を伴って “~まで” の意味を表します。

    例) “We danced till dawn.”(私たちは夜明けまで踊った)


  • 可算・不可算の区別

    接続詞なので名詞の可算・不可算とは関係しません。


  • 他動詞・自動詞の使い分け

    動詞ではないので他動詞・自動詞の使い分けはありません。


  • フォーマル/カジュアル


    • “until” のほうがややフォーマル。

    • “till” はカジュアルかつ口語的ですが、ビジネスメールなどでも厳密に避けられるわけではありません。



5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文


  1. “I won’t open my eyes till you turn on the light!”

    (あなたが電気をつけるまで目を開けないわ!)


  2. “Let’s just hang around till the movie starts.”

    (映画が始まるまで、ぶらぶらしていようよ。)


  3. “Stay here till I get back, okay?”

    (戻ってくるまでここにいてね、いい?)


(2) ビジネスシーンでの例文


  1. “I can’t submit the report till I get the final data from the client.”

    (クライアントから最終データを受け取るまで、報告書を提出できません。)


  2. “Let’s hold off on the decision till the end of the day.”

    (今日の終業時刻まで、その決定を保留にしましょう。)


  3. “We’ll wait till the manager returns to finalize the plan.”

    (マネージャーが戻ってくるまで、計画を最終決定しません。)


(3) 学術的・フォーマルな文脈での例文


  1. “The experiment will not commence till all safety protocols are in place.”

    (全ての安全対策が整うまで、実験は開始されない。)


  2. “We should reserve judgment till peer review is completed.”

    (ピアレビューが完了するまで、判断を保留すべきです。)


  3. “The conference schedule won’t be publicized till further notice.”

    (今後のお知らせがあるまで、学会のスケジュールは公開されません。)



6. 類義語・反意語と比較


  • 類義語


    • until: 「~まで」という意味では完全に同じ役割。よりフォーマルな響き。

    • up to the time when: 形式的な表現。日常会話であまり使わない。

    • before: 「~する前に」という意味なので厳密には違うが、時間の流れを指定する表現として比較されることがある。


  • 反意語

    時間的な反対を直接示す明確な単語はありませんが、意味の方向性では “from” や “since” が「~から」を意味し、対比として挙げられます。


  • 使い方の違い

    “until” はフォーマル、文書でも問題なく使える。 “till” は口語でよりカジュアル。二つは意味自体に大差はありません。



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA): /tɪl/

  • アクセント: 単音節語なので特に強勢の位置は問題になりません。

  • アメリカ英語とイギリス英語の発音:

    ほぼ同じです。アメリカ英語・イギリス英語ともに /tɪl/ と発音され、違いはほとんどありません。

  • よくある発音の間違い:


    • “til” を /taɪl/ のように読んでしまうミス



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス: “till” と “’til” の混同。カジュアルな会話では “’til” も目にしますが、正式には “till” か “until” を使うほうが無難です。

  2. “until” との混用: 書き言葉では “until” が好まれる場合があります。TOEICや英検などでは、より一般的な “until” を使うほうが無難な場合が多いです。

  3. 動詞の “till” と混同: 「(土地を)耕す」という動詞の “till” があるので、文脈で判断してください。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “till” は “until” の前後をとったようなイメージで、「短縮版」のように捉えると覚えやすいです。

  • カジュアルな文章や会話のなかで “until” の代わりに使われる認識を持つと、ネイティブらしい自然な表現に近づきます。

  • 綴りを間違えやすいので、“till” は “ti + ll(ティッ + ル)” と区切って念頭に置いておくと覚えやすいかもしれません。

以上が接続詞 “till” の詳細な解説です。 “until” よりやや口語的に「~するまで」を表したいときに、ぜひ活用してみてください。

意味のイメージ
till
意味(1)

《肯定の主節とともに》…まで[ずっと]

意味(2)

《結果》…してそして[ついに]

意味(3)

《否定の主節に続けて》…まで[…ない],…して初めて[…する]

英和例文問題 / 中級英単語(CEFR-J B1)

編集履歴(0)

ログイン / 新規登録

 

アプリをダウンロード!
DiQt

DiQt(ディクト)

無料

★★★★★★★★★★