trustworthy
1. 基本情報と概要
単語: trustworthy
品詞: 形容詞 (adjective)
意味(英語): reliable; deserving of trust or confidence
意味(日本語): 信頼できる、信用に値する
「trustworthy」は「信頼できる」「信用に値する」というニュアンスを持つ形容詞で、人や情報、物事が安心して頼れるときに使われます。誰かをほめるときや、情報源の信頼度を評価するときによく登場します。
活用形: 形容詞なので原型は trustworthy
のままですが、比較級・最上級をつける場合は以下の形になります。
- 比較級: more trustworthy
- 最上級: most trustworthy
他品詞形:
- 名詞形: trustworthiness(信用性、信頼性)
- 動詞形: trust(「信じる」の意味。動詞)
- 形容詞(派生形): trusted(信用済みの/信頼された)
CEFRレベル: B2(中上級)
B2 レベルは「ある程度高度な語彙が身についていて、日常会話や仕事でも自在に使える」目安です。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- trust: 「信頼」「信用」
- worthy: 「〜に値する」
この2つが組み合わさり、「信頼に値する」という意味を直接表す言葉になっています。
派生語・類縁語
- trust (動詞/名詞): 信頼する / 信頼
- trustfulness (名詞): 信頼しやすい性格 / 信用しやすい性質
- trustworthiness (名詞): 信頼性、信用度
よく使われるコロケーション(共起表現)・関連フレーズ
- trustworthy friend — 信頼できる友人
- trustworthy source — 信頼できる情報源
- trustworthy data — 信頼性の高いデータ
- completely trustworthy — 完全に信頼に足る
- find someone trustworthy — 相手が信頼できるとわかる
- prove oneself trustworthy — 自分が信頼に値することを証明する
- appear trustworthy — 信頼できるように見える
- be considered trustworthy — 信頼できるとみなされる
- a trustworthy brand — 信頼できるブランド
- a trustworthy witness — 信頼できる証人
3. 語源とニュアンス
語源
中英語期から続く「trust (信頼)」と、古英語由来の接尾語「-worthy(〜に値する)」が組み合わさってできた単語とされています。もともと「〜に値する」を意味する「worth」と同根です。
ニュアンス・使用時の注意点
- 「信頼できる」というポジティブな響きを持ち、相手をほめる際や情報源の信頼性を示す際に使われます。
- 「確実」「誠実」というイメージにもつながるため、ややフォーマルな会話やビジネス文書でもよく用いられます。
- 口語・文語どちらでも使われますが、ビジネスや公的な文書では特に「信頼性」を示す強い単語として頻繁に登場します。
4. 文法的な特徴と構文
- 品詞: 形容詞
- 他動詞・自動詞のような使い分け: 形容詞のため、動詞にかかわる自動詞・他動詞の使い分けはありません。
- 構文例:
He is trustworthy.
(彼は信頼できる。)This source looks trustworthy.
(この情報源は信頼に値しそうだ。)
イディオム的表現や関連構文:
- “…prove oneself trustworthy.” (自分が信頼に足ることを証明する)
- “If someone is trustworthy, you can rely on them.” (誰かが信頼できる人なら、安心して頼むことができる。)
フォーマル度合いや使用シーンに応じ、たとえば「a trustworthy advisor(信頼できる助言者)」「It is crucial to verify if the data is trustworthy.(そのデータが信頼できるかどうかを確認することが重要だ)」など、ビジネス・公的文章でもよく使われます。
5. 実例と例文
5.1 日常会話の例文
“I lend my car only to people I find trustworthy, so please take care of it.”
(車は信頼できる人にしか貸さないんだ。だから大切に使ってね。)“Do you think our new neighbor is trustworthy? I want to ask him to watch our house while we’re away.”
(新しい隣人さんって信頼できると思う?私たちが家を空ける間、様子を見ていてもらおうかと思ってるんだけど。)“My best friend has always been trustworthy in keeping my secrets.”
