最終更新日:2024/06/11

彼女は家族のためにセーターを編むのが大好きです。

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She loves to knit sweaters for her family.

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元となった辞書の項目

knit

IPA(発音記号)
動詞

〈織物・服など〉‘を'『編む』 / …‘を'しっかりと組み合わせる《+『名』+『together,』+『together』+『名』》 / 〈まゆ〉‘を'寄せる,しかめる / 『編物をする』 / しっかりと組み合わさる

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解説

1. 基本情報と概要

単語: knit

品詞: 動詞 (主に他動詞、場合によっては自動詞)

CEFRレベルの目安: B2(中上級)


  • ある程度英語に慣れ、日常会話をこなせる人が、さらに幅広い表現力を身につける際に学ぶ単語です。

意味・概要


  • 英語: to make (a piece of clothing or fabric) by interlocking loops of yarn with knitting needles, or to unite/bring together tightly

  • 日本語: 「毛糸などを編む」/「人や物をしっかりと結び合わせる」

    「knit」は主にセーターやマフラーなどを「編む」ことを指します。比喩的に、「コミュニティを団結させる」など、「結びつける・一致団結する」というニュアンスでも使われます。

活用形


  • 原形: knit

  • 現在分詞/動名詞: knitting

  • 過去形: knitted / knit(どちらも使われる)

  • 過去分詞: knitted / knit(どちらも使われる)

他の品詞への変化例


  • 形容詞: knitted (例: a knitted sweater = 編んだセーター)

  • 名詞形: knitting (「編む行為」や「編物」を指す)


2. 語構成と詳細な意味


  • 接頭語: なし

  • 語幹: knit

  • 接尾語: なし(-edや-ingは語形変化に伴うもの)

他の単語との関連性


  • knitting: 名詞。編む行為や編む作業全体を指す。

  • knitted: 形容詞または過去・過去分詞形。主に「編まれた(状態の)」を意味する。

よく使われるコロケーション(共起表現)10個


  1. knit a sweater


    • セーターを編む


  2. knit a scarf


    • マフラーを編む


  3. knit socks


    • 靴下を編む


  4. hand-knit


    • 手編みの(例: a hand-knit sweater = 手編みのセーター)


  5. machine-knit


    • 機械編みの


  6. knit together a community


    • コミュニティを団結させる / 一体化させる


  7. knit one’s brow (or knit one’s eyebrows)


    • 眉をひそめる・しかめる


  8. close-knit family


    • 絆が強い家族


  9. knit fabric


    • 編み地(編み物の生地)


  10. keep on knitting


    • 編み続ける



3. 語源とニュアンス


  • 語源: 古英語の “cnyttan”(結びつける)に由来し、結び合わせる動作から「編む」へと意味が広がってきたと考えられています。

  • 歴史的な使用: もともとは「結ぶ、結び合わせる」意味が中心で、やがて羊毛を針で編む行為を具体的に指すようになりました。

  • ニュアンス・注意点:


    • 日常会話で「knit」は主に手編みを想起させるカジュアルなイメージがあります。

    • 比喩的に、人や組織がしっかり結束するときにも使われ、フォーマルな文章でも見かけます。



4. 文法的な特徴と構文


  • 自動詞 / 他動詞:


    • 他動詞として「(物)を編む」場合が多いです。

    • 例: She knit a scarf.

    • 自動詞としては「編み物をする」という意味でも使われることがあります。

    • 例: She sat by the fire and knitted.


  • よくあるイディオム / 構文:


    • knit one’s brow: 眉をひそめる

    • be knit together: 一体となる・団結する


  • 可算 / 不可算:


    • 動詞なので可算・不可算の区別はありませんが、「knitting」は不可算名詞として扱われることが多いです(「編み物」を指す場合)。



5. 実例と例文

日常会話 (カジュアル)


  1. “I’m learning how to knit a scarf for winter.”


