元となった辞書の項目
mailbox
IPA(発音記号)
解説
以下では、英単語 mailbox
をできるだけ詳しく解説していきます。
1. 基本情報と概要
意味
- 英語: mailbox
- 日本語: 郵便受け / メールボックス
「家の玄関先や郵便局の近くなどに設置してあり、郵便物を受け取るための箱」を指す単語です。現代では、電子メールの受信ボックスなど、物理的な箱以外にも「通信を受信するための仕組み」にも使われます。日常的な場面で、「郵便物が届くのを確認する場所」のイメージで使われます。また、コンピューター用語として「電子メールの受信ボックス」を示すことも多いです。
品詞
- 名詞 (noun)
活用形
- 単数形: mailbox
- 複数形: mailboxes
他の品詞
- 「mailbox」は通常、名詞としてのみ使われます。形容詞や動詞形はありません。
(※「mail」自体は動詞で“郵送する”という意味がありますが、「mailbox」単体での別の品詞はありません)
CEFRレベルの目安
- A2 (初級)
まだ英語に慣れていない超初心者(A1)を少し脱したくらいで、身近な物や日常的な単語を覚えやすいレベルです。
2. 語構成と詳細な意味
- mail: 郵便物 / 郵送する
- box: 箱
両方を合わせた「郵便やメールを受け取る箱」という直訳的な構成です。
現代では、物理的な郵便受けだけでなく、コンピューターでの「メール受信箱」も指すことがあるのでご注意ください。
関連語や派生語
- email: 電子メール
- inbox: メール受信箱(電子メールに特化した言い方)
- outbox: 送信トレイ(まだ送信中のメールを置く場所)
- postbox / letterbox (主にイギリス英語): 日本でいう「郵便ポスト」
よく使われるコロケーション(共起表現)10個
- check the mailbox(郵便受けを確認する)
- empty the mailbox(郵便受けを空にする)
- stuff the mailbox(郵便受けに大量の郵便物を詰め込む)
- install a mailbox(郵便受けを設置する)
- lock the mailbox(郵便受けに鍵をかける)
- mailbox key(郵便受けの鍵)
- overflowing mailbox(郵便物であふれている郵便受け)
- digital mailbox(デジタルの受信ボックス)
- personal mailbox(個人用の郵便受け / 受信ボックス)
- organizational mailbox(組織・法人のメールボックス)
3. 語源とニュアンス
語源
- 「mail (郵便)」+「box (箱)」という単純な組み合わせが語源になります。アメリカ英語で「郵便受け」を指す便利な単語として広く使われ、イギリス英語では「letterbox」や「postbox」が同じ意味で使われます。
ニュアンス・使用時の注意点
- カジュアル / 日常: 家族や友人との日常会話で、ふつうに「郵便受け」として使います。
- フォーマル / 文章: ビジネス文書でも「mailbox」を使いますが、アメリカ英語寄りの表現です。
- 電子メール分野: IT分野やビジネス上のやりとりでも、「mailbox」は一般的に「受信ボックス」を指す場合があります。
4. 文法的な特徴と構文
- 可算名詞 (countable noun): 「1つの郵便受け、2つの郵便受け」のように数えられます。
- 「mailbox」の前には通常、冠詞(a, the など)や所有格(my, his, the company’s など)が付きます。
- 一般的な構文例:
- “I have a mailbox at the end of my driveway.”(私の家の車道の端に郵便受けがあります)
- “You can leave the letter in my mailbox.”(私の郵便受けに手紙を入れておいていいよ)
5. 実例と例文
日常会話での例文(3つ)
- “I forgot to check the mailbox this morning. Maybe there’s a package.”
(今朝、郵便受けを確認するのを忘れちゃった。もしかしたら荷物が届いているかも。) - “Our mailbox is broken; we need to fix it this weekend.”
(うちの郵便受けが壊れちゃって、今週末に直さなきゃ。) - “There’s a letter from Grandma in the mailbox!”
(郵便受けにおばあちゃんから手紙が届いてるよ!)
ビジネスシーンでの例文(3つ)
- “Please drop the invoice in the mailbox outside the office.”
(請求書をオフィスの外にある郵便受けに投函してください。) - “I’ll check the company mailbox for any urgent mail during the lunch break.”
(昼休みに会社の郵便受けを確認して、急ぎの郵便があるかどうか見ておきます。) - “Our department mailbox is located near the front desk.”
(私たちの部署のメールボックスはフロントデスクの近くにあります。)
学術的な文脈での例文(3つ)
- “All official notifications will be delivered to your campus mailbox.”
(すべての公式通知は、あなたのキャンパス内の郵便受けに届けられます。) - “Students are responsible for regularly checking their institution email mailbox.”
(学生は定期的に自分の学校のメールボックスをチェックする責任があります。) - “Please submit the exam documents to the professor’s mailbox before 5 p.m.”
(午後5時までに教授の郵便受けに試験書類を提出してください。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- letterbox(レターボックス)
- 主にイギリス英語で「郵便受け」を指す。戸口の差し込み口やポストも含む。
- 主にイギリス英語で「郵便受け」を指す。戸口の差し込み口やポストも含む。
- postbox(ポスト)
- イギリス英語では「郵便ポスト」、街中にある赤いポストなど。
- イギリス英語では「郵便ポスト」、街中にある赤いポストなど。
- inbox(インボックス)
- 電子メールの「受信トレイ」を示す専門的な用語。
- 電子メールの「受信トレイ」を示す専門的な用語。
いずれも「郵便物を受け取る仕組み」を指しますが、国によって言い方が違う点に注意。
反意語
- とくに明確な「反意語」はありませんが、郵便物を受け取らない「outbox」や「送信トレイ」との対比上、概念として対義的に扱われることがあります。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号 (IPA): /ˈmeɪl.bɒks/ (イギリス英語), /ˈmeɪl.bɑːks/ (アメリカ英語)
- アクセントの位置: mail の部分に強勢があります(詩のように “MAYL-box”)。
- イギリス英語では「ボックス」の “o” が [ɒ](「オ」に近い音)、アメリカ英語では [ɑː](口を広めに開ける音)になるという違いがあります。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “mail box” と分けて書くことがありますが、標準的には「mailbox」と一語表記です。
- 同音異義語との混同: 特になし。ただし “male box” などと誤変換しないよう注意。
- 試験対策: TOEICや英検では、日常生活を扱うセクションで「郵便物」に関連する語い問題に出ることがあります。「mailbox」という単語は比較的シンプルですが、イギリス英語での “postbox,” “letterbox” も合わせて覚えておくと混乱を防げます。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 覚え方のコツ: “mail” + “box” という分かりやすい組み合わせ。気持ち的には「メール(郵便)」と「箱」の二つがくっついているだけ、とシンプルに結び付けると覚えやすいです。
- イメージ: 家の前のポストや、パソコンのメール受信箱を思い浮かべましょう。実際にスマホやPCで「受信箱(mailbox)」をチェックするたびに「mailbox」と言ってみると記憶に定着しやすくなります。
以上が、“mailbox” についての詳細な解説です。日常生活からIT分野まで、広く使われる便利な単語なので、ぜひ覚えておきましょう。
意味のイメージ
意味(1)
郵便箱,ポスト(postbox)(《英》pillar・box);私宅の郵便受け箱(《英》letter box)