元となった辞書の項目
volcano
IPA(発音記号)
解説
1. 基本情報と概要
単語: volcano
品詞: 名詞 (countable noun)
活用形:
- 単数形: volcano
- 複数形: volcanoes または volcanos(どちらの綴りも使われます)
英語での意味
A mountain or hill, typically conical, having a crater or vent through which lava, rock fragments, hot vapor, and gas are or have been erupted from the earth’s crust.
日本語での意味
火山。地球の地殻に空いた噴火口を通して、溶岩や岩石の破片、高温の蒸気やガスなどが噴出する場所。
「自然や地学の文脈でよく使われる単語で、噴火のイメージがある、火を吹く山です。」
CEFRレベルの目安: B1(中級)
- B1 (中級): 日常的な話題について、ある程度の情報交換ができるレベル。一般的な教養や地理の話題で耳にする単語。
2. 語構成と詳細な意味
- 語源・語幹: 「volcano」は、ローマ神話の火の神「Vulcan(バルカン)」に由来するとされています。
- 派生語・他の品詞形: 「volcanic (形容詞)」= 火山の、火山による など
よく使われるコロケーションや関連フレーズ(例:10個)
- active volcano / 活火山
- dormant volcano / 休火山
- extinct volcano / 死火山
- volcanic eruption / 火山の噴火
- volcanic ash / 火山灰
- volcanic crater / 火口
- volcanic activity / 火山活動
- volcano tourism / 火山観光
- underwater volcano / 海底火山
- volcano monitoring / 火山監視
3. 語源とニュアンス
「volcano」という言葉は、ローマ神話の火の神「Vulcan(バルカン)」の名前が起源とされています。古代では、火山の噴火を「神の怒り」や「神の存在」と結びつけて考えられていた歴史があります。
- ニュアンスや使用上の注意:
- 科学的・地学的な文脈からニュースの報道まで幅広く使われます。
- カジュアルに「火山」として日常会話や観光案内で使われることも多いです。フォーマル・カジュアル問わず幅広いシーンで使えます。
- 科学的・地学的な文脈からニュースの報道まで幅広く使われます。
4. 文法的な特徴と構文
- 可算名詞: volcano は数えられる名詞です。
例: One volcano – Two volcanoes (または volcanos) - 派生形容詞: volcanic (火山の)、例: volcanic rocks (火山岩)
一般的な構文・イディオム
- “Volcano X erupted last night.” / 「X火山が昨晩噴火した」
- “Mount Fuji is an active volcano.” / 「富士山は活火山である」
使用シーン:
- フォーマル: 学術論文やニュース記事で「volcanic activity」「volcanic eruption」のように使われる
- カジュアル: 旅行者の会話などで「We visited a volcano on our trip.(旅行で火山に行った)」など
5. 実例と例文
日常会話での例文(3つ)
- “Have you ever climbed a volcano before?”
(今までに火山に登ったことある?) - “I saw a documentary about a huge volcano eruption last night.”
(昨晩、大規模な火山噴火のドキュメンタリーを見たよ。) - “They say this volcano might erupt soon, so we should be careful.”
(この火山は近いうちに噴火するかもしれないから、注意が必要だね。)
ビジネスシーンでの例文(3つ)
- “Our travel agency is promoting a volcano tour package this season.”
(当社の旅行代理店では、今シーズン火山ツアーパッケージを宣伝しています。) - “We have a branch office in a region prone to volcano eruptions.”
(私たちは噴火が起こりやすい地域に支店を構えています。) - “The presentation included a risk assessment for active volcano sites.”
(プレゼンでは活火山地帯のリスク評価も含まれていました。)
学術的な文脈での例文(3つ)
- “Recent studies show increased seismic activity beneath the volcano.”
(最近の研究では、その火山の下で地震活動が増加していることが示されています。) - “The composition of volcanic ash can reveal the magma’s chemical properties.”
(火山灰の成分分析でマグマの化学的性質が分かることがあります。) - “Volcano monitoring data help scientists predict potential eruptions.”
(火山監視データは、科学者たちが噴火の可能性を予測するのに役立ちます。)
6. 類義語・反意語と比較
- 類義語:
- volcanic mountain(火山性の山)
- 「火山」と同義に使われることもあるが、より地理学的な表現。
- 「火山」と同義に使われることもあるが、より地理学的な表現。
- crater(火口)
- 噴火口を表し、volcano全体を指すのではなく主に頂上や地表の穴を指す。
- 噴火口を表し、volcano全体を指すのではなく主に頂上や地表の穴を指す。
- volcanic mountain(火山性の山)
- 反意語
- volcano のはっきりとした反意語はありませんが、「平野(plain)」や「低地(lowland)」など、火山のように噴出活動がない平坦な場所をイメージすると対照的です。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号 (IPA):
- アメリカ英語: /vɑlˈkeɪnoʊ/
- イギリス英語: /vɒlˈkeɪnəʊ/
- アメリカ英語: /vɑlˈkeɪnoʊ/
- アクセント: 「vol-CAN-o」で第2音節 “can” に強勢が置かれます。
- よくある間違い:
- “vo‐lA‐cano” のように第1音節に大きく強勢を置いてしまう。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “vulcano” や “vocano” などと書き間違えないよう注意。
- 同音異義語: 目立った同音異義語はありませんが、発音で “volcano” と “volcanoes” を混同しやすいので慣れておくとよいです。
- 試験対策: 地理や自然に関する英検・TOEICなどのリスニングやリーディングで出題される場合があります。噴火や自然災害についての英語表現にも慣れておきましょう。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 語源ストーリー: ローマ神話の火の神 “Vulcan” から来ていると覚えると、「火山=火の神」と関連づけできるので記憶しやすいです。
- 覚え方のコツ: “volCANO” の “CANO”(カノ)にイメージを置くと、噴火の音に重ねて「ゴォーッ」という感じを想起すると記憶に残りやすいかもしれません。
- イメージ: 噴火する光景や熱をイメージすることで単語と視覚を結びつけ、定着させます。
以上が、名詞「volcano」の詳細な解説です。火山に関する自然科学的な領域のみならず、観光やニュースなどさまざまなシーンで頻出単語なので、しっかり覚えておきましょう。
意味のイメージ
意味(1)
火山