最終更新日:2024/06/13

喜びの反意語は悲しみです。

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Delight is the opposite of sorrow.

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元となった辞書の項目

opposite

IPA(発音記号)
名詞

(…の)正反対の人(物),相入れないもの《+of+名》

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解説

以下では、名詞としての opposite を徹底的に解説します。


1. 基本情報と概要

単語: opposite

品詞: 名詞 (他に形容詞・前置詞・副詞の用法もあり)

CEFRレベル目安: B1(中級)


  • B1:日常会話でよく使う単語であり、少し抽象的な内容についても表現できるレベル。

英語の意味:


  • “something or someone that is completely different from another person or thing”

    (ある人や物事とまったく正反対のものや人)

日本語の意味:


  • 「正反対のもの」・「対極にあるもの」


    • 例: 「熱さ(hot) の反対 (opposite) は冷たさ(cold)。」

    • 「性格が正反対な人」 など


「opposite」という名詞は、ある対象に対して正反対である人や物事を指すときに使われます。たとえば、誰かと考え方や性格、または位置関係が正反対であるときに「彼/彼女は私の正反対だ (He/She is my opposite)」などといった表現ができます。

活用形

名詞の形としては変化(複数形など)もありますが、文脈によってはほとんど単数形で用いられます。複数形は “opposites” となります。

他の品詞としての例


  • 形容詞: “He has the opposite opinion.”(彼は正反対の意見を持っている。)

  • 前置詞: “The grocery store is opposite the bank.”(食品雑貨店は銀行の向かいにある。)

  • 副詞: “They sat opposite.”(彼らは向かい合って座った。)


2. 語構成と詳細な意味

語構成:


  • ラテン語の接頭語 “ob-” (〜に対して) + “ponere” (置く) の派生形から来ています。そこから “opponere” → “oppositus” → “opposite” と変化してきました。


    • “ob-” (〜の方へ、〜に対して)

    • “ponere” (置く)


よく使われるコロケーションや関連フレーズ(10個)


  1. the complete opposite(まったくの正反対)

  2. the exact opposite(まさしく正反対)

  3. the polar opposite(完全に反対の極、正反対)

  4. the opposite side(反対側)

  5. the opposite direction(反対方向)

  6. the opposite number(対等の立場の相手、相対する存在)

  7. the opposite sex(反対の性別)

  8. on the opposite end(反対側の端に)

  9. the opposite approach(正反対のアプローチ)

  10. the opposite effect(正反対の効果)


3. 語源とニュアンス

語源:


  • ラテン語 “oppositus” からの派生で、もともと “ob-” (〜に対して) と “positus” (置かれた) が結びついて「向かい合って位置する」ことを意味していました。

ニュアンスや使用時の注意点:


  • 「正反対のもの」を表すため、強調して “complete opposite”、“exact opposite” とセットで使われることがあります。

  • 日常会話からビジネス、学術的な文脈まで広く使われ、カジュアル・フォーマルどちらでも問題なく使用できます。


4. 文法的な特徴と構文


  1. 可算名詞としての扱い:

    “opposite” は単独で「正反対の人/物」を意味するとき、可算名詞です。


    • 例: “He’s the complete opposite of me.”(彼は私の正反対です。)


  2. 形容詞の “opposite”

    文中で別の名詞を修飾する場合は形容詞として用いられます。


    • 例: “We have opposite opinions.”(私たちは正反対の意見を持っている。)


  3. 前置詞の “opposite”

    「~の向かい側に」という場所的意味を表します。


    • 例: “My office is opposite the library.”(私のオフィスは図書館の向かい側にある。)


  4. 副詞の “opposite”

    “sit opposite” など、補語的に “opposite” が使われる場合もあります。



5. 実例と例文

日常会話 (カジュアルな場面)


  1. “My twin sister is the total opposite of me; she loves sports and I prefer reading.”

    (私の双子の姉は私と完全に正反対です。彼女はスポーツが大好きで、私は読むことが好きです。)

  2. “He’s the exact opposite of what I expected.”

    (彼は私が思っていたのとまったく正反対だよ。)

  3. “We moved to the opposite side of town last month.”

    (私たちは先月、街の反対側に引っ越したよ。)

ビジネス(ややフォーマルな場面)


  1. “His management style is the polar opposite of the previous director’s.”

    (彼の経営スタイルは前のディレクターとは正反対です。)

  2. “We need to consider the opposite viewpoint before finalizing our strategy.”

    (戦略を最終決定する前に、反対の見方を考慮する必要があります。)

  3. “The company’s marketing approach was the opposite of the usual practices.”

    (その会社のマーケティングアプローチは、一般的な手法とは正反対でした。)

学術的な文脈(レポートや論文など)


  1. “The theory proposed here stands in direct opposition to the prevailing model, serving as its opposite in many respects.”

    (ここで提案される理論は、主流のモデルとは多くの点で正反対の立場をとっています。)

  2. “In some philosophical debates, the concept of ‘self’ is often defined by its opposite, the ‘other.’”

    (哲学論争の中には、“自己” の概念はしばしばその正反対である “他者” によって定義される、という議論があります。)

  3. “Results indicated that the two sets of data were complete opposites in terms of trends.”

    (結果は、2つのデータセットの傾向がまったく正反対であることを示しました。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. contrary(正反対、相反する)


    • 「意見や態度などが相反する」という意味合いが強い。


  2. reverse(逆)


    • 方向や手順などが逆向きになっていることに強調点がある。


  3. antithesis(対極、対立)


    • 主に学術的或いは文語的に使われる格調高い表現。


  4. inverse(逆転)


    • 数学や論理で用いられることが多く、逆の機能や関係を示す。


反意語 (Antonyms)


  1. same(同じ)

  2. similar(似ている)


7. 発音とアクセントの特徴

発音記号 (IPA):


  • 米国英語 (US): /ˈɑːpəzɪt/ または /ˈɑːpəsɪt/

  • 英国英語 (UK): /ˈɒpəzɪt/ または /ˈɒpəsɪt/

アクセント:


  • 第1音節 “op” に強勢が来ます。

  • アメリカ英語では [ɑː] と長めに発音し、イギリス英語では [ɒ] の音になります。

よくある発音ミス:


  • “op-PO-site” のように第2音節に強勢を置いてしまう。正しくは “OP-posit”。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス: “oppisite” や “opossite” などと書き間違えないように注意。

  2. 同音異義語との混同: 近い音を持つ単語はあまりありませんが、第一音節を前に倒しすぎて「オー(/oʊ/)」のようになる発音に気をつける。

  3. TOEIC・英検など試験: “opposite” は位置関係や対比を表す文でよく出題されます。形容詞や前置詞・副詞としての機能もしっかり理解しておくことが大切です。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「‘op-’ = ‘against’、‘posit’ = ‘place’」、つまり「反対に置かれたもの」というイメージで覚えると、スペリングや意味の両方が定着しやすいです。

  • 視覚的に「向かい合っている姿」をイメージすると理解しやすいでしょう。例えば、向かい合って座る人を思い浮かべながら “opposite” と結びつけてみるのもおすすめです。


以上が名詞としての opposite に関する詳細な解説です。学習や実践でぜひ活用してみてください。

意味のイメージ
opposite
意味(1)

(…の)正反対の人(),相入れないもの《+of+

和英例文問題 / 中級英単語(CEFR-J B1)

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