(親友は、私の秘密を守るのにいつも信頼できる存在なんだ。)
5.2 ビジネスシーンの例文
“We need a trustworthy accountant to manage the company’s finances accurately.”
(会社の財務を正確に管理してくれる、信頼できる会計士が必要です。)“Before we sign the contract, we must confirm the supplier is trustworthy.”
(契約に署名する前に、その仕入先が信頼できるかどうかを確認しなければなりません。)“A trustworthy brand image is crucial for maintaining customer loyalty.”
(お客様のロイヤルティを維持するには、信頼できるブランドイメージがとても重要です。)
5.3 学術的・フォーマルな文脈
“Scholars often rely on peer-reviewed journals as a trustworthy source of information.”
(学者たちは、査読付き論文を信頼できる情報源として活用することが多い。)“It is imperative to gather data from trustworthy repositories for accurate research.”
(正確な研究のためには、信頼できるデータベースから情報を収集することが不可欠です。)“The reliability of this experiment hinges on whether the measuring instruments are deemed trustworthy.”
(この実験の信頼性は、使用する計測器が信頼に足るとみなされるかどうかにかかっています。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語 (Synonyms)
- reliable(信頼できる)
- 「一貫して結果を出せる」というニュアンス。
- 「一貫して結果を出せる」というニュアンス。
- dependable(頼りになる)
- 「当てにして安心できる」という意味合いが強い。
- 「当てにして安心できる」という意味合いが強い。
- honest(正直な)
- 「うそをつかない人」という道徳的な観点で信頼に値する意味。
- 「うそをつかない人」という道徳的な観点で信頼に値する意味。
- loyal(忠実な)
- 人に対して「裏切らない、常に味方である」。忠誠心のイメージがやや強い。
- 人に対して「裏切らない、常に味方である」。忠誠心のイメージがやや強い。
反意語 (Antonyms)
- untrustworthy(信頼できない)
- unreliable(当てにならない)
- dishonest(不正直な)
それぞれニュアンスが少し異なり、文脈に合わせて使い分けます。
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号(IPA)
- イギリス英語: /ˈtrʌstˌwɜːði/
- アメリカ英語: /ˈtrʌstˌwɝːði/
- イギリス英語: /ˈtrʌstˌwɜːði/
強勢(アクセント)の位置
- “trust” の「trʌst」の母音部分と “worth” の「wɝː」または「wɜː」部分にややアクセントがかかり、 “-thy” の部分は弱く発音されます。
よくある発音の間違い
- “-worthy” の部分を “-wordy” のように発音してしまうミス。子音の /θ/ を意識して “-th-” をきれいに発音するのがポイントです。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス:
- “trustworthy” のスペルが長いので、
trustworty
や “trustworthly” など間違いが起きやすいです。
- “trustworthy” のスペルが長いので、
- 同音や似たスペリングとの混同:
- “trusty” はまた別の形容詞ですが、やや古風な表現であり “信頼のおける” という意味。混同しないように注意。
- “trusty” はまた別の形容詞ですが、やや古風な表現であり “信頼のおける” という意味。混同しないように注意。
- 試験対策・資格試験での出題傾向
- TOEIC のリスニングやリーディングで「信頼性を示す表現」として出題されやすい単語の一つです。
- 英検などでも、書き換え問題や和訳問題で同義の「reliable」などと対比される可能性があります。
- TOEIC のリスニングやリーディングで「信頼性を示す表現」として出題されやすい単語の一つです。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- “trust + worthy = 信頼に値する” の構造をはっきりとイメージすると覚えやすいです。
- 「自分がtrust(信頼)を置くに値する(worthy)」というイメージを頭に浮かべましょう。
- 音的にも “trust” と “worthy” をつなげて覚えると、スペルミスが少なくなります。
- 例文で繰り返し目にする・声に出して言うことで自然と定着します。
「trustworthy」は、ビジネスでも日常でも非常によく使われる重要な形容詞です。周りや物事の信頼性を評価するときに、ぜひ積極的に使ってみてください。
(人・言明など)信頼に値する,信頼できる