    • 「冬用のマフラーを編む方法を習っているの。」


  2. “My grandmother used to knit sweaters for all of us.”


    • 「祖母は私たちみんなにセーターを編んでくれたものだ。」


  3. “Can you show me how to knit these stitches?”


    • 「この編み方をどうやるか教えてくれる?」


ビジネスシーン (ややフォーマル)


  1. “We need a strategy that will knit our diverse teams together.”


    • 「多様なチームを団結させる戦略が必要です。」


  2. “Her leadership helped knit the departments into a more cohesive unit.”


    • 「彼女のリーダーシップは部署を一体化させ、より結束した組織にした。」


  3. “Communication tools can help knit remote workers into the company culture.”


    • 「コミュニケーションツールはリモートワーカーを会社の文化に溶け込ませるのに役立つ。」


学術的な文脈 (フォーマル)


  1. “This historical analysis shows how cultural traditions knit communities during periods of crisis.”


    • 「この歴史分析は、危機の時期に文化的伝統がコミュニティをいかに結びつけたかを示しています。」


  2. “The paper proposes a model wherein social norms knit society more effectively than formal regulations.”


    • 「本論文は社会的規範が法規制よりも効果的に社会を結束させるというモデルを提案している。」


  3. “Researchers investigated how shared goals knit interdisciplinary teams in collaborative projects.”


    • 「研究者たちは、共同プロジェクトにおいて、共有された目標がどのように学際的チームを結びつけるかを調査した。」



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. weave (織る)


    • 「糸や布を織る」を指し、布を織機などで作る場合に使われる。用具や工程が異なる。


  2. stitch (縫う)


    • 針と糸で布を縫う行為。「knit」は毛糸を編むイメージに近い。


  3. crochet (かぎ針編みする)


    • かぎ針一本で作る編み方。「knit」は2本以上の編み針が一般的。


反意語 (Antonyms)


  • unravel (ほどく、解く)

    編んだものを解く・ほどくという意味。

    例: “She decided to unravel the sweater and start over.”


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA: /nɪt/

  • アメリカ英語: [nɪt]

  • イギリス英語: [nɪt]

  • どちらもほぼ同じ発音で、/n/ の直後に /ɪ/ を短く発音し、最後に /t/ を発音します。

  • アクセント: “knit” は1音節なので特別な強勢の移動はありません。

  • よくある誤り: 「k」を発音しないように注意(“k”は黙字)。単語末尾の “t” を弱めすぎると “nit” に近い音になるので注意。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “knit” を “nit” と書いてしまう点。先頭の “k” は発音しませんが、スペリングは必ず “k + n” で始まります。

  • 同音異義語との混同: “nit” (シラミの卵) と混同しないように。

  • 試験対策: 「TOEIC」や「英検」などでは専門的な単語としては頻出ではありませんが、読解パートで出てくる可能性があります。特に “knit together” の比喩的表現を理解することは大切です。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “K” はサイレントだが綴りはしっかりと: “k” を入れ忘れないように、「K (か)んでなく “ニット”」と覚えるとよいかもしれません。

  • “knit”=“編む・結束させる”: 「糸と糸が絡み合っているイメージ」を思い浮かべると連想しやすいです。

  • 勉強テクニック: 実際に小さな編み物プロジェクトを始めると、行為と単語がリンクして覚えやすいでしょう。


以上が、“knit” の詳細解説です。

「何かを編む」と「人や組織を結びつける」の両方で使える、便利かつイメージしやすい単語なので、ぜひ覚えて活用してみてください。

意味のイメージ
knit
意味(1)

〈織物・服など〉‘を'編む

意味(2)

〈まゆ〉‘を'寄せる,しかめる

意味(3)

編物をする

意味(4)

しっかりと組み合わさる

意味(5)

…‘を'しっかりと組み合わせる《++together,+together+

和英例文問題 / 中級英単語(CEFR-J B1)

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